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「まだソープにいるの」
「延長料金を払ったのだからいいじゃないか」
「で女にモテないで済むのはどうするのよ」
『まずノートに繰り返し女にもてたいと書きます。これを続けます。寝食を忘れて書きます。だんだんつらくなってきて女にもてなくてもいいやもう書きたくないと思うようになります」
『やってるの」
「うん。よく」
『でもすぐ女がほしくなるんでしょう」
『そのときはソープの女を好きになって通いましょう。単純なことです。紅葉好き」
『あたしを好きにならないでよ」
『もちろんソープの女は商売です」
『もしタイプの女がいなければどうするのよ」
『その時は容姿だけ好みの風俗嬢を探します。それでパソコンに空想の彼女を作って自分で妄想物語を書きます。それを信じます。宗教と同じです。信じるものは救われる。基本的にその脳内彼女を信じて、セックスをしたくなったらソープで指名します。これで女にもてなくても解決。でもソープの女に現実的に求めてはなりません。この妄想力と現実処理能力を調和させると女はいらなくなります」
『もしかしていつも言ってる裏江頭日記ってそれ」
『それも一部」
「ぎゃはははは」