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ログイン ~リアルのオンラインゲームは待ったナシ~  作者: ロングブック
第二章 バイト戦士と精霊の友人
46/57

ページ43 プロローグ

 ────むかし、むかし。


 あるところに食いしん坊の女の子が居ました。


 とっても美味しい物が大好きな女の子。


 ある時、泉で泳いでいるお魚さんを見て。


「あのお魚さんも食べたい」


 そう言って泉に飛び込んでしまいました。


 女の子は泳ぎがとても得意です。


 見事お魚さんを両手で捕まえることができました。


 すると、両手にお魚さんを握っているせいで上手く泳げなくなってしまったのです。


 女の子は慌てました。


「だれかたすけて~」


 残念なことに、近くには大人達は居ませんでした。


 もうダメだ……。


 そう、諦めた時。


 たまたま近くに居た精霊さんが助けてくれたのです。


「精霊さん、ありがとう」


 話を聞くと、精霊さんはずっと一人で、暗い暗い泉の底に居たそうです。


 女の子は、助けてくれたお礼にお友達になることにしました。


 二人でいろんなところに遊びに行きました。


 ある時は、精霊さんの力を借りて泉の中をお散歩。


 ある時は、精霊さんの力を借りて水上スキー。


 ある時は、精霊さんの力を借りて樹のてっぺんまで登りました。


 そして、遊び飽きた二人は──。


「二人で旅をしてもっとたくさんの物を見に行こう」


 二人は、泉を、森を出ることにしました。


 ところが、森を出てしばらくして、突然精霊さんは消えてしまったのです。


 女の子は必死に探しました。


「どこ? どこなのっ?!」


 いくら探しても、精霊さんは見つかりません……。


 たくさんたくさん泣いた女の子は、泣き疲れて泣くのを止めました。


 そして、思い出したのです。


 例え姿が見えなくとも、例え遠く離れて居ようとも──。


 友達という絆は消えないの。


 必ず見つけ出して見せるの。


 一緒に旅をするって──大切な『約束』の為に──。



「ノエルおねぇちゃん、どぉしてないているのぉ……?」

愛「魔法少女愛ちゃんですっ♪ きゃー。二章始まりました!

そうそう、さっき青井さんが言ってたんですが、

『評価』だけではなく『ブックマーク』でも総合評価に2ポイント入ります。

もし、気に入って頂けたら、どうぞよろしくお願いしますねっ。

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