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ゲーム攻略者とゲームの世界  作者: Fis
第5章 新たな仲間と小さな正義
196/293

196 ボクと君

デートの続き

お店を出たボクはすぐにタクミの手を取った。

彼は少しだけ驚いたような顔をしたんだけど、しょうがないなって顔で許してくれたよ。


騙したような形で入ることになったけど、さっきのお店はボクの憧れでもあったんだ。

ずっと1人だから、恋人どころか友達すらいなかった時に見ていたから、ボクには縁のない場所だと思ってたけど、そんなことはなかったみたいだね。


ボクはタクミの手を抱え込むようにした。

そして考える。えっと、次はどこに行こうかな?


タクミはこの町のことを教えてくれって言ったけど、実はボクそこまで詳しいわけじゃないんだよね・・・


う〜ん、とりあえずここは商業区だし・・・


「じゃあタクミ、次はお買い物をしようよ!!」


「わかった。どんなものを見に行く?」


「えっと、、、じゃああっちの方で!!」

急に問いかけられてとっさに適当な方向を指してしまったけど、大丈夫だよね?

ボクは自分が指した方向にタクミを引っ張るようにして行く。

タクミは抵抗せずに引っ張られてくれる。




ボク達が行った方向にあったのは冒険者をターゲットにした装備が売ってあるところだった。みんな露店だ。

何かいいもの置いてあるかな?


ボクは露店の中を覗き込んだ。

えっと、置いてあるのは・・・・・アクセサリーみたいだね。

見てみると綺麗な装飾品がいっぱい、、、だけどこれはボクには似合わないだろうし、見ていても仕方ないよね。


でも、視線がそっちの方に寄っちゃうのは仕方がない。

だって綺麗なんだもの。


「ノア、何か欲しいものがあったのか?」


「えっ!!?えっと、、、な、ないよ?」

本当は何か記念に買っておきたいけど、ボクは今お財布を置いてきちゃってて買い物はタクミ任せになっちゃう。


あんまり迷惑はかけられないし、ここは引くことにした方がいい、よね?


「あ、そういえばノア、」


「ん?何かな?」


「お前出会った頃と比べて髪伸びたよな?」

そう言われてみれば、ボクの髪は長くなってきているかもしれない。

タクミと出会った時は肩に掛かるくらいしかなかったけど、今はもっと長い。

と言ってもそれほど変化があるわけじゃないけど、伸びていることは事実だ。


「そうだね。それがどうかしたの?」


「あ、おじさん。これをください。」


「毎度あり!!」

タクミはボクの質問を無視して何かを購入した。そしてボクの方を向き直る。


「ほら、ノア。これあげる。」


「えっ?」

そしてタクミがそう言ってボクにくれたのは髪留めだった。

真ん中の小さな円盤状のものから左右に非対称に伸びる細い金具。そしてそれは全体的に金色で、ぱっと見で高価なものだとわかる。


いや、値段自体はさっき購入しているのを見て92万Gってことは知ってるんだけどね?


「ちょっとこれつけて見てくれないか?」


「あ、うん。」

どうしたの?今日のタクミ、すっごい積極的で優しいんだけど!!?

ボクは少しだけ気押されるような形で髪を適当にまとめ、それを今もらった髪留めで止めた。


「えっと、どう?かな?」


「うん、やっぱり似合ってる。」

タクミはまるで自分の考えが正しかったのだと確信を持つように笑った。

う、、そんな目で見られるとちょっと恥ずかしいよ・・・


「おっ?なんだあんたら付き合ってんのか?お熱いねえ〜」

そこで店の中から、そんな声が聞こえてきた。

そっちをみればからかうようにボク達を見て笑う店のおじさん。


「ち、違うから!!そんなんじゃないから!!」


ボクはタクミの手を取って逃げるようにその場を離れた。

とにかく、その露店が見えない場所まで走った。


「はぁ、はぁ、、、、ごめんねタクミ?」

タクミはリリスが好きなんだよね?だからボクみたいなのを彼女って言われたら迷惑だよね?

