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10.港町

吾輩は猫であった。ふとしたきっかけで異世界転生してしまい、人間として生きている。こんな吾輩の異世界ライフをとくとご覧あれ。

次に目指すのは港町にすることにした。

久々に新鮮な海の幸が食べたくなったのだ。

ミケ達は転移陣を利用しつつ数日掛けて港町に辿り着くのであった。

まずは宿を探す事にする。治安さえ良ければしばらく滞在するつもりなので、安宿を探しておきたいのだ。

この街では厄介事には巻き込まれたくないものだと深いため息を吐く。

ミケのため息にサビは不思議そうに首を傾げる。

なんでもないよと、眉間を指で摘まみつつ手のひらを前に突き出し念をした。

大通りから一本外れた通りの宿で丁度いい場所を見つけたので、そこに滞在することに決める。

宿賃は1泊3パラムで2部屋30日間を前払いで払った。

国が違っても使える共通通貨は利便性が高く重宝する。

守護及び討伐で受け取った大金もほとんど使わずに過ごしている。

ミケは食料と転移賃位しか使っていない。移動と決めたら目的地までノンストップで移動するので宿賃も掛かっていない。

拠点を確保したので、早速海の幸を堪能しに行くことにする。

サビも海の幸は好きであり、ミケの意見には賛成の様だ。

大通りに並ぶ飲食店でデカデカと魚の看板を掲げている店が目に入る。

涎が垂れそうなところをグッと我慢し、サビと店に入ることにする。

ミケは気になるメニューを片っ端から注文。サビは特に注文はしない。

ミケは食べ物を分ければ良いと思っているので、サビが注文しなくても気にしない。

注文が届くと、ミケは手掴みで豪快に食べる。

サビはフォークとナイフを巧みに使い、綺麗に食べている。

ミケの食いっぷりに周りの客たちは唖然としている様子だが、気にせず食べ続ける。

2人合わせて1日分位は食べただろうか、満足したところで店を後にする。

次は冒険者ギルドへ立ち寄り、依頼を確認する事にした。

この街は初めてで特にこれといった情報も得られそうになかったためだ。

ギルドのカウンターでは受付嬢が声を掛けてきたので、最近の依頼の確認と何か面白い情報がないか尋ねてみる。

すると受付嬢はミケ達を新米冒険者と勘違いしたのか、丁寧に説明してくれた。

最近は特に目ぼしい依頼はないようで、他国で働くのも遠くて面倒なためかこの街に留まっている人が多いようだ。

情報屋についても聞いてみたが、この都市には居ないらしい。

しかし、隣国の様子なら分かるかもしれないとの事だ。

ギルドから出る際にもう一度掲示板を確認する。

たしかに旨みのある依頼はないようだ。

だがミケ達は割のいいものを探しているのではないため、地道な採取依頼を受けることにした。

海風が吹く断崖では薬草の材料になる植物が群生している。

この町の冒険者達は誰もが一度は受ける依頼だが、危険度の割に報酬が少ないので誰もやりたがらなくなる。

そのため薬草採取依頼は常に貼り出されており、簡単に依頼を受けることができるのだ。

海へと突き出る断崖まで来たミケ達は、早速依頼に取り掛かる。

ミケはパラライズポーションの材料になる薬草、サビはマナポーションに必要な材料であるマナ草を探す。

それぞれが手分けして採取するため効率よく進む。

しかし、その途中で気になるものを見つけたため、一旦手を止めて観察することにした。

それは崖の岩肌にへばり付くように生えているキノコだ。

見た目は毒々しいが、この海風では貴重な食料源だろう。

ミケとサビはそのキノコを採取しに岩場へと足を運ぶ。

すると、そのキノコは崖の岩肌に生えているためか、足元に注意しないと足を滑らせて落下しかねないほど不安定だ。

ミケは慎重に歩を進めながらキノコを採取する。

しかし、足元が滑ってバランスを崩してしまった。

そのまま落下するかに思えたのだが、ミケは空中で一回転して綺麗に落水したのだった。

その様子を見ていたサビは無表情で拍手している。

どうやらこのキノコは食料ではないようだ。

採取した薬草もキノコも海水に濡れてしまったが仕方がない。

海から上がるとサビの魔法で乾燥してもらう。

