転生の勇者志望!
~~ウィザリア近郊の森~~
ロイ「おらぁっ!」
ズバッ!
ブクブクブク、、、
ロイ「ふぅ。大体片付いたか。さて、あいつらはっと、、」
アリ「アッ、アタシを粘液まみれにしてどうするつもり?!いいわ!来るなら来なさい!どんな仕打ちにだって負けないわっ!さぁっ♥️さぁっ♥️」
ゴツンッ
アリ「痛っーーい!」
ロイ「だからっ!自分から迫ってんじゃねぇよ!言葉の通じねぇスライムをドン引きさせるってお前天才かっ!」
アリ「迫ってないわよっ!あいつがアタシをメチャクチャにしようとするから抵抗してたんじゃないっ!」
ゴツンッ
ロイ「それが迫ってるって言ってんだよっ!」
アリ「痛っーーい!二回も殴らなくていいじゃないっ!!」
ロイ「ったく、ド変態が、、。さて、ノアは大丈夫か?」
ラージスライムを前に硬直するノア。
両手で構えた小太刀がカタカタと震えている。
ロイ「ノア?!あいつやっぱり無理して、、」
~~朝、ブレイブロード事務所にて~~
ロゼ「今日は三人でラージスライムの討伐をお願いね。」
ロイ「またスライムですか、、。何か最近多くないですか?」
ロゼ「んー、こればっかりはねぇ、、。自然現象みたいなものだし、、。」
スライムはモンスターの死骸や枯れた植物から発生する一つの現象みたいなもので、知能が無く「食べる」という本能のみで活動している。
厄介なことに食の好みが人間と似ているので農園などを襲うことが多くこうして討伐依頼が出される頻度もずば抜けて多い。
更に厄介なのが一般人はともかく勇者にも嫌われているモンスターなので基本的には何でも引き受けるブレイブロードに依頼が回ってくるというところだ。
アリ「フフッ♥️スッライム♪スッライム♪」
ロイ「おい変態。今日は3人だからフォーメーションの確認するぞ。」
アリ「だっ誰が変態よっ!!」
ロイ「お前しかいねぇだろ。ったく。ノアもこっちに来てくれるか?」
ノア「、、、、。」
ロイ「ノア?どした?」
ノア「あっ、、いえっ!何でもないです!今行きます!」
ロイ(どうしたんだ?ノアのやつ。いつもと様子が違うような、、)
~~~~~~
ロイ「ノアっ!!」
ダダダダダダッ
ノアのもとに走るロイ。
ロイ(理由は分かんねぇけど、やっぱりいつもと様子が違う!くそっ!連れてくるんじゃなかった!)
ロイ「おらぁ!!」
ズバッ!!
ブクブクブク、、、
ロイ「はぁ、はぁ、はぁ、ノア!大丈夫かっ?!」
ノア「あっ、、はい、、大丈夫です、、。」
緊張の糸が切れその場に座り込むノア。
ロイ「どうしたんだよ。今日は何か変だぞ。体調悪いのか?」
ノア「いえ、、その、、実は、、スライムが苦手で、、」
ロイ「へっ?」
ノア「あのヌメヌメした感じがもう、、見てるだけで気持ち悪くて、、。小太刀も服も汚したくないし、、でも、仕事だから戦わないといけないし、、、。」
ロイ(怯えてたんじゃなくて責任感と嫌悪感でパニックになってたって訳か、、今度からスライム討伐にノアは連れてこれないな。)
ロイ「まぁとにかく無事でよかった。依頼はこれで終わりだし、とりあえず帰るか。」
ノア「、、はいっ。」
ロイ「おいっ。行くぞ変態。」
アリ「だからっ!変態はやめてって、、」
ガサガサッ
「オォオオオオオオオ!!!」
アリシアの背後からモンスターが飛び出す。
ロイ「なっ?!オーク!!」
ロイ(何でこんなとこにオークが!こいつらは知能も高いしこんな人里近くに現れることなんてほとんど無いはずなのにっ!)
「グゥオアアア!」
ロイ(ヤバいっ!初動が遅れたっ!アリシ、、)
ヒュンッ
アリ「はぁっ!」
ザシュッ!!
「ォオオ、、オオ、、ォォ、、」
ズゥーーン
地響きと共にオークが倒れる。
アリ「下衆め、、。」
嫌悪感に満ちた眼で倒れたオークを睨むアリシア。
ロイ「えぇええ、、、、。」
アリ「二人とも平気?」
ロイ「待て待て待て!お前いつもの変態モードはどうしたんだよっ!オークなんて凌辱妄想満たすには最適だろっ!」
アリ「オークは無理。こいつらだけはお断り。」
ロイ「なんだよそれ、、お前の基準どうなってんだよ、、。」
ノア「アリシアさんって強いんですね、、、。」
ロイ「普通にしてればな。剣術だけならブレイブロードで一番かもしれない。」
ノア「すごいですね、、。」
ロイ(その普通にしてればってとこがこいつにとっては最難関なんだけどな、、。)
アリ「何してるの?早く帰るわよ。」
ロイ「あぁ、、。」
ノア「はいっ!」
~~王都ウィザリア~~
~~商店街~~
ロイ(やれやれ。事務所に戻ったらオークのこと社長に報告しないとな、、。その前に腹ごしらえしないと。すぐ別の依頼に行かないとだろうし、、。)
ロイ「何か食べてから帰るけど二人はどうする?」
ノア「ご一緒します!」
アリ「そうね。アタシもお腹空いたかな。」
ロイ「んじゃ、どっかで適当に食べ、、、」
ドンッ
ロイ「うぉっ!」
突然、路地裏から飛び出してきた青年とぶつかるロイ。
ロイ「痛てて。わるい。前見てなくて、、」
倒れ込んだ青年に手を差し伸べるロイ。
「ーーー!!ーーーーーー!!」
ロイ(何だ?聞いたことない言葉だな、、。)
「ーー!ーーー?!ーーーーー!」
ロイ(んー、分からん。見たことない服だし、どっか辺境の部族か?とりあえず怒ってるみたいだ。)
ロイ「あー、、、ぶつかって悪かったな。」
「ーー!!」
ロイ(ダメそうだな、、。)
すると路地裏からもう一人青年が現れた。
倒れ込んだ青年を立ち上がらせると何やら会話を始める。
「ーー?」
「ーーー!ーーーー!」
「ーー?!ーーー!!」
「ーー!!」
ロイ(何だ、、仲間がいたのか、、)
二人の青年はロイを少し睨み付けた後、すぐに走り去っていった。
ロイ(そんなに怒んなくても、、、。)
アリ「礼儀の無い人達ね、、大丈夫?」
ロイ「あぁ、、。」
ノア「何だか変わった人達でしたね。見たこと無
い服に、聞いたこと無い言葉でしたし、、。」
アリ「ド田舎の部族か何かでしょ。まともに生活してきた人があんな失礼な態度をとれるわけないわ!」
ロイ「おいおい。ド田舎の部族がまともな生活してないみたいな誤解を招く発言はやめとけよ。」
アリ「むぅううっ」
ノア「フフッ。アリシアさん頬膨らませてかわいいです。」
ロイ「まぁケガも無いし大きなトラブルにもならなかったし、気にすることないだろ。さっさと飯食いに行こうぜ。」
ノア「はいっ!」
アリ「納得いかないなぁー、、、。」
再び街中を歩き出す3人。
ロイ(それはそうと、あいつら聖堂院の方に走って行ったな、、。何か目的があるみたいだったけど、、。まぁ、いいか。)
問題発生?!




