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神の目を持つ少女
神の目を持つ少女。
その目に映った人間は、例外なく気が狂れるといわれている。そのため、人とすれ違う時はいつも頭巾を「きゅっ」とやっている。
ある日、一般ピーポーから彼女のもとへ1通のクレームが届いた。内容は以下の通りだった。
『そんな危ない目を持っていながら、いつもいつも「きゅっ」だけで対策しているのは如何なものかと思います。もっと完全に覆った方がいいと思います』
これに対し彼女は「そんなことしたら歩けんくなるだろ。バカか?」と激怒し、送り主の家を特定し、目を覆わずに出向いた。
インターホンを押すと、中から「ハーイ」とイクラちゃんのような高い声が聞こえたのち、すぐに玄関が開いた。
現れたのは村で1番眉毛の濃い男だった。
「ちょ、なんで目隠してないんですかぁ!」
それが最後の言葉だった。
それから彼は毎日銭湯に行き、知らない男のちんちんの皮を引っ張っては戻し、引っ張っては戻しを繰り返す日々を送るようになったという。
全員こうなる。
というかなってる。
今日の銭湯もカオスである。