ボクはそんな意味を込めてタクミに謝った。


「えっと何が?」

でもタクミは何のことかわかっていない。と言った様子だ。

あれ?

「だって、ボクと付き合ってるって言われて迷惑だったでしょ?」


「いや?別に?」

あれれ?


ボクの頭の中にいくつか?が浮かぶ。

そんなボクを見かねたのか、タクミの方から話しかけてきた。


「えっとノア、あんまり自分を卑下するのは良くないと思うぞ?」


「う、うん・・・・」


「よし、じゃあ次はどこに行こうか。」

タクミはボクの手を取った。あれ?君の方から手を取るのは珍しいね?

えっとじゃあ次はーーーーーこっちかな?

「じゃあ、次はこっちに行ってみようか!!」



そこからボクはてきとうに行き先を決定しながらタクミと街を歩いた。

服を見てどれがいいかって意見をもらったり、小腹が空いたから串焼きの屋台で軽く食事をしたり。


たまに入ったお薬屋さんでボクが間違って瓶を割っちゃって、それで2人で謝ったり。

楽しい時間を過ごした。

そして気づいたら、日が傾き始めていた。






「ねえタクミ、次はどこ行こっか?」

日はまだ落ち始めたばっかりだ。まだもう少しだけ、2人で遊ぶことができる。

この時間を、存分に使おうとボクはタクミの手を引っ張る。


「えっと、、、店系はもういいよな?どこかいい場所知らないか?」

そうだね〜、お店はもういいかな。

どこかいい場所・・・って言われると、あ!!やっぱりあそこしかないよね!!

今、ちょうど夜になり始めているしぴったりだよ!!


え〜っと、方向は・・・こっち!


ボクはそこに、とっておきの場所にタクミを招待しようとする。

「うわっ!!っと、、、」

そうしようとして、方向転換をした時、後ろを見ていなかったのが災いして人にぶつかっちゃった。

ボクは級の出来事に反応できず、でもこけることはなく後ずさりした。


「チッ、痛えな。」

ボクがぶつかっちゃった人はボクを睨みつける。

大きな体の男の人だ。

その人はボクとぶつかった苛立ちを隠そうとせず、こっちを見た。


そして、すぐにその表情を楽しそうなものに変えた。


・・・え?

「おいおい、穢れた血の分際でこの俺様にぶつかろうって、いい度胸じゃねえか。」

その言葉に、ボクは絶句した。

『穢れた血』ボクをそう呼ぶのは、小さい頃のボク、冒険者になる前のボクを知っている人たちだ。


ずっと、ボクをいじめてきた人たちだ。


ボクは萎縮してしまい、身動きが取れなくなる。

またいじめられる。そう思ったからだ。



ボクはあの頃とは違う。

仲間もできた。自分自身も強くなった。

でも、目の前に現れたトラウマに太刀打ちできないでいた。


その男は、また、ボクをいじめようと手を伸ばしてくる。


「ちょっと待った。」

その手を、タクミが掴んだ。

タクミが、ボク達の間に挟まるように割り込んでくれた。

その背中は、ボクにはとっても大きく見える。

「ああ?誰だよ手前。」


「ノアの友達。」

ボク達との関係を、誤解しようもない簡潔な言葉で表した。


「ぷっ、ぷくくく、、、おい穢れた血の分際でお友達を作ってやがんのんか?っくく、こりゃうけるわ〜、どうせお前自分のこと秘密にして取り入ったんだろう?そうだろ?え?」

そんなタクミを見て、男は心底楽しそうに笑う。

ボクは言い返すことができない。

タクミにボクのことを話さなかったのは事実だからだ。


「自分のこと?」


「そりゃあ、こいつがドワーフとノームのハーフを父親に、エルフを母親に持つ穢れた血統ってことだよ!!」

笑いを抑え、男は告げる。

それを聞いたタクミは少し、不愉快そうな顔をしていた。


やっぱり、やっぱり実際に真実を正面から叩きつけられると、タクミでもボクが気持ち悪く思えちゃうのかな?





