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囮になる。


桃花と柚子は、水族館に入るなりたくさんの魚達が悠々と泳ぐ巨大水槽にダッシュ。そのままその場から離れなくなった。

その姿を見て、来靭も陽菜も月星も心の中が暖かくなっていく。


「他の所も行こうぜ!」

「うん・・・行く。」

「イルカショーとかどう?」

「イルカショー!!行く!絶対行てぇ!」

「じゃ、決まりね(笑)」


大きな円形の巨大水槽を柚子はもう一度振り返った時、ぼんやりとした反対側の景色の中に龍鬼に似た姿を見つけてしまう。



「なぁ・・・来靭姉さん(怖)」

「どうした?」



不安そうな顔を隠そうとする柚子の姿に、来靭は危険を察知し、すばやく移動する。

すると、後ろから龍鬼と緑虎が後をつけてくる。



「仕方ない・・・陽菜、月星、私が囮になる。桃花と柚子を頼む。」

「わかったわ。」

「了解。」


「来靭姉さん・・・。」


「大丈夫だ。安心してイルカショー行ってきな。後で合流するから。」



そういうと、来靭はニコっと笑い、カウントを取り出した。




「5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・GO!」




その瞬間、陽菜と月星は桃花と柚子を抱え館内を一気に走り出した。

来靭は、後を追うとしていた龍鬼と緑虎を結界の中に閉じ込める。


「来靭、お前な(怒)」

「姫様達に何かあったらどうするんだ!」


来靭は、結界の中に入るなり龍鬼と緑虎に銃口を向けてこう言った。



「あんたら、よく知ってるはずだよな?あたいの腕前。」



その言葉に、龍鬼の顔つきが少しずつ変わっていく。



しかし・・・



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