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ショーの会場で・・・。



「おまたせ・・・。」



左腕を押さえながら来靭が現れた。その姿を見るなり、柚子は来靭に駆け寄りぎゅっと抱きしめる。



「来靭姉さん・・・」

「泣くなよ!ほら、イルカショー行くぞ!」



来靭はそういいながら柚子の肩を借りみんなでイルカショーの会場へと入って行った・・・。



龍鬼と緑虎は、持参していた薬で急速に傷を回復させ、イルカショーの会場に入った。


イルカショーでは、イルカが宙を舞い、ダンスをするようにダイナミックに動く。桃花も柚子も始めてみるその光景に目が釘づけ。その姿を見るだけで、来靭はうれしかった。



「本当に心配したのよ、来靭。」



陽菜は、来靭の左手を握り、回復の術で傷や痛みを和らげていく。来靭は、桃花と柚子を見ながら「すまん。」と一言だけつぶやいた・・・。



客席の一番後ろで、桃花と柚子の様子を見つめていた龍鬼と緑虎。

始めてみる桃花の笑顔と柚子が喜ぶ姿に、龍鬼と緑虎は戸惑いを隠せなかった・・・



「桃花様・・・あんなに笑われている。」


「柚子様も・・・私は今まで柚子様の何を見てきたのだろう。」



落ち込みながらも、職務の為、気持ちを押し殺してショーが終わるのをただひたすら待った。



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