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ある日、私は終わりを見つめる

作者: 宿木ミル

ふとした拍子、終わりを迎える物語

気が付いた時には、消えてしまうお話

ふと、見かけた情報に心を揺さぶられるのは私



終わりを決断した人の感情

終了を見つめることになった私

色々な感情がないまぜになって

心は荒れた天気のよう



静かに口にするのは感謝の言葉

「あなたに出会えてよかった」

心に秘めておくのは叶わない願い

「まだまだ続いてほしかった」



これからもきっと私は終わりを見つめる

見送って、見送って、これからも生きていく

それでも寂しい気持ちは変わらない



そんな時に思い出すのは、友達の言葉

「思い出はなくならないよ」

慰めの言葉だけじゃない、前を向く言葉

「後悔しないように今できることをしよう」



いつか終わりが来たとしても

私が生きているなら振り返ることができる

お話が終わってしまったとしても

私は記憶しているなら、失われるわけじゃない



終わりはひとつの始まりだっていう人もいる

卒業式のように門出のきっかけになることだってある

別れはきっと、悲しいだけじゃない



喜びを感じることがいっぱいあった

怒ったりすることだってあった

哀しい気持ちになったりもした

楽しいこともいっぱいで、振り返ると止まらない



かけがえのない思い出の数々は

どれも今の私を支えてくれている

素敵な縁を結んでくれている



だからこそ、私は

めいいっぱい感情をこめて

ひとつの言葉を口にする



「ありがとう、出会えてよかった」



物語が終わったとしても続いていくものがある

私は受け取った想いを胸に、これからも生きていくんだ

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