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第46話 二回戦


 二回戦、最初の試合はチームA対チームCとチームB対チームDの戦いだ。

 二回戦に出場出来たチームは、チームA、チームB、チームC、チームD、チームEとなった。然にもアルファベットの上から順に並んでいる為、ネットでは『実力差が偏っていたのでは?』などと騒がれている。はっきり言って、失礼だと思う。

 今回の大会を主催している渋沢 ハルキさんも言っていたのだが、大会を運営するに至って、『大会期間中に上手くなる人もいれば、逆にポテンシャルが落ちて、本番で全力が出せない人だって居るんだから、『実力差』とか『戦力差』などと、簡単に言い表せる事では無い』らしく、大きな大会を開催している人は、みんな同じことを言うそうだ。そもそも、大会運営の裏側を知らないから、容易に口出し出来る訳が無いんだけどね。

 気付いている人もいるかもしれないが、チームD対チームGの試合は15対13でチームDの勝利した。最後の場面、チームGの二人が飛び出した時にメイクさんからのスナイパーでのヘッドショットで《《二人》》ともやられた。二人ともだ。チームGの二人が飛び出したと同時に、スモークの中から黒の丸いボールが飛んできた。このアイテムは、ボールが着弾した範囲から2メートル以内の敵のシルエットを写すアイテムで、メイクさんがラウンドの準備段階で装備した物だ。このアイテムは索敵範囲が3メートルと短く、シルエットに写っても見えにくいと言われているゴミアイテムだ。しかし今回は、そのゴミアイテムの御蔭で相手の位置が分かり、一方的に撃つことが出来た。流石に相手も、こんなゴミアイテムを使用してくるとは、考えつかなかったのだろう。まぁ、メイクさんも、まさかワンショットで二人とも撃破してしまうとは思って無かったらしいが。とまぁ、まさかのスモーク抜きヘッドショット×2で試合は終わり、興奮冷めやらぬなか、二回戦の抽選が終わった。

 二回戦の『ゴールデン切符』、要はシードの枠をチームEが手に入れた。

 本配信で行われた『二回戦の注目チームは?』というアンケートでは、一番にチームCが挙がった。チームCは、まだ一試合もしていない為、はっきりとした実力は分からないがチームメンバーに大きな期待があるのだろう。次に期待されているチームはAだ。というか、チームC以外はそれほど差が無かった。

 色々な情報を漁っていると、試合が始まった。


 〈チームC頑張れ!!〉

 〈ワンダ最強!!!〉

 〈ウルーカ最強!!!〉

 〈レンカちゃんも頑張って!!!〉

 〈どのチームを応援しよう〉

 〈実質、決勝でもあるなw〉

 〈何処が勝つか分からんw〉

 〈みんな強いな〉

 〈さらに熱くなってくるぞ!!〉


 チームA対チームCの試合は、1ラウンド目から波乱の事態となった。

 チームCのリーダー、ワンダ ウルーカさん一人で、チームAの6人全員を撃破してしまった。いきなりの事態にコメント欄も大盛り上がりし、本配信で解説中の渋沢  ハルキさんも驚きの声を上げていた。

 チームB対チームDの試合は、コメント欄によると、それぞれのリーダーが前線に立って戦い1対1で互角の戦いらしい。

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