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異百年戦争  作者: 鈴木颯手
第一章【王立士官学校】
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第三話:鍛錬

母からこの世界の一般的な教養を教わり父からは農作業の仕方を教わった。僕の両親は比較的とはいえ裕福な農家だからね。とは言え農業は国の礎と言ってもいい。軍みたいな派手さはないけどその軍の人たちを食べさせているのは僕たち農家だからね。まさに縁の下の力持ちと言った所さ。


さて、ここまで話したけど僕はこのまま農家として一生を終えるつもりはない。


と、言うのもせっかく前世の記憶を持っているのにただの農家で終わるなんてもったいないと思ったからさ。前世の記憶は価値観や前世の僕の知識の偏りなどであまり使えそうな物はない。銃の作り方どころか火薬の作り方すら分からないからね。でもいろいろな戦術は知っていたみたい。歴史シュミレーションゲーム?とか言うのをたくさんやってたみたいでそう言うのは知っているみたい。


だから僕は王立士官学校に入学したいと両親にお願いした。王立士官学校はガリア連邦王国の王都パリスィの郊外にあるとっても広い学園だ。勉学を学ぶための教室棟や寝泊まりする寮、他にも模擬戦なんかをやるみたいで広大な平原と森林、ちょっとした山や丘まである。


基本あそこは入学費が安いし卒業できれば王国軍の指揮官になれる様だから将来は約束されたも同然だ。無論卒業できればの話だけど。


そんなわけで僕は十歳の誕生日を迎えた時その事を両親に打ち明けた。いきなり王立士官学校に入学したいと言ったためか両親はとても驚いていたみたいだけど僕の気持ちを尊重してくれた。僕はとても良い両親を持ったみたいだ。これは軍で出世して両親にいい生活を送らせてあげたいな。


王立士官学校は十歳から入学できるらしいけど僕は余裕を持って十二歳に入学する事にした。十歳で入学させるところはそれほどないみたいだし僕はこれから準備をしなくちゃいけないからね。


王立士官学校は入学しやすいと言ってもやっぱり入学試験はあるみたいだ。これは王立士官学校からもらったパンフレットもどきに書いてあった。とは言っても最低限の算術、ある程度の体力さえあれば問題ないらしい。ただ、入学時点で言いクラスに行きたいなら他にも技術を身に着けていくみたいだけど。良いクラスって言うのは王立士官学校における成績優秀者が集まるクラスだ。まあ、基本的に一組がそうらしい。


王立士官学校には一組から六組まで存在していて、それぞれのクラスの再興人数が40人らしい。入学試験の結果次第では40人を下回る時もあるみたいだけど基本的に入学当初はどのクラスも満杯らしい。そしてこのクラスだけど、クラス替えが激しく行われる。一月に一度テストが行われ三か月に一度その三回分のテストの成績を受けて上下にクラス移動を行うらしい。成績優秀者は一組から入っていき赤点を執る者や留学が決定した者やその候補は最底辺の六組に入れられるらしい。その為入学時に一組に入ったからと言って気を抜いているとあっという間に六組に転落する事もあり得る。流石に王立士官学校というだけあってその辺はとても厳しいみたいだ。


だから僕は入学するまでの約二年間ひたすら鍛錬に励んだ。鍛錬と言っても朝と夜の走り込みに昼は農業をやりながらのトレーニング。鍬を畑に打ち込むたびに全力を入れていた。


おかげで入学を決意した頃よりもたくましい体つきになった。多少、という言葉が付いてくるが。やっぱり二年鍛錬した位で劇的に変わるわけもなかった。だけどやらないよりは全然いいからね。


そんなわけであっという間に入学予定の十二歳になり僕は両親とともにガリア連邦王国の王都パリスィへと向かっていた。


魔術:空気中に存在する魔素を術式(術式と言っても体の前方に集める感じ)に注ぐことで発動する物。様々な魔術が存在し自然現象を起こすエレメンタル系と治癒や身体強化と言った体に施す身体系、それらに属さない魔術がある。それぞれ下級、中級、上級に分かれており下級は習えばたいていの者が使え、中級は素質がなくても頑張れば使える。上級は完全に削室のある者しか使えない。その上に特級、神話級と呼ばれる忘れ去られた魔術がある。

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