一段落したので冒険者ギルドへ報告に戻る。

すると受付嬢が笑顔で迎えてくれた。

どうやら依頼達成したようだ。報酬を受け取るとギルドを後にする。

そして宿屋へ向かおうとしたのだが、途中でこれまた美味しそうな食事処を見つける。

良い匂いに誘われて入った店の料理はどれも絶品であった。

ミケとサビはそれを食べ尽くす勢いで平らげていく。

2人合わせて300パラムを支払い店を出たのである。

やはり2人は食べるのが好きらしい。

宿に帰ってくると満腹になったせいか眠くなり、そのまま就寝する。

翌朝、ミケ達は冒険者ギルドへ立ち寄り依頼を確認。

すると、ある依頼に目が留まる。それは近隣の海辺での討伐依頼だ。

報酬は1人あたり500パラムと高額である。

受付嬢によると、この港町では最近になって海賊が出没しており困っているそうだ。

しかし、この港町の兵士では数が足りておらず対応しきれないらしい。

そのため、ギルドが冒険者を派遣することにしたのだそうだ。

ミケは依頼を受けることにする。

ミケとサビは戦闘の準備をして、海賊が出没している場所へと向かう。

港町を出て2時間ほど進むと、目的の場所に到着した。

ミケとサビは早速海辺へ向かう事にしたのだが、船の影一つない。

波の音が響き渡るだけで人の気配を感じられないのだ。

すると、突然潮風が吹いてきたためミケは目を細める。

その風に乗って何かが飛んできて、ミケの頬を掠める。

それは矢だったようで頬に赤い線が出来ていたようだ。

ミケが飛んできた方向を見ると、そこには海賊船があった。

どうやらこの船が海から現れたようだ。

ミケとサビは海賊船に向かって走り出す。

すると、今度は矢が雨のように降り注いでくるではないか。

ミケは走りながらも魔法を放つ準備を始める。

サビも同じく魔法を使うようだ。

2人はタイミングを合わせて同時に魔法を放った。

それは風と水で作られた合成魔法トルネードだ。

巨大な竜巻が海賊船に襲いかかり船体を切り刻んでいく。

しかし、海賊達は慌てずに反撃してくる。

その攻撃を避けながら次の手を打つ。

ミケはトルネードを維持しつつ、船体目掛けて次々と魔法を放ち続ける。

サビも同じく魔法で海賊船を狙い撃ちしている。

海賊達は必死に抵抗するものの、竜巻によって徐々に削られていく。

そしてついに海賊船が耐えきれずに沈没したのである。

その後、念のため生存者がいないか確認を行う。

しかし、残念ながら生き残りはいないようだ。

依頼があった港町の兵士から最後に依頼完了のサインを貰い、冒険者ギルドへと帰還することにした。

町へ到着するころには夕日が輝いていた。

2人はギルドに戻ると報告を済ませ報酬を受け取り宿へ帰る。

そして翌日、冒険者ギルドに顔を出すと、受付嬢から呼び止められる。

どうやらミケ達の戦闘を遠くから見ていた者の話を聞いて、是非ともギルドマスターに会って欲しいそうだ。

ミケ達は特に断る理由もないので会う事にする。

この町のギルドマスターはほとほと困り果てていた。

冒険者が少なく依頼もうまく回っていない。

住人の信頼を十分に得られてない自覚はあるらしい。

そこで最近この町に来た冒険者であるミケ達に、広告塔になってもらいたいという訳だ。

ミケ達は時間を持て余しているので、二つ返事で承諾した。

具体的に何をやればいいかと言うと、町中に声を掛けるのである。

地味ではあるが、依頼の数が増える可能性はある。

無気力に過ごしている冒険者達も、依頼が増えれば少しはやる気を出すかもしれない。

脅威は海賊だけではない。近郊で目撃されているモンスターや海の魔物達もそうだ。

漁師だけでは対応できない魔物からの護衛などを請け負えばいい。

なぜ今までしてこなかったのかが不思議だったが、町の散策がてら宣伝活動を始める。

ミケ達はギルドマスターと共に町中へ出向き、声を掛けながら宣伝を行う。

そして、その効果はすぐに現れた。

漁師の護衛などは需要があり、他の仕事よりも報酬が安定していた。

他にも転移陣までの護衛任務や、失せ物探しなんかも依頼が来るようになった。

今まで、冒険者ギルドは町の住人とのコミュニケーションが足りておらず、依頼が回ってこなかったのだ。

