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第一話 混じりモノ

「おはよー!」

「おはよー。昨日の◯◯見た?」


そんな声が聞こえる普段と変わらない道を

いつもと同じように歩き、学校へ向かう。



俺の通ってる学校『セベリヌ学園』には

様々な種族が在学している。

俺のような『人間』や『エルフ』の人型だったり、

『スライム』や『ドラゴン』も居る。


自己紹介が遅れた。

俺の名前はケン。高校2年生の種族は『人間』。


実際、学校だけじゃなく社会にも沢山の種族がいて、

それぞれが特性を活かして共存している。


だけどこの世界には一つ大きなタブーがある。



それは『他種族との子作り』



理由はたくさんあるけど、よく言われるのが

「子どもが死亡する可能性が高い」こと。

流産や生まれてすぐに亡くなるケースが多いそうだ。


無事に生まれたとしても障がいを持つ者も多いため

他種族の間で生まれた子は『混血』や『混じりモノ』と呼ばれ、汚らしいモノ・害と考え嫌う者も少なくない。


とは言っても他種族の恋愛は世間的に普段であり、結婚することもよくある。

彼らが子どもが欲しい場合は体外受精などを使うらしい。



しかし、俺は『混じりモノ』に会ったみたい。

どんな容姿をしているのか、どのような特性を持っているのかとても気になる。



そんな事を考えながら、教室へ入る。


「お、ケンおはよう」


話しかけてきたのは友人のフレイザ。

小学校からの付き合いで種族は『リザードマン』。


「おはよう」

「おい知ってるか?今日転校生が来るらしいぞ」

「へえー」

「しかも、可愛い女の子」

「種族は何なの?」

「そこまでは知らないなー」


そんなぼんやりと話をしていたらチャイムが鳴る。


「転校生、楽しみだな」


その一言を言ってフレイザは席に戻る。

すぐ後に先生が入ってきて


「知ってる人も居ると思うが、このクラスに転校生が来る。入っていいぞ。」


教室のドアが開く。入ってきたのはサラサラとした長い金髪と長い耳の女の子だった。


「エルフか?」

「可愛いー」


教室が盛り上がるが、先生がすぐに鎮める。


「自己紹介をお願いします」



「えーと、はじめまして。名前はエリスと言います。

種族は『エルフ』と『ヴァンパイア』の"混じりモノ"です」


と言いニッコリと笑う。口元には鋭い牙が見えた。


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