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銀色の人工竜人  作者: 猫崎
人工竜人
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密会


 ここは何時しかティアが神に呼ばれた空間。その空間には今2つの人影がある。


「リーフたんやっほ~」


 一人は例の神。そしてもう一人はリーフ学園長だ。


「その呼び名やめてもらえますか? それで、ご用件は何ですか?」


「もう、リーフたん気が早いな~。えっとね、皆と会ったでしょ? だから感想を聴かせて欲しいんだよ~」


「感想、ですか」


「そうそう。あの子はどうだ~とか、この子こうだ~とか」


「はぁ、分かりました。まずはユーリ君ですね。

 彼は優しい心を持っていますし、魔法の才能も有り異能も魔法系の子ですね。彼なら国をより良い方向へ導いてくれるでしょう」


「確かに彼の心は綺麗だね。

 異能も魔法との相性が良いし、将来的には魔法神に加護を貰えるかも」


「アレン君の異能はそこまで強力とは言えませんが彼らしい異能と言えます。性格は……細かい事を気にせず真っ直ぐ進む。と言った感じでしょうか」 


「うんうん、私もあの子みたいな真っ直ぐな子好きだよ。異能の方は力をあげたから気にしなくていいよ。別にそれ程彼の異能は弱く無いしね」


「次はユイさん。

 彼女はあまり喋らない子です。ですが心の中では色々考えていて、しっかりした子です。異能の方も彼女なら悪用しないでしょうし、闇属性と混ぜる事でかなりいやらしい戦い方が出来そうです」


「そうそう!! ユイちゃんは異能と魔法がぴったり合ってて面白いんだよ!! まあそれはユーリ君も同じだけど、ユイちゃんには負けるかな」


「次はフィアさんですね。

 彼女は全属性を使えるのだから凄まじいです。優しい心を持ち、他者の気持ちを一に考える傾向にありますね。彼女自身は鍛えていないようですが──伸び代は十分あり、これからに期待できます」


「そうだね~彼女は優しいよ~。彼女に声を掛けた理由もその優しさだしね~」 


「最後にティアさん。

 彼女は適性属性の少なさとオッドアイと言うハンデを抱えながらも、強くなろうと努力を惜しまない努力家、と言った所でしょうか。その面で彼女の異能は彼女の力になってくれるでしょう。武器を作ると言う異能、彼女にぴったりだと思います。かの勇者のも、万物を創造する異能を所持していたと記録に残っています」


 魔王を倒した勇者は、その手から万物を創造する異能を持っていたと文献に記されている

 その異能と、一騎当千の仲間達と共に魔王を倒したという。


「そうだねー。勇者に似た異能。そして魔王と同じオッドアイ。ふふっ、やっぱり1番の注目株はティアちゃんだよ」


(この世界に迷い込んでしまった君は幸運なのか、不幸なのか。

 結末はかみでさえも分からないけど──)


 神は楽しそうな、そして悲しそうな笑みを浮かべていた。


(楽しみだなぁ……ふふっ)


 







読みやすくはしたつもりです。

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