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白髪の英雄と拝火竜を封ぜし剣  作者: ふぇんりる
ロキアス王国編
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四話 冒険者ギルド

ヒロイン候補登場です!

セイは街に入ってから冒険者ギルドを目指して歩いていた。


場所は見回り中の衛兵に聞いた。


どうやら、冒険者ギルドは街の中心部、俺が入って来た北門から歩いて15~16分の所にようだ。


歩きながら辺りを見渡すと様々な店がある。


武器や鎧を売る店や、雑貨屋、はたまた娼館や魔導武具といった店もある。


また、この世界には奴隷制度があり15~20店があったらそのうち一つは奴隷商館があるほど奴隷がたくさんいるのだ。


まぁ、アイテムボックスがあるし、サポーターをさせる奴隷はセイには必要ないからあまり関係はないのだが。


冒険者ギルドまで行く最中、たまにある魔物の肉を焼いて売っている店でセイは軽めの昼食をとりなが、ギルドへ向かう。


木で出来た大きな建物、看板には冒険者ギルドウルガス支部とかかれている。


扉を開け中に入り、受付に向かう。


時間はまだ朝だが冒険者の仕事はもっと早いため中には受付の人のみしかいなかった。


セイは迷うことなく美人の受付嬢の所へまっすぐ向かう。


「ようこそ!冒険者ギルドへどのようなご用でしょうか?」


赤毛で頭には猫耳、どうやらこの美人さんは獣人のタイプキャットのようだ。


獣人とは人の頭に獣耳、臀部に尻尾が生えている種族で魔法は苦手だが近接格闘に適正があり、人間のやく二倍の身体能力のある種族だ。

そのほかの特徴は獣人は強い者に従う。なので獣人の国などでは一夫多妻である。


「ギルドカードの更新とめぼしい依頼がないか確認しに来たんだ。」


「そうですか、ではこちらにギルドカードを置いていただけますか?」


「あいよ」


セイはアイテムボックスからギルドカードを受付嬢の示したトレーに載せる。


「では、お預かりします。えっ・・・」


受付嬢がギルドカードを見た瞬間目を点にしてしまっている。


流石にギルドの受付嬢は知ってるよな・・・


はぁ、なんでギルドカードって更新が必要なんだろ・・・


「おーい?大丈夫?」


「ひぁ、ひぁい!大丈夫でしゅ!」


「くれぐれもその事言わないでね。あまり、目立ちたくないんだ。」


「わ、わかりましゅた!」


「じゃあ、君がこれから担当頼むよ。名前は?」


「エレナともうしましゅ!」


あれ?エレナさん顔真っ赤だな?驚かせちゃったのかな?


「あー、緊張しなくても大丈夫、大丈夫。深呼吸して、リラックス、リラックス。」


「すぅーはー、すぅーはー」


「落ち着いた?」


「は、はい。ありがとうございます。」


「じぁあこれからよろしくね。エレナさん。」


そう言ってセイは更新されたギルドカードを持って冒険者ギルドを後にした。




☆ エレナside


「あれ?エレナどうしたの?」


私に声をかけてくれたのは同僚でエルフのニーナ、緑色の髪をした美人さんです。


「ちょっとね、色々あったんだ。」


胸のドキドキが止まらないどうしよう?これってなんなんだろ?


「ふーん、もしかしてさっきの子?」


「うん。」


「口説かれたとか?あの子結構顔整ってたしね。恋しちゃった?」


「わからない・・・。」


恋じゃないはず・・・でも、どうして彼の顔を見ると胸がドキドキするし、これは獣人の本能なのかな?

それとも、ニーナの言うとおり、恋なのかな?


でも、もしそれが恋だとしても私の恋は実らない。


だって、彼は私じゃ届かないランクEXの冒険者だから。


女の子なんて選りどりみどりだから


それに、一介の受付嬢なんかじゃ釣り合わないしね・・・



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