志津さんとスッポンポンが女子にみられた
あんたもって言われた様な気がしたから僕も裸になった。
病気がピンと跳ねた。
人間の女だとちょっと恥ずかしい。
病気を指さして、
「若はこういう風になる?」
「ならないわよ」
「へー、進んでるー」
意味分からない感想だけど、志津さんは、
「姫をどうするつもり? ずっとホテル住まいってわけにも行かないでしょ」
若を今の境遇にしたのは志津さんなのか。
「志津さんはどうしたの?」
「人間の戸籍を作らなくちゃ始まらないでしょ」
なーる。
「頼んでも良い?」
「良いわよ、何年生にする?」
「同級生じゃ無理かな、大人びているし」
「髪切れば大丈夫よ」
霧が晴れて光明が射すのが感じられた。パンティーとか人間の女にするのは頼めば良い。
だけど、
「一つ重要なことがある」
「なに?」
「人間の女にアレがあることは絶対に秘密にして欲しい」
「なぜ?」
単純に返すんじゃない、姫みたいだよ。
「女人界には子供を産むなんて無いんだ。セックスも絶対的な秘密事項なんだ」
「へー、不思議」
「アダム以前の状態だよ」
「あっなーる」
「亜界は、イブの状態が保たれているんだよ」
「なーるほどねえ」
「男人界も同じだよ、アダムはイブを訪ねていないんだ。だって若は病気にならないんだろ」
「そういうことだったの」
「男人界の方がちょっと緩そうだけど、きっと頭に入らないように爺ィにコントロールされてるんだよ」
「爺ィって?」
「男人界の統率者だよ」
「じゃ婆も?」
「婆ァの方がさらに力が強そうだよ。人間界を滅ぼすぞって脅されてる」
「ウソー」
「本当だよ、だからアレとかセックスは絶対に秘密にして欲しい」
「そんなあ、出来るかなー」
「人類の命運がかかってるんだよ、人類が滅びたら志津さんのせいだからね」
クラスの女子がノックもせず入ってきた。
ウワー、深刻な話に油断していた。
女子は裸の二人に驚いて硬直している。
どうしよう、退学だあ。
慌てて女子を中に引き込んた。
とととと速足で引っ張られている。
硬直は解けたようだけど動けないままで目は僕に吸い付けられている。
で、僕はなんとまだ病気だったけど真正面から、
密着するばかりの近さから、
「誰かに言ったら突き刺すからね」
と脅した。
それこそ退学だけど、女子はさも恐ろしそうに頷いた。
刺すとは鉛筆とかでナイフではもちろん無い。