その心配は、全くの杞憂だった。

「あのなあ、さっきからお前ノアのことを穢れた血だなんだって、うるせえんだよ。」


「あ?」


「ノアはノアだ。両親がどうとか、そんなものは彼女を語る時に必要なことじゃねえんだよ。」

タクミは・・・・・怒ってくれた。


ボクをいじめる男に、怒ってくれた。


「はは、、お前は何もわかってねえみたいだな。」


「あ?わかってねえのはお前だろ。生まれが特殊ってだけで、何も悪くないやつを貶めるのは馬鹿のやることだぞ?」


「ああ!!?言うに事欠いて俺が馬鹿だと!!?」


「その通りだ。人を穢れた血とか言って卑下する、穢れた心を持ったお前が馬鹿でなくてなんだっていうんだよ!!」


「くっ、お前もそこのやつと同類だ!!」

タクミは強く主張した。

そしてそこまで言われた男は、タクミに殴りかかった。

大きな体から繰り出される強力な一撃・・・・のはずだったのだろうけど、タクミには通用しない。


タクミはその一撃を姿勢を低くして回避し、そして伸びきった腕を取って男を投げた。


投げ技なんか使ったら、他の通行人に被害が出そうだと思ったけど、他の人たちは危険を察知していたのか、早い段階で距離を置いていたので問題なかった。


タクミは自分の足元に男を叩きつけるように落とす。

後頭部から落とされた男は、そのまま気絶した。



「ふぅ、ノア、大丈夫だったか?」

そして何事もなかったかのように振り向いてボクに笑いかけてくるタクミ・・・・


「あ、う、うん!!大丈夫だよ・・・・」


「どうしたんだノア?元気なさそうだけど・・・」


「うん、大丈夫だって。それよりほら、早く行こうよ!!」

ボクはタクミの手を強引に掴んで、別の場所に移動しようとした。

でも、・・・・


「痛ッーーーー」

思うように足が動かなかった。

ドタバタで気づかなかったみたいだけど、ぶつかった時無理やりこけないようにして足をひねっちゃったみたい。


「大丈夫かノア!!?えっと、、、とりあえず座ろうか。」

ボクはタクミの指示通り、道の端っこに腰を下ろした。

そこに行くまでもタクミに肩を貸してもらう始末だ。守ってもらって、また助けてもらうなんて、ボクは情けないなあ。





「ごめんねタクミ」

道に座って開口一番、ボクはそう言った。

「何謝ってるんだよ。お前らしくないぞ。」


「タクミにいい場所案内するって言ったのに、これじゃできそうにないなって。」

歩こうとする度に痛む足を見る。

タクミは知らないが、目的地は少しだけ遠いし、階段を上ったりもする。

この足じゃあ、それもできそうにない。



・・・あ〜あ、あの場所、タクミと一緒に行きたかったんだけどなあ〜


でも、この足じゃ無理そうだし今日は帰ったほうがいいよね?

また、行く機会はあるから、無理する必要ないよね?


