第57話 ダンスパーティと、エラーと、尻尾をつかむ
学園主催のダンスパーティへ。
マイラの手を取って会場入りする。
中ではオーケストラが曲を演奏していて、天井には魔道具のライトとシャンデリアが。
会場は着飾った男女で溢れていた。
「お嬢様、一曲踊って下さいますか」
俺は体の前で腕を折り、深くお辞儀してマイラをダンスに誘った。
ダンスの授業があるので俺も上手くないが一応は踊れる。
「よろしくってよ」
マイラと一曲踊ってしばらく休憩だ。
セレンが俺達の所にきた。
「踊ってくれる」
「駄目!」
「マイラ、剣技練習の時の埋め合わせもまだだし、我慢してくれよ。お願い」
「もう、仕方ないわね」
「セレン、一曲踊って頂けますか」
「喜んで」
セレンと一曲踊って、戻る。
マイラが居ない。
あれっ、どこに行ったのかな。
バルコニーとか行きそうな所を手あたり次第に探す。
居ない。
通信魔法をしてみるか。
通信魔法をしたが、マイラからの返答はない。
もしかして。
ある魔法を実行してみる。
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
void main(void)
{
FILE *fp; /*ファイルの定義*/
fp=fopen("モンスチ","w"); /*マイラとの回線を開く*/
if(fp==NULL){
prinrtf("エラー");
}
else{
fprintf(fp,"今、どこ?"); /*メッセージを送る*/
fclose(fp); /*閉じる*/
}
}
うわっ、エラーが表示された。
やっぱりだ。
たぶん書き込み不可になっている。
マイラに何かあったに違いない。
会場をくまなく探す。
途中、エミッタとアキシャルと会った。
「マイラを探しているんだけど」
「会ってないのだ」
「恋する人を必死に探す。ロマンチックだね」
「ありがと。マイラに会ったら俺が探していたと伝えてくれ」
そう言ってまたマイラ探しを再開する。
女の子達に囲まれているカソードを見つけた。
「カソード、マイラを見なかったか?」
「見てないな。会ったら、タイトが探していたと伝えるよ」
「ああ、頼む」
くそう空振りか。
会場の外かも知れない。
会場から出ると入口の所に招待状をチェックする係でアノードが立っていた。
「アノードさん、マイラが居ないんだ」
「マイラなら少し前に会場を出て行ったよ」
やっぱり。
外に出たのでは、探す範囲が広がる。
手に負えないな。
人探しの魔法を作るとしよう。
void man_search(void)
{
FILE *fpi; /*まずはその場所の情報を得るために入力の定義*/
int i; /*カウンター*/
char s[256]; /*読み込み用の領域*/
char cmdname[259]="cd "; /*場所を変える時の頭の部分*/
system("dir > temp); /*その場所の情報を得る*/
fpi=fopen("temp","r"); /*仮ファイルを開く*/
while(fgets(s,256,fpi)!= NULL){ /*得た情報の一行*/
if(s[0]=='<' && s[1]=='D' && s[2]=='I' && s[3]=='R' && s[4]=='>'){ /*先頭を場所かどうかチェック*/
/*データが場所なら、場所を変えるために場所名をコピー*/
i=0; /*カウンター初期化*/
while(s[i+5]!='\0'){ /*一行の終わりまでループ。6文字目から始まる*/
cmdname[i+3]=s[i+5]; /*一文字ずつコピー*/
i++; /*カウンターを増やす*/
}
cmdname[i+3]='\0' /*終わりの印を入れる*/
system(cmdname); /*コピーした場所名に変更*/
printf("場所は%s\n",cdname); /*場所の名前を出力*/
mansearch(); /*コピーした場所を人探しする*/
}
else{
printf("%s\n",s); /*データが人なら出力*/
}
}
fclose(fpi);
system("DEL temp"); /*仮ファイルを消す*/
}
void main(void)
{
man_search(); /*人を探す魔法*/
}
駄目だ。
これだと無差別に人を探してしまう。
それにマイラ限定で探さないと。
それに再帰呼び出しの終了条件が設定されてない。
まだある。
再帰呼び出しされると『temp』が上書きされてバグる。
駄目だ。
集中できない。
ええと頑張るんだ俺。
終了は手動でやるとして。
『temp』の件はtempという文字列に場所の名前を結合すればいい。
マイラ限定にするには、探した人の神秘魔法名とマイラの名前を一致したか確認すればいい。
よし、直した。
魔法を発動。
駄目だ。
うんともすんとも言わない。
止め止め、止め。
駄目だ。
集中できない。
「タイト君、関係あるか分からないが、噂を拾ってきたのだ」
会場の外にいた俺の所にエミッタが来て言った。
「頼む。情報なら何でもいい」
「リニアが失踪する前にサージと会っていたそうなのだよ」
リニアは俺が魔法学園に入るきっかけとなった依頼で探している女生徒だ。
あの野郎。
もう殺しを躊躇するものか。
「こうしちゃいられない」
「落ち着きたまえ。そのサージだが、学園に帰ってきているらしいのだ」
俺は身体強化を掛けて、サージの部屋に向かって、全速力で走った。




