表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白髪の英雄と拝火竜を封ぜし剣  作者: ふぇんりる
大森林編
35/43

三十四話 盗賊退治その後

二日に一回の更新にするつもりです。

時間があれば更新するかもです。

現在、セイの目の前に狼耳をピコピコさせている少女が威嚇をしている。

盗賊から助けて気絶してるところ起こしたのになんで俺は怒られてるんだ?


「だーかーらーなんで起こすのに水かけたの!?普通、肩を揺さぶるとか声をかけるとかしないの!?」


うーん・・・まぁ、それも人を起こすときの方法の一つだろう。

まぁ、あえて言うと・・・


「声をかけるのも、揺さぶるのも面倒だった。水をかけたのは公開していない。」


「きー!乙女に水をかけて起こすし、あまつさえ反省してないって!アナタは酷い!酷すぎる!」


まぁ、言われても仕方ないだろうけど、本来君を助けにきた訳じゃなくて、街の間を安全に移動できるために盗賊退治をしたんだよね。


それに、それなりに大きな盗賊団だから色々、溜め込んでるからきたんだよね。

盗賊団の宝物庫って以外と掘り出し物が多いからな。

骨董品店並にレアな物もあるしな。

まぁ、小規模の所なら金貨が数十枚あればすごい方だけど。


「まぁ、助かったんだからいいんじゃないか?俺らはここの盗賊が溜め込んでそうだったから道すがら寄っただけだし。で、君はどうするの?ここから近い街までなら送るが」


「ま、まぁ助かったのは礼を感じるけど・・・送ってもらうまではしなくても大丈夫だよ。こう見えてもボクは騎士だからね!」


「で、その君は装備はどうするんだ?服一枚と素手では、街に帰るまでに魔物に襲われた盗賊のようにさよならになるぞ」


「えーと、それは・・・」


「ま、俺の仲間が今宝物庫で検分してるから最悪そこから装備は見繕えばいい。俺もせっかく助けたのに死なれると後味が悪い」


「あ、ありがとう・・・///」


「話はすんだようじゃな?なら宝物庫に行くとしようかの」


「おう」


三人はきた道を戻り、三本の分かれ道まで戻り、ミクとクリスがいる一番右の通路を進んでいった。


「そう言えば、アナタ名前は?それに二人ともどうして顔をフードで隠してるんだい?」


「一気に質問をするな。一つずつにしろ。まぁ、いいが。俺はセイと呼んでくれ。そっちののじゃ!とか言ってんのはクリス。君は?」


「ボクかい?ボクはクロア・F・クロスレア。ディモエラ連合国の騎士だ。大森林に用事がある途中盗賊どもに襲われて捕まっていた。改めて礼を言わせてくれ、ありがとう。最初は新手の盗賊かと思っていたが、アナタたちは冒険者だろう?」


「あぁ、まあな・・・ん?クロスレア・・・!!!ちょい、お前!クロスレアってアーロン・フィリアス・クロスレアの知り合いか!?」


「ん?あぁ、うん。アーロン・フィリアス・クロスレアはボクの尊敬する二人のうちの一人で、父上なんだ。」


セイの目の前で今日一番の爆弾発言がされたのであった。


「もしかして、父上の知りあい?ボクがちゃんと大森林まで仕事が出来るか監視くるための!?」


「勘違いするな、違うからな。たんに普通の知り合いで君とはたまたま出会っただけだ。」


「そうだったのか。疑ってすまないね。父上はボクの事を過保護にしてるからもしかして、と思ってね。今回の仕事も無理やり頼んだんだよ。」


「そう言えば、自分の父親以外に尊敬する人って誰だ?母親なのか?」


「ううん、違う。ボクが尊敬する、もう一人はね、英雄ホーリー。かつて、父上と一緒に邪竜を討伐した銀の英雄。父上から話を聞いてからずっと会いたいと思ってるんだけど知っての通り行方不明でね。話を聞いたその夜はドキドキして夜も眠れなかったよ。竜の炎を剣で断ち斬り、時には小さな村を救うため10000の魔物と正面から戦う。ボクはそんな銀の英雄ホーリーと父上、アーロン・フィリアス・クロスレアを尊敬しているんだ!」


「ハハ・・・ソウナンデスカ・・・」


セイはフードの中で顔をひきつらせるのであった




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