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白髪の英雄と拝火竜を封ぜし剣  作者: ふぇんりる
ロキアス王国編
23/43

二十二話 説明

メールの長文で指摘していただきありがとうございます。

皆様のご指摘をこれからは直して完結まで頑張っていきたいです。


セイはフードを外し彼女、ヤエガシさんの前に素顔をさらした。


「もしかして、ヒジリくんも召喚から外れたの?」


「ん?まぁ、そんなとこだがなんで、召喚だと思ったの?」


「だって、私達のいたクラス全員があの光に包まれた、でも、私の回りには誰もいなかった。トリップかと思ったけど、私は召喚だと思ったの。直感だけどね。」


ヤエガシさんはふふと笑いながらセイの質問に答えていた。


「まぁ、召喚だが・・・どうやら俺らはイレギュラーみたいだな。」


「そうなの?ん?あれ?ねぇ、なんでヒジリくんは召喚だって、知ってるの?私がいた奴隷商人の所からはそんな話聞かなかったよ?商人なら耳が早いから情報があるはずだけどそれがなかった。ヒジリくんはそれをなぜか知っている、ヒジリくん・・・あなたはいったい何者?」


「うーん、そうだな、おそらく君の予測通りだよ。答えてみてよ。」


「わかったわ。ヒジリくん、あなたはこの異世界に来たことあるわよね?」


セイはにこりと微笑み答えた


「うん、大当たりだね。俺はこっちの世界で、十三年前異世界トリップしてこの世界に来た。そのあと、三年こっちにいたよ。ヤエガシさんも邪竜討伐の物語は知ってるよね?」


「あっ、うん、八人の英雄が竜の力を封じた武器で討伐した話だよね?それがどうしたの?」


「その英雄、今全員どこにいるか分かるか?」


「えっ?確かここ、ロキアス王国のギルドマスターでしょ、エルフの国のアイリス第二王女、魔族の国の吸血王アルト、ドワーフの国のルドルフ、神聖国家リヴァイブのロア、EXランクで放浪中のバラン、獣人の国の騎士団長アーロン、あれ?最後の一人ってホーリーって人だけど十年前から行方不明でしょ?」


「よく知ってるな。」


「うん、奴隷商人のおじいさんが教えてくれたからね。」


「で、これまでの話を踏まえてこれを見てみろ」


そう言ってセイは自分のギルドカードをヤエガシさんに手渡す。


「EXランク冒険者 セイ・ホーリー・ヒジリ?えっ?ホーリー???もしかして!?ヒジリくんって八英雄?」


ヤエガシさんは恐る恐る聞いてきた


「そ、十年前から行方不明の英雄、ホーリーは俺で、俺は魔力が多すぎで正常に召喚されなかった。あっ、召喚だって教えてくれたのはここの街のギルマス、マリンな。言っとくがこれはまだ、国民に通知されてない情報だから言いふらすなよ?」


「あ、うん、ヒジリくんが英雄なら他の英雄から話を聞くことが出来たんだね。」


「そう言うこと。さっ、これからの事をそろそろ話始めようか。」


「これから?」


「うん、今俺たち二人以外のクラスメートは全員、神聖国家リヴァイブで勇者になっている。召喚したのは教会と各国の王族。理由は魔王の出現。俺たち二人は召喚から外れたイレギュラーで俺はこれから大森林、エルフの国に向かうがヤエガシさんはどうする?マリンが神聖国家リヴァイブまで行くから一緒に連れていってもらえるがどうする?」


「わ、私は・・・ヒジリくんについていっちゃダメかな?もともと馬車か何かの操車させるために奴隷を買おうとしたんでしょ?なら、私がいた方がいいでしょ?」


「まぁ、そうだが、良いのか?クラスメートと会うの半年後くらいになるけど?」


「うん、大丈夫。」


「じゃあ、よろしく頼むよヤエガシさん。」


そう言ってセイはヤエガシさんに右手を差し出し握手を求めたのであった。





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