婦人科系のがん
脚のリンパ浮腫の一番多い原因となる婦人科系のがんについてお話したいと思う。
原因となるがんの種類は子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんが主にあげられる。
上記の順番は、リンパ浮腫の患者さんの割合が多いがんの種類順でもある。
子宮頸がんの患者さんの割合が一番多い。
昔、ヨーロッパでヴィーナス病と呼ばれた病気だ。
修道女には決して発生せず、娼婦や遊び人の夫をもつ妻に多く発生する病気だといわれてきた。
私も教科書で子宮頸がんになりやすい人は
・初回性行為年齢が早い人
・性行為回数が多い人
・性行為の相手が多い人
・妊娠・出産経験数が多い人
等の方が多いことを学んだ。
これゆえに偏見で、子宮頸がんは遊んでいる人がなる病気、と思われがちであるが全く関係ない。
ただ単に確率の話なだけである。
発がんの原因に関与するヒトパピローマウイルスとは、接触によって感染する。そりゃあ性行為の回数が多ければ多いほどこのウイルスに感染する確率はあがる。
しかし、このヒトパピローマウイルスとはそこらじゅうに存在するありふれたウイルスである。(机の上とかそのへんにいる)
たった一回でも性行為経験があれば、感染する可能性があるということでもある。(挿入の有無も関係ない)
通常は、感染してもこのウイルスは自然に体外へと排出されるのであるが、そのとき感染者がたまたま抵抗力が落ちていたり、ホルモンバランスが乱れていたりすると、ウイルスは体内にとどまる。
運だと思う。本当にたまたま、が重なってウイルスは細胞をがん化させる。
『今まで主人しか知らずに生きてきたのに、発症した。
主人に感染させられたのかと思うと、悔しくて泣きたい。
恥ずかしくて外にも出られない』
なんてまるで性病のようにおっしゃる方が今でもいらっしゃると聞く。
全くの勘違いである。性行為経験のある方の多くは、人生で一回は感染するのである。何回も感染する方だっているだろう。
その中でもがん化する人はがん化し、しない人は一生しない。
しかしやはり、病気になりやすいタイプ、というのはあるのだろうと思う。
医療者や患者同士の間でもよく話されていることだと聞くので、あげさせていただくが(もちろん一概にはいえないが)子宮頸がんの患者さんには美しい方が多い。同性の私から見ても女性としての魅力が高い人がほとんどである。ちなみに子宮体がんの患者さんはふくよかなおっかさんタイプが多く、卵巣がんの患者さんは宝塚を思わせるスラッとした中性的な女性が多いと話ではよく聞く。
今までお会いした患者さんを思い出してみると、私もその通りだと思うことが多い。




