表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの時、君はそこにいた → 剣と魔法の王国戦争  作者: マイノス
王立騎士団 VS ロマール連合軍

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

57/126

新世界ギルドの勃興 << マイノス 20>>

『剣と魔法の王国戦争』との出会い << マイノス >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/16/


古参ギルドメンバーの裏切り << マイノス 17 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/48/

過疎化しないゲーム << マイノス 18 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/53/

領主たちのその後 << マイノス 19 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/54/

 ロマール地方の東側は、王立騎士団が頭一つ抜け出ていたが、西側は混沌としていた。

 ロドリゲスらが移転したのも、良い選択肢ではあった。

 西側は私たちが始めた時期より、後期に始めたプレイヤーが初期配置されていたのだ。

 攻略サイトの情報によると、新規地方が開放されたら、王都を中心にして、北から時計回りにプレイヤーが初期配置されていくとの情報があり、西側は最後に配置されるようだった。

 ただ、各地方により、それぞれの地域の地形には違いがあり、気候も実際の地球とは全く違って、寒冷地や砂漠のある場所は、一定ではなかった。

 このロマール地方に置いては、西側は、北西が寒冷地で、南西には砂漠地帯が広がり、豊かな土地は限られていた。

 しかし、そのためにプレイヤーの移転行動は早く、温暖で水辺のある地には、多くのプレイヤーが集まり始めていた。


 その中のギルドの一つに、「新世界」というギルドがあった。

 メンバーはすでに50人の初期上限を超えていて(ギルドレベルが上がると上限値が増える)、現在75人いて、重課金者はそれほどいなかったが、アクティブプレイヤーがとても多いギルドだった。

 同盟レベルが5を超えると、メンバーの上限が増えていくのだが、王立騎士団のレベル9に次ぐ、同盟レベル7に達していた。

 ※ちなみに、私たちの同盟レベルは4で、メンバーを減らしてからは、レベルが上がりにくく、停滞していた。

 その「新世界」のギルドが、今回、私のギルドに派閥組みを要請してきていた。



「新世界」というギルドは、ロイヤスという男が創設した後、すぐに放置ギルドとなった。

 50名満員まで増えた後、ほとんど誰もログインされないまま放置ギルドになり、チャードンというプレイヤーが、たまたま暇つぶしに、プレイを再開した。

 ギルドチャットでスタンプを乱発したり、無茶苦茶な戦争など、ふざけたプレイをして遊んでいたら、たまたま接続を再開したムーチェンとルォシーというカップルが、面白半分にやりたい放題の運営に加わった。

 これに、別王国で遊んでいたロイヤスが久しぶりにログインした時に気づいて、ギルドのメンバーを生きているメンバーに切り替えながら、チャードンに「リーダーやりたいなら、任せるけど?」と提案したら、「いいのかい?」と乗り気になったので、チャードンにリーダーを譲り、自身はサブリーダーとして、ギルドの運営の裏方として働いた。

 ギルドの拠点を、ロマール地方西方の、数少ない豊かな地である緑の砦という場所の側に置いたことで、近隣にいたプレイヤーは、新世界というギルドに次々に加盟した。

 グリーンという、地名とも同じ名前のプレイヤーはジョークが冴える男で、オバケというプレイヤーは王国チャットで他人を煽るのが得意で、マツオというプレイヤーは下品な話ばかりして、度々発言禁止のサイレント規制を食らったいた。

 またハイドンという、ロイヤスと同様に別サーバーで遊んでいたベテランプレイヤーも加わったことで、新世界というギルドには重厚感も加わり、急激に人数が増えていった。

 重課金者では、スライサーというプレイヤーがいて、さらにグロームというプレイヤーも複数のアカウントを使っていて、有力な将軍として認められていた。

 戦争やイベントに積極的な、何か面白いギルドがあるというのが、王国チャットのギルド行動ログからも感じられるようになっていた。


 そんな新世界ギルドから、私たちに派閥組みの外交提案が来た。

 理由は、私たちのギルドへの興味というよりは、ハイパワーの私を取り込みたいのだろうと思われた。

 話を聞いてみてわかったのは、それも確かにあるだろうけれども、彼らは単純に良い仲間を増やしたいのだとも感じた。

 彼らの勢力は、急速に拡大していて、ロドリゲスの「西の強国」ギルドとの戦争が近いという話にもなった。

 ただ、「戦争協力が必要か?地理的に遠いので役に立てるかわからないが」と聞いたら、「戦争では、あなたの協力が無くても圧勝だろう」という話になり、むしろ「あなたが力を必要とする時は協力したい」とまで言ってくれた。

 チャードンは接してみると、噂のような出鱈目なプレイヤーではなく、覇気溢れる魅力的なプレイヤーだった。

 また、この時にはロイヤスはサブリーダーをグリーンに譲り、本アカウントの別王国でのプレイを中心に遊びたいということで、ロイヤス自身はギルド内の役員にもならず、ここでは最上位ランク5で余生を過ごしていた。

 そのサブリーダーとなったグリーンも、リーダー気質のあるプレイヤーだったが、若いチャードンを上手に盛り立てながら、私との交渉を補佐した。

 この時の新世界ギルド側は、外交官として、サーリペルナというプレイヤーも交渉に加わり、気の利いたジョークを混ぜて、会話を楽しませてくれた。

 私はこの新世界ギルドとの協力関係は、悪くないというか、むしろ素晴らしい協力に関係になるだろうと感じ、サブリーダーのクエティパリカも乗り気になったので、派閥組みを受け入れた。

 私たちは、島に引き籠もらずに、再び本格的に大陸に進出することにした。

 ギルド拠点は、王立騎士団の襲撃に備えて、大陸側に作っていたので、これを強化していくことにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