Hな写真をみんな2枚も3枚も持っている
「何枚くらい出回ってる?」
「みんな持ってるよ、女子にも人気だよ」
「でも流石にネットに出す奴はいなかったよ」
「じゃ、現物だけ回収すればいい?」
「無理だよ」
「こんなの持ってたら退学だぞって脅したら出すかな」
「まあある程度は」
面倒だな。とりあえず3枚は回収した。でもスケベ男子だからな、目に焼き付けちゃっただろう。許せない。
男子に噂が広まった。
「あの写真やばいぞ」
「やばいって?」
「燃えるんだぜ、自然発火で消えちまうんだ」
「俺も聞いたよ、下の毛が燃えちまったやつも居るそうだよ」
「自分だろ」
「…」
怪現象にみな震えたそうだけど、手元の写真が燃えて消えるの見て、恐ろしさに身も凍った。婆ァの仕業以外考えられない。
若と志津さんに呼び出された。
「君、婆ァと交信できるって言ったよな」
「言ってないよ、かも知れないって言っただけだよ、拡大解釈しないでくれる」
「ごめん。でも怪現象だよ」
「若にも怪現象なの?」
「うん、経験がない」
「婆ァと言う人の仕業なの?」
志津さんが口を挟んだ。
「わからないよ」
「それって婆ァは人間界に力を及ぼすことが出来るってこと?」
志津さんが本質を突いて来るけど、僕への脅迫は知らない。志津さんを伴って若から少し離れた。
「若は姫の写真見た?」
「見たけど、見えていないみたい。普通なら姫だって言うでしょ、なんの感想も無いのよ」
「やっぱりね、姫はそういうのなくて全部見えちゃうみたいだよ」
まあ病気のことは言えない。
「そうなら、隠すなんてことは不可能よ」
そうだよ。イコール人類の滅亡だ。
僕も裸遊びが過ぎたら一瞬で燃えて消えてしまうのかな。
ギョエ、病気になれない。
まあ、僕が消えて、その後人類が滅亡するなら、
それは僕にはまったく関係ない。
一発花火を上げて死んじゃうのも一興だ、なんてジジイなら言うかな。




