勇者の悲劇! ~ロイの日常~
引き続き番外編です。
試験的に書き方を変えてみてます。
ロイの一人称視点でのお話しのつもりでしたが、勉強不足のためブレブレです。
この書き方をメインにしたいのですが、今のところ未定です。
難しいので、、。
温かい目で読んで頂けると幸いです。
そうだな。
この展開には結構慣れてきた。
慣れたくもないけど、慣れたものは仕方ない。
だから経験を生かして冷静になろう。
勇者派遣会社ブレイブロード
オレの所属する会社でオレの根城でもある。
うん。間違ってない。記憶はしっかりしてる。
ここはオレの部屋。
少ない給料をやりくりして家具を揃えて、最近は転生者が書いてるマンガとかいうのを集めたりもしてる。
バカみたいに高いけど面白いからまぁそこはよしとしよう。
オレのためのオレの空間だ。
そこにオレがいるのもおかしくない。
よしよし。なかなか冷静だ。
探偵になるってのも悪くないかもしれない。
機会があったら転職を考えてみよう。
多分社長に半殺しにされるけど。
さて。
そんなオレの安らぎの空間に美女と美少女が5人。
スヤスヤと寝ている。
うん。悪くない。
無防備な寝姿と乱れた服なんかはこのまま脳内保存しておきたいくらいだ。
しかし、何で女の人ってのは寝るときにこんな服を着るんだろうか。
エロアピールしてるか、無自覚なのか。
まぁ本人がこうなることを予想してるってのは考えにくいから無自覚なんだろうな。
もう少し気を付けてほしいもんだ。
男にしてみりゃ剣とか魔法よりよっぽど攻撃力があるんだから。
「って、ちげーよ!!!」
待て待て待て!
冷静にくだらないエロに浸ってる場合じゃない!
いや、エロは決してくだらなくなんかないけど、今はいらない!!
「あー、何でこんなことになってんだ、、。」
肝心なところの記憶が無いのが腹立つ。
都合の良いんだか悪いんだか分からんこの記憶力は今後どうにかしよう。
「しかし、どうするか、、一番起こしても問題無さそうなのは、モナさんか?」
いや、この人はダメだな。
普段は冷静だけど今はダメだ。
多分、一瞬で殺意を向けられる。
さすがにまだ死にたくない。
「と、なると、、ミディアか?」
いや、こいつも無しだな。
状況の飲み込みは早いだろうけど、解決には程遠い行動を取る危険性が高い。
エロいのはこの光景だけで十分だ。
「ノア、、は、無しだな。フィナも。」
ノアはオレが予想できる行動を取られるとオレの心が折れる。
恋愛感情かは分からんがこの子に嫌われたら死にたくなりそうだ。
フィナもダメだな。
多分物理的に折られるし嫌われたら死にたくなる前に殺される。
「と、なるとアリシアか。」
まぁ妥当か。一番付き合い長いしな。
こいつなら多少嫌われてもすぐ元に戻せる気がする。
そういう意味じゃこの中で一番信用できる。
よし、君に決めた!
「アリシア、おい、アリシアって。」
「んぅー、、、。」
グッスリ寝てんじゃねぇよ。
往復ビンタ喰らわすぞ。
お前オレの同僚なんだからたまには助けてくれよ。
さっさと起きてオレにこの状況を打破する知恵を授けてくれよ。
「アリシア。起きろって。」
「んぅー、、なによぉ、、ロイぃ?何時だと思ってんのよ、、静かにしてよ、、。」
朝だよ朝!
とっくにお日様は出勤してるよ!!
やっぱりビンタしてやろうか、、。
いや、まぁ今日はやめとこう。今日は。
「アリシア起きろって。頼むから。起きてオレを助けてくれ。」
「うるさいなぁ、、トイレぇ?勇者なんだから一人で行きなさいよ、、。」
「勇者関係ねぇしトイレくらい勇者になる前から一人で行けるわ!起きろって!静かに!早急に!」
「もう、、なんなのよ、、。」
よし、やっと起きたか。
とりあえず、状況を確認してくれ。
そんでもって、こうなった経緯とこれからの策をオレにくれ。
「、、、なにこれ?あんた、、何したの?」
「何もしてねぇよ!覚えてないけど、誓って何もしてねぇよ!だから、お前を起こしたんだよ!説明してくれよ!」
「、、、覚えてない。」
あー、こいつ使えねぇ。
やっぱりただの変態ドMだ。人選ミスったぁ。。
「とりあえずみんな起こせばいいんじゃない?」
バカなのか?こいつバカなのか?
