世界は救われた。だから勇者は職を失った—記録されなかった事件を追う後日譚—
世界は救われ、魔王は倒された。——そして勇者は職を失った。
剣しか知らない勇者エルディアが辿り着いたのは、王都公文書院の「戦後記録の聞き取り」という仕事。担当の書記官リュシアは、勝利ではなく「迷い」や「選ばれなかった道」を記録しようとしていた。
記録に残らなかった村、書かれなかった声、救われた世界の片隅で消えた出来事。
エルディアはそれらを確かめるため、再び剣を携え、旅に出る。
これは、世界を救った“後”を歩き直す、英雄ではない一人の人間の後日譚冒険譚。
剣しか知らない勇者エルディアが辿り着いたのは、王都公文書院の「戦後記録の聞き取り」という仕事。担当の書記官リュシアは、勝利ではなく「迷い」や「選ばれなかった道」を記録しようとしていた。
記録に残らなかった村、書かれなかった声、救われた世界の片隅で消えた出来事。
エルディアはそれらを確かめるため、再び剣を携え、旅に出る。
これは、世界を救った“後”を歩き直す、英雄ではない一人の人間の後日譚冒険譚。
プロローグ
2025/12/25 19:33
記録される勇者
2025/12/25 21:00
記録されなかった村
2025/12/26 07:00
書かれた声、届かぬ返事
2025/12/26 12:30
記録は、誰のものか
2025/12/26 19:30
言葉の余波
2025/12/27 00:10
検閲官と白い余白
2025/12/27 07:10
地下目録の鍵
2025/12/27 12:10
読む者の値段
2025/12/27 19:10
焼けた目録と兵站の幽霊
2025/12/28 20:40
保護という檻
2025/12/29 21:10
聴取室の余白
2025/12/30 21:10