やる気のなかった冒険者達も活気づいてきて、瞬く間に冒険者ギルドは賑わいを見せた。

ギルドマスターはミケ達に、サブマスターとして冒険者達の管理を申し出てきたが、ミケはきっぱりと断った。

仕事に縛られたくないから冒険者として各地を転々としているのだ。

サビもミケに同意している。

ギルドマスターは残念そうであったが、しぶしぶミケ達の意向を受け入れた。

10日程経った頃、大海原では面白いことが起きていた。

ミケ達が宣伝活動を始めてから、海賊が姿を見せなくなったのだ。

しかし、それは一時的なものに過ぎないだろう。

またいつ襲ってくるか分からないため、警戒は怠れない。

だが、ミケ達の心配とは裏腹に海賊達は現れなかった。

そして1週間が経過した頃、ついに海賊船を発見。

その海賊船は今までと明らかに違う雰囲気を漂わせていた。

まるで軍隊のように統率の取れた動きをしているのである。

これは何かがあるに違いないと直感したミケは、サビと共に海賊船へ乗り込むことにした。

すると、突然船内に光が灯る。

どうやら何かの罠が仕掛けられているようだ。

ミケは油断なく周囲を観察しつつ前に進む事にした。

サビもそれに合わせて警戒しながら進んでいく。

しばらく進むと広い部屋に出たので、そこで一度足を止めることにした。

部屋の中を見渡すと奥に扉があることに気づく。

その扉を調べるため近付いていくと、扉が勝手に開いたのだ。

中から姿を現したのは巨大な怪物だった。

3mを超える身長に筋骨隆々で鋭い爪と牙が生えている。

今まで見たことのない魔物だった。

ミケ達が驚いているうちに、その怪物はゆっくりと近付いて来る。

そしてサビを掴もうと手を伸ばしてきたではないか。

不意を突かれたサビは反応できずに捕まってしまう。

それを見たミケは慌てて魔法を放つ準備をするのだが間に合わない。

そのままサビは持ち上げられてしまう。

ミケは必死に助けようとするのだが、怪物の力は強くビクともしないようだ。

すると、怪物は突然苦しみだした。

どうやら既に寿命が尽きかけていたようだ。

怪物は叫び声を上げながら、その場に倒れ込んでしまった。

ミケは急いで駆け寄り様子を見る事にしたのだが、すでに事切れていた。

すると突然、部屋中に声が響き渡ったのである。

それはこの怪物の声だった。

その怪物は自分が倒された事を悟り、最期の力を振り絞って語り始めたのだ。

その内容とは、

かつて海を支配していた魔王がいたそうだ。

その名はクラーケンというが今はもう存在しないらしい。

クラーケンは地上を支配しようと試みたが、人間達に阻まれる。

その結果、とうとう地上から引き上げた。

そして長い年月が過ぎ、ミケ達のいる大陸にやって来た。

しかし、その大陸にも人間達がいたので、何度も戦いになった。

そして遂に魔王は敗れてしまうのだが、最期の力を振り絞って魔法を放った。

それがこの怪物だ。

その怪物の魂は今も彷徨っているらしく、時折先程の様に受胎を果たし人間を襲っているという。

ミケ達はその話を聞きながらも、この怪物をどうするか考えていた。

このまま放置するわけにもいかないので、とりあえず解体してみる事にしたのだ。

怪物の体は硬くなかなか刃が通らない。

サビに手伝ってもらいながら何とか解体する事ができた。

すると中から小さな宝石のような物が出て来たではないか。

それを手に取ると突然輝きだし、光が収まる頃にはなくなっていたのである。

軍隊のような海賊船は次々と海へ沈んでいく。

ミケ達も急いで避難する。結局、海賊はいなかったのである。

冒険者ギルドへ戻り、事の顛末を報告する。

港町の海は再び穏やかな日常を取り戻したのである。

その後、怪物は現れる事が無くなったという。

AIにより作成しているため、前後の関係値を全く気にしないでストーリーが進んでいきます。作成してる私自身も驚きを感じます。

この違和感を楽しんでもらえると幸いです。


最近のAIはエロに導こうとしてきます。

すごく困ります。

一生懸命ファンタジーに引き戻すため、何度も生成を繰り返してます。

全然進まないです、悲しい。

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