何のためにお前だけを起こしたと思ってんだよ!
察しろよ!惨劇になるだろがっ!
「いや、それは無理だろ。俺が死ぬ。色んな意味で。」
「じゃあ、どうすんのよ。』
「それを考えてもらうために起こしたんだよ。」
「えぇー、、、。」
あー、くそっ。
ただでさえ残念な妄想癖持ちなのに寝起きじゃ使いものになるわけねぇか。
やっぱり寝かせとくんだったな。
しかし、静かにとはいえこれだけ話してても起きないんだし、案外いけるか?
「とりあえず部屋を出よう。それから考える。オレがここにいてたらみんなが起きたときやばい。」
「あー、はいはい。めんどくさいなぁ、、。よっと、、あっ、、」
おー。綺麗に踏んだな。モナさんの足。
芸術点つけるなら満点だ。
そのあとのノアへのダイブも見事だ。
もう文句無しにお前が優勝だよ。
メダルの代わりに後でビンタをくれてやるよ。
「んぅー、痛い、、踏まれた?」
「苦しいです、、地震ですか?」
まだ間に合う。
今ならみんなで寝てたらアリシアが寝ぼけて事故ったで済む!
間違えてオレの部屋で寝ちゃったね。アハハ。で全て終わる。
そしてオレは気を使って事務所で寝てたってことにすれば紳士でいられる。
そんなキャラ作ったことないけど後でどうとでもなる!
とにかく今は脱出だ!
悪いなアリシア!屍を越えさせてもらう!
「あっ、ちょっと!助けなさいよ!!」
「おい!やめっ、、」
そうだな。
オレが間違ってたよ。
お前は転んでもタダじゃ起きないよな。
だからってズボン引っ張るなよ。
見ろよ。オレのお尻丸出しだよ?
しかもフィナの可愛いお尻に顔埋めて右手にはミディアの胸ときたもんだ。
これ、転生者のマンガで読んだなぁ、、。
なんだっけ?そうそう。ラッキースケベだ。
あれだなぁ。読んでるときは主人公が羨ましかったけど、実際になってみると全然だな。
言い訳で頭フル回転だし恐怖で感触を楽しむ余裕もない。
「ロイさん、、何をなさってるんですか?」
あー、これモナさんキレてるな。
近くに剣無くてよかったー。
「ロイさんが、、フィナちゃんのお、お、お尻に、、。」
ノアはこんな時でも反応が可愛いなぁ。
さすがオレの後輩。
でも、何でかな。
小太刀を抜く音がするんだけど。
「ニャハッ♥️せんぱい、触りたいなら言ってくれればいいのに♪」
お前、反応早くないか?
結構前から起きてたんじゃないだろうな。
もしそうならニャハッ♥️なんて二度と言えないようにしてやるからな。
だからとりあえずオレの右手を服の中に入れようとしないで。
嬉しいけど今はやめて。
「お尻が痛いです、、何ですかぁ?」
あー、ほら。
これで全員お目覚めですよ。
おはようございます。
「アー、ハハッ。ごめんね?ロイ。」
あぁいいよ。
お前はもう往復ビンタ確定してるから。
けど、謝るならせめてそういう顔しろよな。
「あの、、みなさん?、、お目覚めのとこ悪いんですけど、、少しお話をさせて頂けないでしょ、、あっ!やめて!やめて!あーーー!!」
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アリ「にしても、何でこいつの部屋で寝てたのかしら?」
ノア「そうですねぇ。不思議です。」
ミディ「もうっ、、せんぱいったら乱暴なんだから♥️」
フィ「お、、おし、、おしり、、」
モナ「フィナ、しっかり。ミディアも朝からやめてくださいね。とりあえずこんな下衆は放っておいて朝食にしましょうか。」
アリ「そうですね。ご飯♪ご飯♪」
ノア「今朝は何にしましょうか。。」
モナ「そうねー。お魚かしらね。」
ミディ「いいねぇ♪」
フィ「お、、おし、、おし、、り、、」
ホントにここの女性は強くて綺麗で自慢だよ。
少し落ち着いたら医者呼んでもらおうかな。
それまで何とか意識を保とう。
死因がラッキースケベなんて笑えねぇ。
悲劇終了?!




