この曲のキーはどうします?
カラオケに行ったことはありますか?
嫌いな方でも、嫌いになったと言うことは行ったことがあるからでしょうかね?(笑)
私は仕事柄カラオケを歌いに行くことはほぼありませんが、カラオケ代わりに演奏することはよくあります
あとは、少人数のアコースティックユニットのリハで、カラオケボックスを利用したことはあります
アーティストの皆様、著作権料が入らない利用の仕方ですみません
それでカラオケへ行かれた時に「この歌は音が高すぎるからキー下げてくれへん?」とか反対に「上げてくれへん?」なんて言ったことはないでしょうか?
まあ、自分で操作される方もおられるでしょうけどね・・・
便利ですよね、ボタン一つでキーが上下できるのですからね
これ、生演奏だと転調演奏するのは気合がいりますよ!
仕事なのでそれができないといけませんがね・・・
それで音楽の不思議といいますか、曲の不思議といいますか、同じキーでも歌える曲と歌えない曲があるのですね
例えば、ハ長調の曲があったとします
ある曲はメロディがドから始まる、またある曲のメロディはミから始まる、さらに別の曲のメロディはソから始まるなんてことは普通にあります
ハ長調の主要三和音の構成音はドミソですからね
これねぇドから始まる曲を男性が歌えて、女性が歌えなかったとしますね
でもね、ソから始まる曲は同じハ長調でも女性は歌えても男性は歌えなかったりすることもあるのです
なんせ5度も出だしの音の高さが違うのですからね
その先のAメロ、Bメロ、サビでどう展開するかで決まるのです
そう!ハ長調だからと言って、男性も女性も歌える歌と歌えない歌があるのです
非常に当たり前な話なのですけどね
それと少し内容が違いますが、キーを決める時の話です・・・
歌い手さんからよく言われるのが「この曲はカラオケのマイナス3でお願いします」と言う表現です
これねぇ・・・カラオケ会社によって同じ曲でもキーが違うし、それが原曲のオリジナルキーでないこともあるしね・・・
解らんのですよ!
原曲のキーが解っていて、そこからどう上下させるか?で伝えないと、音合わせの時にえらいことになりますよ
流れるカラオケの曲からキーを決めるのはご法度ですよ!
まあ、そういう時は自分が歌うキーのカラオケの一部を録音してもらって送ってもらいますけどね・・・お互い手間ですよね
あくまでもキーとは明確に決めて相手に伝えないといかんのですね
生演奏で歌おうとする方はせめて何のキーで歌っているか?は知っておいたほうがいいのです
と言いながら、歌伴奏はお仕事の一つですので必死に頑張ります!