「ん?案内はできるだろ?ほら、早く乗れよ。」

ボクの言葉に、タクミは背中を見せることで答えた。

両手を後ろに差し出し、早くこの背中に乗れと言っているようだ。



「えっと、いいの?」


「いいから」

ボクは恐る恐る、その背中に自分の体を乗せた。

するとタクミの手がボクの足を掴んだ。そして彼は立ち上がる。

ただ、タクミの手が最低限固定してくれていると言っても、ボクの上体は不安定だ。


ぐらぐらしてバランスを少し崩せば落ちそうだ。


だからボクは・・・・


「えい!!」

タクミの首に腕を回した。

体が密着する。タクミの背中は大きくて、そしてあったかくて、こうして背負われているととっても安心する。


でも、そんな安心とは裏腹に、ボクの心臓は早鐘を打つばかりだった。


「ノア、どっちだ?」


「えっと、あっち!!」

ボクは先ほど進もうとした方向を指差した。

タクミはそれに従うかのように、その方向に歩き出す。

それから先、ボクは道を記し続けた。



「えへへ、、、タクミ、懐かしいね。」


「あー、確かシュラウドがさらわれた時もこうやって俺がノアを背負ったんだよな。」

前にもこんなことがあった。

その時はボクが不甲斐なくて、途中で気絶しちゃったけど・・・・・


「ねえタクミ?」


「なんだノア」


「さっき、守ってくれてありがと。」


「どういたしまして。またああいうことがあったら、守ってあげるよ。」


「どうして?守ってくれたの?守ってくれるの?」


「ノアが震えていたから。泣きそうな顔をしていたから。俺はお前の仲間だから。味方だから。」


「でも、あれはボクの問題で、1人でもなんとかできるようにならないといけないよ?いつまでも、タクミに守ってばっかりじゃあ、ダメなんじゃない?」


「どうして?」


「だって、いつもタクミがいるわけじゃないから。」


「俺がその時いなかったら、呼べばいいだろ?」


「いいの?」


「いいさ。人は支え合う生き物だ。悪い道理なんてないさ。」


「・・・・ありがとう。」

そんなやりとりをしている間も、タクミの背中は広くて暖かい。


そして気づけば、目的地が見えてきていた。


「あ、タクミ。あそこだよ!!」


「わかった。ちょっと捕まってろよ。」

ボクが目的地を指差すと、タクミが速度を大幅にあげた。

ボクは振り落とされないように、タクミをギュッと抱きしめた。






目的地は、街を見下ろせる高台。

椅子などはないが、そこから今上ってきた場所をみれば街が一望できる場所だ。

先客はいなかった。今日は貸切みたいだ。


まぁ、ボクがきた中でここに人がいたことを知らない。

ここには数々の裏道を経由しないと来れないようになっているので、大概の人はこの場所を知らないんだ。


だからこそのとっておき。


誰にも邪魔されず、綺麗な景色を一望できるとっておきの場所。





そこにたどり着くまでに、結構時間がかかってしまい気づけば辺りは暗くなっていた。

灯の魔道具なんかで道が見えないということはないが、出歩くのは危険と思えるくらいだ。


そしてそんな暗い中で見る街並みは、灯の魔道具以外の光源はなく、地上に見える星空のようになっていた。


「綺麗だな。」


「綺麗でしょ?」

それ以上の言葉は必要ない。そう言わんばかりの

淡白な感想だ。

ボクは地面に降ろされ、タクミはその隣に座っている。

ボク達は少しの間、その景色を黙って楽しんだ。




下を見た後、次は上を見た。


星が綺麗に輝き、その中に一層大きな月が見える。


「タクミ、星が綺麗だね。」


「ああ、綺麗だな。」

暗闇の中で、自分を見失わず光り続けている星はとっても綺麗だった。


「なあノア、でも一番綺麗なのは月だと思う。」


「そう、だね。」

タクミは月が綺麗と言った。こうしていると、あの日、ボクが連れ戻されにきた日を思い出す。


「ねえタクミ?」


「何?」


「ボクは世間一般的に穢れた血、それについてどう思う?」


「どうも思わない。強いて言うなら、世界はひどいことを言うもんだって思うよ。」

自分のことを打ち明けても、タクミは一切態度を変えることはなかった。

それどころか、より一層、君との距離が近づいた気がした。


ーーねえタクミ、ボク、君にとっての月になれるかな?ーーー


近くにいて、大きく光ることができるかな?

どう思った時、ボクの気持ちは今までにないくらい昂ぶっていた。

もう、どうにでもなっちゃえ!!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜えいっ!!!


