1 イェーガーライトニング
拙い文章ですがよろしくお願いします
腕時計のアラームがなり目が覚める。俺はいつもこの腕時計のアラームを目覚まし代わりに使っている。この腕時計はアラーム機能、ソーラー発電、全世界の時刻に適応し、どんな衝撃や圧力にも耐え、宇宙空間でも使える代物だ。これは18歳の誕生日に親父とお袋からプレゼントされたものだ。
周りを見渡してみるが周りが暗すぎて良く見えない。だが今は12月で日が登るが遅いから暗いのは仕方がないが、俺の今の体勢がおかしい。俺は確かベッドで寝ていたはずだ。なのに俺は椅子に座っている状態だ。おかしいな寝ぼけて椅子に座ってしまったのか?
そして突然無機質な声が響いた。
《生体認証を確認。パイロットの生体データを登録中》
『うわっ!なんだ!?』
《登録完了。イェーガーライトニング起動します。》
『一体なんなんだ?』
フィィンという音とともに明かりが着いた。
周りを見ると左手と右手の位置に操縦桿らしきものがあり、360度にモニターがあった。そして俺は革張りの様な椅子に座っていた。
『ここはなんかのコックピットか?』
《そうです。ここはイェーガーライトニングのコックピットです。》
『うわっ!なんなんだお前は!?』
《私はイェーガーライトニングのAI、マチルダです》
『わかった。で?ここはどこなんだ?』
《現在地を検索中...ピッ、現在地が出ました。モニターに出します。》
モニターを見るとまったく知らない場所だった。俺は今まで聞いたことのない場所にいた。
『近くに人はいるのか?』
《生命体を検索中...ピッ、北の方角に生命反応を3つ確認。距離15km》
『りょーかい。なあこれの動かし方教えてもらってもいいか?』
《わかりました。頭上にあるヘルメットを装着してください。操縦の仕方を脳へ送ります》
『それって大丈夫なのか...?』
《人体に無害なのでご安心ください》
『ならいいけど』
マチルダに言われた通りにヘルメットをかぶる。すると次々に操縦の仕方が頭に入ってきた。
《転送が終了しました》
『おお!すげぇ!最初から使いかたが分かるみたいだ!!』
《先ほどの生体反応の後方30kmに敵性反応を確認。至急迎撃してください。》
『ん?おお分かった』
《いつでも出撃可能です》
『よし!行くぜ!!ナビゲートを頼んだ!』
《了解しました。現在の位置は洞窟なので真っ直ぐに飛んでください》
『あいよ!』
スラスターをふかし、機体がフワリと浮く。そして背部のブースターを勢い良く噴出させる。キィィンという音とともに機体が加速する。
『うおお!はえぇ!』
《現在の時速160キロです。》
『マジか!』
《マジです。左にきってください。そのまま真っ直ぐ直進すれば出口です》
『ほいよっ!』
機体を左に舵をきる。
あれ?行き止まりじゃね?目の前には大きな岩があり通れない。
《使用火器 ビームライフルを選択してください。その火器なら岩を破壊できます》
マチルダの指示と同時にウェポン画面がモニターに出てきた。
『これか!』
ビームライフルを選択すると、背中からビームライフルを取り出し構えた。
選択すると自動で構えるみたいだ。
《ビームライフルを撃ってください》
『分かってるよ!』
引き金を引きビームライフルを撃つ。
ビューンという音と共にピンクの一本の光線が岩に突き刺さり貫通する。
そして岩が爆発し通路が解放された。
《地上にでます》
『眩しいな...』
洞窟から勢い良く飛び出し空中で静止する。
『マチルダ、生体反応の位置を教えてくれ』
《ここから北へ5kmの地点です。5分でつけます。さらに敵性反応の位置は生体反応の後方約3kmです。3分後には戦闘可能な距離になります。》
『急いでいくぞ』
《了解》
俺は生体反応の方角にイェーガーライトニングを飛翔させた。