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短編小説

2人の茶箪笥までには

作者: 坂東さしま
掲載日:2025/12/25

30分短編

食器が、A4サイズほどのプラスチック容器に乱雑に積み重なっていく。

そして、食事時には減っていく。終わればまた、積まれていく。



実家には家族4人用の茶箪笥があった。

天井まで届く高さ、私が手を開いて丁度の幅。

しっかりした昭和の作り。



その時の気持ちで重ねる食器の小さな山に、私は常にイラついていた。ニトリでキャビネットを見かけるたびに、買わなきゃと思う。でも一人で工作するのめんどー、食器棚を買わないまま、一人暮らしを続行した。



たまたま、二人暮しをすることになった。家具家電はお互いの持ち物の方の、新しいもしくは良いものを使うことにした。

暮らし始めて3日目で、わたしは気づいた。食器を積むプラスチックケースが手狭になったことに。2人になっても、私はプラスチックケースに食器を積んでいたことに。

そう、相手も食器棚を持っていなかったのだ。変に似ているわたしたち。

1人ならまだしも、2人になると積むことも難しくなり、崩れそうになってきたのだ。ジェンガ。小さな山も中くらいの山になってきたのだ。



実家にあるような茶箪笥。

は、まだ私たちには早いだろう。ニトリの簡単なのでいい、2人なら組み立てもきっと、めんどーではない。



そろそろ買うか。

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