表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/34

Bonus track 1 Restart

 犯罪で銃が使われた時に、凶器に使われた銃を特定するのに線条痕使われる。銃の指紋とも言われ、銃口内部に刻まれた溝、ライフリングにより、銃によって異なる銃弾にことなる傷が刻まれるからである。


 そして、日本に置いて銃の取り扱いは基本的に厳しい。公的機関から支給されたものや販売を認可された店の銃を犯罪に使えば犯人は簡単に特定できてしまう。


「タチアナ、二つ言いたい事がある。一つ、民間警察の看板を掲げる以上その引き金の軽さをなんとかしろ。二つ、銃と弾は会社の備品扱いになるから、前回みたいにオーストリア製9ミリをデッドウェイトだからって捨てるな。ついでに愛用のリボルバーとか私物はよほどのことが無い限り使うな」


 会社の体を取る以上、備品や資産の申告が必要である。会社で管理してる銃を不用意に使うと面倒だからと私物を使われても問題である。


 わかってはいると思うが不安なロイは口に出してジェーンに伝える。


「結局、銃を使う仕事に戻った上に窮屈なのね…」


「発砲前提で考えるからだ」


 命令自体は彼女は守って行動する。しかし、デッドオアアライブならデッドを選ぶ傾向にある。その判断に情や倫理感が薄く。生かす理由がなければ命乞いをする相手でも殺す。


「まあ、警察といってもあくまで民間だ。有事の呼び出し以外は委託されたパトロールをこなして、不審者をしょっぴけば抜くほどのことはないさ。他は、失せ物探しとか尋ね人、依頼人の身辺警備とか、探偵や警備員と変わらないさ」


「抜くことにならないといいけど」


「おれはお前が人のドタマを弾かないことを祈る」


 あの騒動から数日たち、働く支援するリクルート系の仕事を行うOLだったジェーンは、民間警察として再スタートを切ることになった。


 果たして、彼女はバイオレンスから抜け出せるのか?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