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バンサの子守唄
ペサディラ地方に伝わる怪異の伝承。名をバンサという。
夜、歯を磨かずに布団に入った悪い子のところに音もなく現れ、枕元で子守唄を歌うとされている。
その子守唄をフルで聞いたら最後、バンサの住む歯を磨かなくていい世界に連れていかれてしまうのだという。
子守唄の歌唱時間は約5分で、歌詞の間違いがあったり、いびきによる邪魔が入ったりするとまたやり直しになる。
残念なことに、今年もすでに1人連れていかれている。
手紙によると、向こうの世界でも楽しくやっているそうなので心配はいらないとのことだった。
また、バンサが現れた家の子に聞きこみ調査をし、その子守唄のメロディと歌詞を再現してみたところ、スペイン語版のマツケンサンバに限りなく近いことが分かった。