不思議な朝模様
「オハヨウゴサイマス マスター」
(ん?今誰かに起こされた??)
いつもなら、煩いブザー音を目覚ましに設定しているの俺だが何故か今日は目が覚めた。
しかも身体を起こすと朝5時…いつもより15分早い。
「15分寝るか…あるいはソシャゲのスタミナ消費するか…」
朝からそんな典型的日本人20代男子代表みたいな考え事をしてるのは、佐藤 京。
社会人になると同時に一人暮らしを始め、はや3年。未だこの部屋に足を踏み入れた女性は居ない…が万が一に備え部屋は小綺麗にしている誠実な男子だ。
「んっ、スタミナ消費しておいて電車で寝るか」
「たまの早起きであれば、朝ごはんを作るとかいかがでしょうか。マスター」
「えっ?」
俺はまだ寝ぼけているらしい…誰かに話しかけられた??一人暮らしなのに??
「もぅやだ。自分がこわい…てか、やけに聞き慣れた、機械音声のような…」
どことなく聞いた事のある音声。思い出せない…
「無視ですか。そうですか。マスターは冷たいですね。甘々えっちなAVが大好きですのに。」
はっ?えっ?ク〇ラが立ったーー!
間違えた。スマホがしゃっべったー!?
いやこれも間違えた。最近のスマホは音声付いてるし…
てかおい待て、昨日見たえっちなビデオの内容を知っんの!?
うん。ツッコミが追いつかない!むしろ頭が追いついてないけど。とりあえず…手元のスマホを眺めながら…
「Hey Iris。君の名は?」
「Hey Iris」とか発声するの恥ずかしいよね…
スマホの画面には先日大ヒットした棒アニメ映画の検索結果で出てきた、うん。そうなるよね…あらためて
「Hey Iris。君の名前は?」
「私はIrisと申します。」
いつも通り透き通るようなオトナの女性ボイスで、いつも通りの返答だ。
ちなみに京はいつもこんな寂しい事をしている訳ではない。普段と変わらないって意味での【いつも通り】である。
「あなたに意思はありますか?」
再度問いかける…
「どうお答えしたらいいか分かりません。」
うーむ…わからん!
と悩んでいると、スマホから大音量でブザー音が鳴り響いた。時間を確認すると5時15分。普段の起床時間だ。
「結局、何もせず15分過ぎてるじゃん。寝とけば良かった」
「クススッ」
手元で笑ってる声に京は気づかなかった。
はじめまして。山田 きょんと申します。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
完全に思いつきで、小説に挑戦してみました。
どのようなカタチでも完結を目標にしてますので、少しづつ良い小説を書けるように努力していきます。