ボクは空を見上げているタクミの頬に向かって、キスをした。


タクミが驚いた顔をして、ボクの方を見つめてくる。

恥ずかしい。頭に血が昇っている感覚がある。

今からタクミがどんなことを言うのかが、少し怖い。

いきなりこんなことをしたボクを、軽蔑するような、拒絶するような言葉を言われたらと思うと、逃げてしまいたい。


でも、足を怪我したボクはそれができない。


でもきっと必要ない。

タクミはきっと、そんなことを言わない。


「あのね、タクミ・・・・ボク、君のことが好き。1人でいるボクに寄り添ってくれて、バカをやっても連れ戻しにきてくれて、そして優しい言葉をかけてくれて、ボクの隣に立ってくれる君が、、、、大好き。」

ずっと、抑えていた。

あの場所にはタクミと自分しかいないわけではない。

他にも2人の女性がいる。そんななか、自分だけこう言ったことを言うのはいけないと思って、抑えていた。


でも、今ここにはボクとタクミしかいない。

だから、いい、、、、よね?

ボクの言葉を聞いて、目をいつもより少しだけ大きく開けているタクミ。


ふふっ、いつも冷静みたいに振る舞っているけど、流石に動揺したみたいだね!!


「なあノア、、聞いてくれるか?」


「いいよ。」

突っぱねるような言葉でも、それがタクミの気持ちなら受け止める。そのくらいの気持ちで返事をする。


「実はさ、お前と出会った時、俺も1人だったんだ。いや、正確にはちょうど1人になった時だったんだ。」


「うん。」


「それでさ、あの場所も俺の知らない場所で、なんというか、しっかりしなきゃって。じゃないと生きていけないって思って必死だった。」

何も知らない場所でひとりぼっち、ボクと一緒だ。


「そんな時、ちょうどお前が現れた。そして一緒に行動してくれるって言ってくれた。嬉しかった。救われた。この場所を、楽しめるような気がした。」

そんなことを思っていたなんて、ボクは知らなかった。

初めはタクミはボクのことを、面倒なやつくらいにしか思っていないんじゃないかと思っていた。


「えっと、だからさ、、、、なんていうかさ。」

そこでタクミの歯切れが悪くなった。

でも、ボクから何かを言うことはなく、その答えを待つ。



「俺もさ、ノアに救われた。救ってくれた、一緒にいてくれたお前が好きだ。」

そして、答えを口にした。


嬉しかった。タクミは、ボクと同じ気持ちだった。

胸の高鳴りが、最高潮になっていた。

バクバクと、大きな音を体の中で奏で続けるが、それは自然と耳障りではなかった。


これを共有したいと思った。


ボクはーーーータクミに抱きついた。

ボクの頭を、体を、彼の体に擦り付けるように、抱きついた。


「ありがとうタクミ!!ボク、もしかしたら、、タクミもみんなと同じように、、、、ボクのことを、、」

ボクの頬には、涙が伝っていた。


でも、悲しいわけじゃない。嬉しかったのだ。

初めて友達ができて、その人と一緒に旅をしてーーーーーーーーーーーーーーーーそして、お互いが好きになって。


それを確かめ合って、嬉しかったのだ。



「ノア、ちょっとこっちを向いてもらえるか?」


・・・?

上から聞こえてくるその声を聞いて、ボクはタクミの方を見た。


ーーーーーッ!!?


上を向くとタクミの顔が迫ってきて、、、、、びっくりして、でもボクはそれを避けなくて、そして気づいたら、


僕たちの唇が重なっていた。


我ながらこの2人の展開の速さはびっくりですよ。


・・・いや、200話近く書いてるし、まあ妥当なところ・・・なのかな?


あー甘い。


前回は物理的な甘さで誤魔化したけど今回は文句抜きに甘いわこれ、、



感想的なの待ってます。

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