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ひねくれ魔法使い  作者: E.N.D
Ⅰ理想と現実の狭間
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1

連投です、この話でなんとなくこの小説の雰囲気が分かっていただけたら嬉しいです。


街の名前の由来や規則性が分かる人がいたらいいなーと思う今日この頃

ーーどうして、貴方が……


悲しそうな目をしているね、やっぱり


『これが本来あるべき形だ……』


だから、哀しむ必要なんてないんだ


ーーそれでも私は、貴方を……貴方を殺すことは出来ない!


『ならば、永遠にこの仮初めの世界に閉じこめられるか?』


ねぇ、勇者?












ていう夢を見たよ。



目を開き、寝台から体を起こせばそこにはいつもの見慣れた ボロ小屋()、の風景、 家具や魔法具が散乱しているのはいつものこと。

……そろそろ、掃除しないとダメかな。

よっこらせと立ち上がり、道具を種類別に分けていると一つ見慣れないモノが混じっていた。

多分、魔法金属の一種だと思うけど……見たことの無い色をしている。

ミスリル銀の白とも、白亜鉄の白とも違う、本当にまっさらな白。

ちょうど、今日は街に用事があるからちょっと鑑定をしてもらおうかな。ついでに色々と換金したいしね。

薬香草とギルカの実、ギルカの花を袋に詰めて準備完了。


「【転移/メルクリア】」



煉瓦造りの家々や商店が並び、その間を荷物を持った人間たちが行き交う。たまに鎧やローブを着込んでいるモノたちが見えるが多分冒険者かな……そして一際目立つ建物、白亜鉄によって作られた美しく華麗な城が間も変わらない姿でそびえ立っていた。



ここは王都メルクリア、白き秩序が律する都



いきなり、街中に転移しては目立ってしまう……なので、僕は路地裏に転移した。このまま、荷物を抱えて人間たちに紛れ込めばバレないからね。

ここから数分歩けば、換金が出来るギルドに到着する。

ついでに、鑑定してもらえたら恩の字だけど……






「すいません……うちの鑑定士では、分からないみたいです」


ギルドの受付の娘がしょんぼりした顔で謎の白金属をトレイに乗せて返してくる。

無言でソレを受け取り、【袋】の中に仕舞う。まあ期待はしなかったけど、やっぱりダメか。


「ですが、魔法都市【エーアデ】の″魔女″様が最近、白い金属を集めていると聞きます。よろしければ、そちらに向かわれてはいかがですか?」


エーアデか……ここからだと大きな都市を一つ挟んでいるね。行ったことないから、転移出来ないなぁ。

しかも集めてるのは″魔女″か……厄介ごとの匂いがするなぁ。まあ、この金属について色々聞かなきゃいけないし、仕方ないか。


「分かった」


「よろしければ、冒険者を雇ってみてはいかがでしょう。最近、魔物の動きが活発化しているので道中の護衛役に……」


確かに、魔物に襲われると面倒だね……他に人間がいるのも面倒だけど。

僕は依頼主だし、夜の見張りとかしてもらえるなら便利か……肉壁にもなるし。


「依頼する……ただし、力量は図らせてもらう」



さて、どんな人間が来るかな







【ミスリル銀】

別名、魔法銀

魔法反射能力持つ金属、その制度はミスリル銀の純度によって変わるが最大でも五割ほどである。

白というより白銀に近い色が特徴


【白亜鉄】

文字通り、純白の鉄だが他の鉄と違い柔らかく加工が容易である

しかし、決して脆いわけではなくその鉄としての柔らかさで衝撃を逃すので破損しにくい


【薬香草】

いわゆる薬草

単品でHPを50程回復する


【ギルカの実】

リンゴに似た果実

各種回復アイテムの合成に使うと、効果を上げる


【ギルカの花】

白い小さな花

各種回復アイテムの合成に使うと、MP回復の追加効果を付与する


【王都メルクリア】

OPOのスタート地点の街

王都の名の通り、人族たちの王が暮らすメルクリア城がある

また、ここでしかNPCを仲間にするクエストは発生しない


【魔法都市エーアデ】

名前の通り、魔法技術の発達した街である

独自の秩序が街にはあるため、王族でもこの街へは下手に干渉できない

唯一、他の種族も分け隔てなく暮らす場所である


【魔女】

エーアデの支配者であり、最強クラスの呼び声の高い魔法使い

彼女の配下にはエーアデの守護神たる四天王が存在する

最近、謎の技術について研究している


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