表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
薬売りと魔王  作者: 月森 かれん
第3章
27/31

共闘

 「あなたの思い通りにはさせません。マジックサークル!」 


 エリスがバリアを張るとそれと同時にベルゼブブがラング王に飛びかかっていく。


 「ケイオスネイル!」


 「カアアァッ!」

 

 ラング王の周りに黒い球体が現れたかと思うとベルゼブブに向かって飛んでゆく。


 「ッ⁉フレイムガン!」


 ベルゼブブは火球で相殺するとエリスの傍に戻った。


 「オイオイ、詠唱の代わりに叫んでんのか⁉

年食ったら魔力が増して叫ぶだけでいいとかあんの?」


 「……わからない」

 

 「そうか……ダークホール‼」


 再び飛んできたラング王の魔法を打ち消すとベルゼブブは王と対峙する。

 ラング王は眉間にシワを寄せてベルゼブブに問いかけた。


 「貴様、悪魔のくせに何故善意を行う⁉」


 「悪魔使役してんならわかるだろ!「契約」なんだよ。

オレ様は「契約」は絶対に守るからな!」


 「先程の魔法といい、その話し方といい、悪魔の中でも

上位か?」


 「さぁてな。答える義理はねぇ。

失せろ、デメイションランス!」


 「ぬんッ‼」


 ベルゼブブは槍をラング王に向けて放ったが、彼の一喝で全て消滅した。魔法を打ち消す波動でも放ったようだ。


 「オイオイ、どうなってんだよ……」


 「終わりか?ならばワシの番だ。キエェィッ‼」


 もはやシャーマンが儀式を行う時のような詠唱だが、それでも威力は強くバカにはできない。

 ラング王の詠唱によって生み出された稲妻がベルゼブブに襲いかかる。


 「クリフシールド!」


 ベルゼブブは地面を隆起させて稲妻から身を守ると再び

エリスの傍に戻った。

 大きく息を吐いたベルゼブブにエリスが心配そうに声を

かける。


 「勝てそう?」


 「ハッ、オレ様を誰だと思ってやがる。ぜってぇ勝つ!

 とは言ったが、アイツはベリアルから魔力を貰ってるようでな。威力はほぼ互角だ」


 「なら、魔力が尽きるのを待つしかない?」


 「最悪そうなる。お互いに隙ができるのをうかがってる状態だ。

 ああ、オレ様の魔力なら心配するな。

それにお前から貰った分もあるし」


 「何をコソコソと話しておる!ハアァッ‼」


 ラング王がそう言うと今度は地面が隆起し先を尖らせて

エリス達に襲いかかる。

 ベルゼブブは宙に浮くとエリスを見下ろした。

バリアにはヒビが入っているがそれのおかげで無傷のようだ。

 エリスが素早くバリアを張り直す。


 「怖ぇー怖ぇー。おい、大丈夫か?」


 「うん……。攻撃魔法使うよりは消費が少ないから……」


 エリスは肩で息をしていた。今までの継続的な魔力消費と操られていた間の多大な魔力消費の2つの負担が体にのしかかっているのだろう。


 「高を括っておったわ。まさかテオドールが上位の悪魔を使役しているとはな」


 「…………」


 「ウォータースパイラル!」


 「せぇいッ!」


 チャンスと思ったようでベルゼブブは魔法を放ったがラング王にあっけなく阻止される。

 

 「チ、隙がねぇ。なんかあればいいんだが、

そう都合良く……」


 「アースブレイド!」


 勇ましい声がしたかと思うとラング王に向けて地面に亀裂が入る。ラング王は一瞬目を見開いたがすぐに後退して亀裂の元を睨む。

 そこにはアンナが剣を構えて立っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