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君の瞳に恋をしました  作者: ブラックコーヒー
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君の瞳に恋をしたんだ

人生を退屈でくだらなくいつ終わってもいいと思っていた僕が彼女の瞳に恋をして変わっていく物語

カーテンから朝日が差し込み鳥のさえずりが聞こえてくる

「もう朝か…」

いつも思うどうして世界は不平等なんだろうと

「今日の講義何時からだったっけ?」

スマホを取り講義の時間を確認しながら朝ご飯を食べる

「今日は昼からか…行ってきます」

誰も居ない家に挨拶をして今日も家を出る

いつも変わらない通学路変わらない満員電車変わらない人々の笑い声本当に退屈だ

スマホの着信音

『今回の講義担当の先生が体調不慮のため休みにし次回に回します』

「まじかよこういう連絡は早くして欲しいなまぁ休みになったのは嬉しいけど…今日は少し外で時間潰してから帰ろうかな」

電車を降り川沿いを歩く

「やっぱり川は好きだな僕の唯一好きなものかな落ち着く」

川を眺めながらベンチに座っていると目の前で白杖をついた女の子が歩いている

「すごいよなあれで前を確かめながらしっかり歩けてるんだから」

一人言を呟き再び川を眺めていると点字ブロックにたむろってあの白杖をついた女の子の歩行を邪魔している奴らがいた

「ああゆうヤツらが居るからダメだよなでもそれをただ何もせず眺めているだけの僕もその1部なのかもな」

皮肉を言い何もせず眺める自分が嫌になりながら立ち去ろうとすると女の子の強気な口調が聞こえてくる

「あんたたち邪魔ここは点字ブロックの上だよどっか隅で話すなら話してよ邪魔なの」

強気な口調で言い放つその子は僕ならしたらとても眩しかっただが不良たちは白杖を奪い遠くに投げ飛ばし笑いながら去っていった

「ほんとくだらないことするヤツらこんな事する必要あるのかな」

四つん這いで白杖を探す僕は白杖を取り彼女に渡した

「これだよな大丈夫だった?」

白杖受け取りながら立ち上がり

「ありがとう助かりました」

彼女は笑いお礼を言ってくれた僕は最初見捨てて帰ろうとしただけの臆病者なのに

「お礼なんて全然大丈夫ですそれよりすみませんすぐに手助けすれば良かったのに…」

恥ずかしくて消えてしまいたい気持ちを隠しきれずに謝る

「でも助けてくれましたよね?ありがとうございました」

笑顔で見つめお礼を言う彼女に僕は言葉を失いやっぱり自分はちっぽけでくだらない誰の助けにも慣れない人間だ…

「どうかしましたか?」

僕は少し言葉を考えて

「大丈夫です怪我とかは無いですか?」

何言ってんだよ僕て言うか初めて会った人とこんなに話したのって初めてだ

「怪我とかは無いですそれよりあなたの方がなにか悩んでるように感じますよ?」

見透かされていた

「あっすみません僕昔っからあんまり人と接するのが苦手で…だからこんなに話せたのが初めてで…」

何言ってんだ僕は…初めてあった人に何言ってんだよこのバカタレ

「実は私もなんです」

彼女は笑いながらそう言い楽しそうにしている考えてみたらこの時からなのだろう僕が君を…君の瞳に恋をしたのは

「私斉藤愛今日はありがとね」

この日から始まったんだ僕が君の瞳に恋をして変わっていく物語は




1人の男子大学生朝井涼が盲目の彼女斉藤愛と出会い恋をして今までの自分を変えて成長していく物語

変わって成長した僕だからこそ今君に伝えたいあの日僕は君の瞳に恋をしたんだ

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