13.光る宝石
吾輩は猫であった。ふとしたきっかけで異世界転生してしまい、人間として生きている。こんな吾輩の異世界ライフをとくとご覧あれ。
ミケ達は港町での騒動の後、再び旅を続けていた。
しかし今回は特に目的もなく、ただ単に気ままな一人旅だ。
そのため、道中はのんびりと過ごす事にしたのである。
そんな時である、突然目の前に大きな湖が現れたのだ。
その美しさに見惚れていると、どこからか声が聞こえてきたのだ。
どうやらこの湖の水底には神殿があるらしいのだが、そこに祀られている女神が願いを叶えてくれるというのだ。
ただし願い事は1つしか叶える事が出来ないらしく、しかも叶えられる願い事は1つだけだそうだ。
ミケ達はその話を小耳に挟んだ途端、興味を持ったのである。
そこで湖底にあるという神殿に向かう事にしたのだ。
しかし、どうやって行くのか分からず途方に暮れていたところ、偶然にも地元の漁師に出会う事が出来たのだった。
話を聞くところによると、どうやらこの湖畔に洞窟があり、そこを通っていくらしいのだ。
そして漁師の案内のもと洞窟の入り口までやって来たのだが、中はかなり暗くて何も見えない状態であった。
そこで漁師の1人が魔法で明かりを灯してくれたのである。
ミケ達はお礼を言い、そのまま洞窟の中へと入っていった。
中に入ると辺り一面に水が溜まっており、足元に気を付けながら進んで行く事になったのだが、しばらく進むと道が二手に分かれていた。
片方は上へと続く階段になっており、もう片方は下に続く階段になっていたのである。
どうしようかと迷っていると突然足元が崩れ始めたのだ。
どうやら地下水脈があるようで天井から砂や石が落ちてきている。
このままでは生き埋めになってしまうと感じたミケ達は慌てて上に続く階段の方へと逃げ込んだ。
なんとか助かったものの、今度は目の前に大きな岩が落ちてきたのである。
このままでは潰されてしまうと思った瞬間、突然現れた黒い影によって助けられたのだ。
影はそのまま岩を砕き、助けてくれたのだ。
しかし、その姿は人ではなかった。まるで黒い猫のような姿をしていたのだ。
その黒猫はミケ達を見ると話しかけてきたのである。
お前さん達、今回は運が良かったようじゃな、と。
どうやらあの黒猫こそがこの洞窟を守っている守護獣のような存在らしいのだ。
ミケ達は黒猫に事情を話すと、どうやら出口まで案内してくれる事になったようだ。
そして無事に外に出る事ができたのだった。
ミケ達がお礼を言うと、黒猫は気にするなと言ってどこかへ行ってしまったのである。
その日からミケ達はあの黒猫の事を忘れずに覚えていた。
ある日の事である、港町でまた謎の光る宝石が出回るようになったそうだ。しかも以前よりも輝きが増しているというのだ。
これは一体どういう事なのか。そんな疑問を抱きつつもを続けていたのだ。その後も謎の光る宝石は出回る一方で原因不明のままなのだそうだ。
そんな時である、突然目の前に大きな山が現れたのだ。
しかもその山は頂上が雲に隠れて見えないほどの高さがあるようだ。
そんな山を見てミケ達は唖然としてしまったのである。
一体この山に何があるのかと疑問を抱きつつも登ってみる事にしたのだった。
しかし、山の傾斜はとてもきつく、どんどん体力を奪われていく。
ミケ達はなんとか頂上を目指して進んでいくのだが、途中で何度も休憩を挟みつつ進んで行く事になったのだ。
そんな時である、突然目の前に大きな扉が現れたのだ。
それはまるで巨人でも通れそうなほどの大きな扉だった。しかもその扉には不思議な模様が刻まれていたのだ。
一体これは何なのかと思っていると突然扉が勝手に開き始めたのである。そして中から光が差し込み眩い光に包まれたと思ったら、次の瞬間には見知らぬ場所に移動していたのだった。
そこはとても美しい場所だった。色とりどりの花が咲き誇り、小鳥たちがさえずっている。まるで天国のような光景が広がっているのだ。
ミケ達は驚きつつも辺りを見渡すと、そこには1人の女性が立っていたのである。女性は微笑みながら話しかけてきた。
初めまして皆さん、私はこの神殿の巫女をしている者です。
本日は皆さんにお願いがあってここにお招きしたのです。
どうか聞いてくださいませんか。そう言うとその女性は語り始めたのだった。
まず最初に皆さんが見た光る宝石ですが、あれはただの石ではありません。
あれは女神様の力が込められた魔法の石なのです。
その石は願いを叶えてくれると言われています。
ただし1つだけしか願いを叶えてもらう事はできませんのでよく考えてから選んでください。
そして次にこの神殿についてお話ししましょう。
この神殿には古くから伝わる言い伝えがあります。
それは、この神殿に祀られている女神様は願い事を叶えてくれる代わりに代償を払わなければいけないというものなのです。
その代償というのは人によって様々ですが、中には命に関わるような事もあるようです。
