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世にもすんばらしい名前:美美美美(みよしみみ)を思いついた。

ようやく人間界の入り口に立ったから、

名前を考えて、みよしみみとつけた。漢字は美美美美をあてた。

検索すると人間界にない名前だから女人界の姫には相応しいだろう。

みみさんだけどこのガタイに相応しくないな、デカ美が相応しい。

でもアマゾネスのいかつさはない、

なんというか、柔らかく、ふっくらしたまんま大きくなった感じだから、犬好きにはふわふわの大型犬と変わらないかもしれない。

なんて思考にふけっている場合ではない、タイムリミットは迫ってくる、そのまえに夜がやってくる。

食事と風呂がある。

だけど、風呂入るのかな、女人界だから人肌の泉なんかあって、風呂なんてないかも知れない。

姫たちが裸のオンパレードで全く隠すなんてしないで優雅に天真爛漫にチャプチャプしている図が浮かぶ。

浮かんでも入れるわけじゃなし、覗けるわけじゃなし、意味が無いから姫を風呂に入れた方が面白い。

きっとなにこれ! せまーい、なんてプー垂れるな。

でもこれからの事を考えると風呂作法は教えておかなければならない。

食事もだ。熱―いと言ってペッと手のひらに吐き出し、手のひらが熱くなると口に放り込むなんて、

三歳の馬鹿でもやらない、2歳でもやらない。

そうすると横に居てふーふーしてやらなければならないのかな。

ラーメンをたべさせようかな。

まあ人間界の食べ物は大抵熱いと教えよう。


しかし、異世界ものが何十万字になるのがなんとなくわかってきた、まったく切りが無い。

風呂にいれると案の定ボディソープを知らない、

なんでも泉水に入れば汚れが落ちてそのうえコーティングされるそうだ。

でもそんな水は無いから、化繊の風呂タオルも嫌がるから、ソープを手に取って撫ぜ回してやった、

意外と喜んでいる。

やはり3歳児だ。

でもデカいケツは洗いがいがあるし、素直に髪を洗わせる姿は女子を征服した気にさせるが、

もちろん姫にそんな気は無いから一方通行で先には届かない。

風呂から出て体を拭こうとすると嫌がった。

姫たちは風乾だそうだ。

うへー、不味い、チョー不味い。

姫の長い髪がタオルに付いた。

母親に、父親でも、見つかったら大事になる。

両親の不在をいいことに何をやっていた、と大騒動になる。

痕跡を残さないように慎重になる必要がある。

食事はワンプレートにして熱を取り、スプーンとホークで食べさせた。

よし、部屋に戻って先の事を考えよう。


「いつ帰れるか分からないから人間界で生きて行かなくちゃならない。分かる?」

姫には生活というものが無い。

生きていれば自然と充足されるから、過去の貴族か未来人か、生活で困るということは無い。

ならばこのまま放り出せば生きていけるのだろうか? 

野良猫みたいに。でも猫じゃないし、直ぐに裸になってしまう姫を街に放てない。

ホテルに監禁することになるのかな。

そうするとお金か。

「姫様、お金持っていない?」

 無意味だろうけど、聞いてみた。

「宝玉があればいいけど、どうかな?」

「どうかなってどういう意味?」

 姫はそれには答えず、押し入れを開け、ケツだけ見せて入って、襖をピシャッと閉めた。

ツルの恩返しでもやるのかな。

暫く経ってから出てくると、手に何やら小さな石を持っている。

なにそれ? 

ダイヤモンドの原石よ。

どうしたの? 

取り寄せたのよ。

そんなことが出来るのか? まあ異世界物だから出来るんだろう。

「お金の方が良いんだけど」

 姫はまたケツだけ見せて押し入れに消えた。暫くすると1万円札を掴んで現れた。


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