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 隠れた二人を探す為に、まわりは慌ただしく動いている。


「ついてくるのですね」


 元特殊部隊だけに、タチアナのとる隠密行動に対し対応し、ついてきた。足こそひっぱらないものの、近くにいられるのは邪魔に感じる。この男も足止めの対象ではあるが、何が目的かわからない以上どう動くかわからない。


「ああ…怖いおじさんたちでいっぱいだからな…」


 彼は肩をすくめ、イタズラを隠す子供のように笑う。


「手短に聞く、あなたの目的は?」


 タチアナの問いに、真顔になり、真剣な眼差しで答える。


「子供を探してる。オレの姪だ」


「警察に捜索願は?」


「難民申請中で難しい立場だ。どうしても動きが悪くなる。だから、自分たちで動くしかない」


「心当たりは?」


「今はここの密輸をしている関連だけだ」


 嘘か本当かわからないが、この工場にあるなんらかの手がかりが共通の目的になるのは確かだ。


「協力はしませんが、敵対行為をしなければこちらからは手は出しません」


「それでいいぜ。こっちはこっちで勝手にやらせてもらう」


 

 


 

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