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第217話 被害状況


 「おっと、気になる質問がありましたよ。えー、『普段、買い物とかってどうしてるの?』だそうです。皆さんどうですか?ちなみに俺は、スタッフさんにお願いしています。」


 「俺もスタッフだな!俺達、個人個人にマネージャーが居るなら、そいつに頼むんだが、居ねぇからなぁ。ただ、そのスタッフとは事態が解決次第、一緒に飲みに行くことが決まってるから、楽しみだぜ!!」


 「わ、私も、手が空いている女性スタッフさんにお願いしてます!時々、『おすすめ商品』を、おまけで買って来てくれるので、とても楽しいですよ?」


 「と言うか、ライバー全員、スタッフさんにお願いしてるんじゃないですかね?他に頼めるような人も居ませんし。」


 〈なんか、楽しそうで安心したわwww〉

 〈もしかして、スペースオペラのスタッフって有能揃い?〉

 〈スタッフツエェェェ!!!〉

 〈もう、そのスタッフさんを専属マネージャーにした方が、早いのでは?www〉

 〈碌に出歩けないのも、大問題だけどなw〉


 「えーと、それじゃあ、二番カメラに切り替えをお願いします。」


 近くに居るスタッフに視線を向けて合図を送ると、三階付近の窓を映しているカメラに切り替わった。

 その窓ガラスのほとんどは割られており、ガムテープや段ボールで。応急処置をしているのが遠目からでも見え、タイミング良く、一部作業中のスタッフ達が映っている。


 「これ、ちゃんと賠償請求出来るんですよね?まぁ、どう考えても、スタッフさん達の労力に合わない気もしますけど。」


 「・・・け、警備員を掻い潜ってまで、石を投げつけて来る姿は、ちょっと怖かったですね!皆さん、肩が良いのでビックリです!」


 「・・・・・凶器・・・・・・狂気・・・・・共起・・・・・。・・・・・良い・・・・。」


 「私には、何が良いのか分かりませんけど、狂気を感じたのには同意ですねぇ!ただ、毎日毎日奮闘しているスタッフを見ると、動悸がします。」


 〈酷い有様だなぁ!〉

 〈戦争?〉

 〈修理業者呼べないの?〉

 〈最近、寒くなって来たから最悪じゃん!〉

 〈仕事増やすな!〉

 〈腹一、それはもうトラウマや!!〉

 〈肩良いwww〉


 段ボールで塞いでいるせいで、窓として一切機能はしていない。

 こう見ると、下から投げる場合、割りやすい窓は一階や二階付近なのにも関わらず、一番割られている窓は三階に集中している為、緒恋さんが、『肩が良い』と言うのも理解出来る。


 「スタッフさんの中に、元修理業者の方が居れば良かったんですけどね。」


 「今度、相談してみます?」


 「会社内で全てを解決させるのも、悪くはねぇな!」


 「・・・・・貪欲過ぎ・・・・。」



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