ですから、皆さんはくれぐれも願い事を選ぶ際は慎重に選んでください。
そして最後に忠告しておきますが、あの宝石に願いを叶えてもらった人は皆例外なく不幸な目に遭っています。
ですので、もしどうしても願いを叶えてもらいたいという方がいらっしゃったら私に相談してくださいね。
その悩みを一緒に解決できるよう努力しますので。
どうかお気をつけて旅を続けてください。それでは失礼しますね。
そう言うと女性は消えてしまったのである。
ミケ達は呆然としながらも再び歩き始める事にしたのだった。
しかし、しばらく歩いたところで突然地面が崩れ始めたのである。
ミケ達は慌てて逃げようとするのだが間に合わず落ちてしまったのである。
幸いにも怪我はなかったようだが、辺り一面真っ暗で何も見えない状態だ。
どうしようかと思っていると、どこからか声が聞こえてきたのだ。それは聞き覚えのある声だった。
どうやらあの黒猫のようだが、なぜここにいるのか不思議に思っていると、黒猫はこう言ったのだ。
お前さん達、今度は運が良かったようじゃな、と言ってきたのだ。
ミケ達が驚きつつも周囲を見渡すのだが、やはり何も見えなかった。
すると突然目の前に光が現れ、その光が徐々に大きくなっていくと、そこに巨大な猫が現れたのだ。
ミケ達は驚きつつもその猫に話しかけたのだが、どうやらこの猫はただの猫ではないらしい。
その猫は自らを女神の使いだと名乗ったのである。
そして女神の使いはミケ達にこう言ったのだ。
お前さん達、今回は運が良かったようじゃなと言ってきたのだ。
しかし、ミケ達はなぜ自分が運がよかったのか分からず困惑していたのである。
そんな時である、突然ミケ達は光に包まれ、光が収まると見覚えのある場所にいた。巨大な扉が現れた場所である。
ミケ達は元の場所に戻ってきたのだ。
山頂も気になるけど、先程神殿の巫女から聞いた光る宝石の話を港町に伝える必要があると考えたのだ。
ミケ達は来た道を急いで折り返して、出来るだけ早く港町へ向かう事にしたのだった。
吾輩は恐ろしい光景を目の当たりにしている。
光る宝石を買った人々が願い事を叶えたのだろう。次々と不幸が襲い掛かっている最中であった。
港町は今までに見たことのない魔物に襲われている最中であった。
ミケ達は戦闘態勢になり、魔物へと立ち向かう事にした。
しかし、相手は今までの敵とは比べ物にならないくらい強かったのである。
ミケ達の攻撃は全く通用せず、逆に返り討ちに遭ってしまったのだ。
その後何とか逃げ延びる事に成功したが、町は壊滅状態となってしまったのだ。
死傷者は多く、町としての機能は完全に失われてしまったようだ。
そんな時である、突然空から光が差し込んだと思ったら巨大な猫のような生き物が現れたのだ。その猫は吾輩に話しかけてきたのだ。
お前さん達、今回は運が悪かったようじゃな、と言ってきたのだ。
そして黒猫はこう言ったのだ。吾輩に任せろと言ってきたのだ。
すると今度は別の声がしたかと思うと、巨大猫の背中に女性が現れたのである。女性は微笑みながら話しかけてきたのだ。
初めまして皆さん、私は神殿の巫女をしている者です。
本日は皆さんにお願いがあります。
まず最初に皆さんが見た光る宝石ですが、あれはただの石ではありません。
あれは女神様の力が込められた魔法の石なのです。
その石は願いを叶えてくれる代わりに代償を払わなければいけないというものなのです。
ただし1つだけしか願いを叶えてもらう事はできませんのでよく考えてから選んでください。
代償というのは人によって様々ですが、中には命に関わるような事もあるようです。
ですから、皆さんはくれぐれも願い事を選ぶ際は慎重に選んでください。
そして最後に忠告しておきますが、あの宝石に願いを叶えてもらった人は皆例外なく不幸な目に遭っています。
ですので、もしどうしても願いを叶えてもらいたいという方がいらっしゃったら私に相談してくださいね。
その悩みを一緒に解決できるよう努力しますので。
それでは失礼しますね。
そう言うと女性は消えてしまったのだ。
ミケ達が伝えたいことはすべて伝わった。
避難した街の住人からは悲痛の叫びが聞こえてきた。
そして港町は強力な魔物により完全に制圧されたのであった。
冒険者ギルドの面々も被害は甚大。ギルドマスターに至っては最後まで必死の抵抗を続けたものの、一切の攻撃が効かずに討ち死んだとの事である。
魔物達は不思議な事に、港町の外には出てこなかった。
不幸を受ける相手が全て死んだのかもしれない。はたまた存在することで不幸を体現しているのだろうか。ミケ達には知る由もなかった。
この話題は、数か月の時をかけて大陸全土まで知れ渡る事になる。
一つの町が滅びた時、吾輩は自分の無力さを実感するのであった。
AIにより作成しているため、前後の関係値を全く気にしないでストーリーが進んでいきます。作成してる私自身も驚きを感じます。
この違和感を楽しんでもらえると幸いです。




