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夢幻の転生輪廻  作者: 栗栖野レイヤ
1/1

プロローグ

初投稿です。

拙い文章ですが、読んで頂けると嬉しいです。

 黄昏に染まる世界。

 光を浴びて輝きながら、海の波は寄せては返すを繰り返す。

 それを俺達は潮風を浴びながら眺めていた。


 世界でここだけ、時間がゆっくり流れていってるかもしれない、という錯覚にとらわれる。


 遠くから鐘の音が響いてくる。

 そんな時、ふと彼女ーーレイナが呟いた。


「ずっと……こうしていられればいいのに」


 笑顔でいるものの、彼女の瞳は悲しげに潤んでいた。

 親友ーークロハがそんな彼女の頭をくしゃっと乱暴に撫でる。


「僕達は変わらない。心配しないで」


 クロハの一言でレイナは目を擦りながら頷く。表情は変わらない。


 なぜレイナがそんな顔をしているのか、たった二人のレイナの友達である俺とクロハは知っている。



 明日、クロハが魔王に就任するのだ。

:(´◦ω◦`):

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