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世界の天秤書
この度は、この小説を開いて頂きありがとうございます。
はじめまして、月華*と申します。
この小説では、伝説上・空想上の生物(実在する神話
や昔話の中の生物)、地名を使っており、
全てのものを漢字で表しています。
読み方がわからない漢字などは、指摘して頂けると
幸いです。
ふたつの世界がある。
ふたつの世界は永い永い時間の流れの中で
ぶつかり合い、
或る時__”扉”が開かれる。
選ばれしその少女が、
ふたつの世界を混沌に陥し入れる邪神を
成敗してくれることを願う。
幻想獣を統率せし獣と巫女が協力すれば
囚われの我が同志と、封印されし我が身は
ふたつの世界を照らすことが
再び可能になる。
均衡を保ちつつ、世界を照らさなければ
ふたつの世界は滅びゆきて
邪神の穢れし身と
暗澹たる重雲が宙を覆い、
幻想獣と人間は
地獄へと…____