銃の取り扱い
民間警察の出現により、条件付きで銃を持つことができたが、依然として銃刀法のおかげで銃社会というほど民間には銃が普及していない。
過去、銃の所持が許可されている警察官であっても、発砲すれば出世ができないと噂をされるほど、慎重な扱いが必要だった。自分や市民を守る為、発砲する場合でも、本当に発砲するべきだったか追求されることになる。
しかし、治安の悪化により、複数人相手をする場合が増え、応援が来る前に、数で勝る相手に返り討ちにあう場合が出てしまった。5人程いた強盗犯相手にたまたまパトロールしていた警察官2人が接触したが、止めることができなかった。さらに、捕まることを恐れたゆえに暴行がエスカレートし、1人が殉職、1人は意識不明の重体後、病院で死亡。
さらには、不審な外国人が複数いると通報を受けて、現場に向かった。犯罪組織と繋がりのある外国人で、拳銃を所持しており、向かった警察官は射殺された。その後、逃走した外国人らが民家に立て籠もり、銃撃戦へと発展してしまった。身も蓋もないことを言えば、警察のメンツが潰さてしまうことになる。
その後、警察官の拳銃の発砲については、シビアだったものが、いくらか緩和されることになる。
非常時での発砲は認可されやすくなり、もはや、アメリカのように犯人の無力化が優先されるようになった。さらには、装弾数5発の38口径リボルバーから、9mmの自動拳銃に更新された。
しかし、公的な警察官は人員補助の為にできた民間警察をまとめる管理と事件の捜査が主になり、発砲することが少なくなった。
ちなみに、民間警察の資格には、3種類ある。捜査権こそ持たないものの、現行犯などの私人逮捕の権限は増えている。
下位の丙種は、以前警察で使われていた38口径のリボルバーのみ所持ができる。
非常には公的な警察から応援によばれるが、警察というより、上位の警備員という立場で、パトロールと現金などの貴重品や依頼人の警護などを行っている。
銃の取り扱いが一番厳しく、有事の際は、既存の銃の取り扱う法にのっとりつつ、発砲は基本に警察か乙種以上資格者の許可が必要である。
中位の乙種は、有事の際の対応に力を発揮できる人材を求めており、試験が難しい事で有名である。
特に実地試験が難関だ。元自衛隊や元特殊部隊などの経験者が取得することが多い。
装備面も、普段の所持であるば自動拳銃も認可され、大規模な事件が起きた際は、応援にくる特殊部隊の繋ぎとして、短機関銃やショットガンなどが許可される。丙種が数を生かして、パトロールや避難誘導などの安全確保や現場の封鎖等の補助がメインならば、こちらは警察と共に有事の対応を行う。ある程度、自己判断で銃を使用でき、ボディカメラなどで正当性を立証できれば警察の許可がなくてもいい。ちなみに同行している丙種に発砲許可をだせるが、よほどでないかぎり必要な判断か追求される。
最後の甲種は、ざっくばらんに言えば経営者向けの資格であり。状況によっては、公的な警察と同等の権限を持ち代行して、発砲許可など現場の指示がだせる。