表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの時、君はそこにいた → 剣と魔法の王国戦争  作者: マイノス
群雄割拠する新興ギルド

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/126

敗北、そしてギルド崩壊 << マイノス 15 >>

『剣と魔法の王国戦争』との出会い << マイノス >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/16/


ギルド設立 << マイノス 10 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/25/

ルナの参加 << マイノス 11 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/29/

ギルドメンバーとの戦争検証 << マイノス 12 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/30/

ギルド VS ブレイクナイト 前夜 << マイノス 13 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/31/

決着!VS ブレイクナイト << マイノス 14 >>

https://ncode.syosetu.com/n9816kr/32/

 ブレイクナイトとの戦いを制した私は、東の海の先に、資源豊かな島があるという情報を手にして、部隊を派遣した。

 そして、そこで馬を20頭も購入して、現地のドノフというプレイヤーを、ギルドメンバーとして仲間にした。


 私の村はこの時の馬の獲得で、交易路を増やしたことで、課金者のパクほどではなかったが、周りの村より発展が早くなった。

 私自身、ゲームへの参加も積極的になり、週末には、都市の依頼イベントに、ギルドの仲間を引率して参加するようになっていた。


 そして、もうじき3ヶ月(ゲーム内時間2年)が過ぎる頃には、私たちのギルドは、新しい展開に入っていた。


 「鷹の目ギルドを破り、太古の砦を占領しました!」


 王国チャットに、私たちのギルドの成果が流れ、私たちはギルドチャットで沸いた。


 「初めての砦、確保です」


 私がメッセージ書き込むと、多くのメンバーが喜びを爆発させたメッセージや、スタンプを王国チャットやギルドチャットに送信した。

 砦は、少量ですが自動収入を生み出す場所で、太古の砦は食料と通貨、魔法の粉をギルドメンバーに毎日提供した。

 そして王国地図には、私たちのギルドの名が刻まれた。


 「あー。やっぱり楽しいね。私もギルドを作りたい。頑張ってみる」


 ルナさんはそう言って、涙のスタンプを送信して、ギルドを退会した。


 ギルドチャットでは心配する声が多く聞こえた。


 「人の流入は終わっているし、今からじゃ遅くないかな?連れ戻すよ」と、パクは言った。


 「そやなー」と、ロドリゲスも連れ戻しに賛成したが、「私は、ルナさんを応援したい。今のメンバーの上限は50人だ。友好ギルドがあれば、倍の強さも目指せる」と、私はみんなに言い、「パク、手伝ってあげてよ」と話を続けた。

 「いいの?リーダー?」と、パクが聞いてきたが、私は「あなたと分かれるのは寂しいけど、彼女の涙を見たら、一人で行かせるわけにはいかないよ。頼みます」と、パクに言った。

 「リーダーの頼みでしたら、行ってきます。ギルドの運営が上手く行かなかったら、戻る場所、残しておいてください」と言ってきたので、「心配ない。OK」と返した。


 私は気分良く、ゲームを中断して、その日を終えた。

 窓の外は雨が降り始めていた。


 「明日からまた仕事だし、もう寝るか」


 私はゲームの興奮を残して、床についた。


 翌朝、ゲームを開いたら、太古の砦は陥落していた。

 鷹の目ギルドが奪還に動いたのだ。

 私はそれを、ロドリゲスのがっくしのスタンプで気づいた。


 そして、徐々に私に対するバッシングが、ギルドチャットに書き込まれるようになった。

 仕事の休憩時間に見るたびに、バッシングの書き込みは増えていった。


 「何やってんだよ、リーダー」

 「あ~あ。せっかくパクのお陰で強くなっていたのに」

 「リーダー。お前は砦を取り返せるのかよ」


 次第にロドリゲスが煽りの中心になっていって、何名もの人がそれに同調した。


 「ロドリゲスをリーダーにしよう」


 そんな声が大きくなっていった。

 私はゲームを開くのも憂鬱になっていた。


 「これじゃ、現実と何も変わらないな。私は何をやっても駄目だ」


 私はゲームを止めようと思い始めたが、ギルドチャットを見ていたら、ドノフのこんな書き込みを見つけた。


 「追放しましょう。ロドリゲス一派を。ボスにはその権限があります」


 私は奇妙な快感を感じたことを否定しない。

 現実にはない力が、今の私にはあった。


 「ドノフ、何いってんだ!氏ね!ボケ!」


 ロドリゲス一派の書き込みが次々と書き込まれる中、私は一人ひとり、追放した。

 ギルドチャットにおける私へのバッシングは少しづつ減り、そして無くなった。


 ギルドチャットでの私への非難は収まったが、王国チャットでは私への非難をロドリゲスは続けた。

私はドノフからの提案もあり、20名ほど残ったメンバーと共に、東の島に移住することを決めた。

 そこは砦一つ無い島だったが、グラフィックの景色は綺麗で、資源は豊かだった。

 他のギルドと競合せずに、ゆっくりゲームを楽しみたい。

 リーダーとしてのゲームの面白さにも目覚めていた私は、思い切って課金を本格的にすることにした。


 通常、商人は毎日、1ドル商品を10個ほど持って訪れるのだが、その課金に加え、オークション形式の高額課金にも参加した。

 瞬く間に、というほど高速でもないけれども、1ヶ月間で30万円の課金を超えた辺りで、私の強さは、一般的なプレイヤー相手なら、簡単に村を攻略して支配下におけるくらいになり、50万円課金を超えた辺りで、私の強さは王国ランキングで10位にランクインした。

 ギルドには、私の強さに頼って集まるプレイヤーも何名かいた。

 ただ、ギルドの強さは、私以外には重課金者はいなかったので、王国では30位くらいだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