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夏生詩集

朝のコーヒー

作者: 夏生

空はやわらかな色で

微笑んでいます


風はなく、今日一日

雨は降らないようです


生まれたての朝は

しんとして冷たいです


上着を一枚羽織って

温かいコーヒーを

ゆっくり飲んでいます


ほろ苦い味が

口のなかいっぱいに

広がって


ささいなことは

何とかなりそう、と

思えてくるから

不思議です


これから朝食を

作ります

お弁当を

作ります


でも、あと少しだけ

忙しくなるには

ちょっと早い時間ですから


このひとときが

私にとっては(きん)なので

大切に使わないともったいなくて


今朝も元気にコーヒーを飲める

ありがたさに浸ります


ああ、おいしい~





















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― 新着の感想 ―
[良い点] ほのぼのですな~♪ [一言] 俺も明日は久しぶりにジョージアを楽しんでみることにします。和やかな気分になれる作品ですね。 BY/とーよー
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