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人を好きになるということは  作者: ヒュウガ
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黒柳さんとイインカイ

またまた新キャラです。メインヒロインはこの二人です。多分。

まだまだ続きます。

さて、学校が始まってすぐのイベントなんて早々あるものではなく、2日過ぎた。

「今日は係と、委員会決めるぞ〜」


と昨日夜ふかしでもしたのだろうか、目の下に少し隈ができている先生が気だるげにそう言った。

それにしても委員会か、何にしようかな?


「あ〜じゃあこの委員会は〜」「じゃあお前ここな〜」

強制なのか、先生に指名された生徒たちが皆嫌そうに少し文句を言いながらも承諾する。


「図書委員か、よく本読んでる奴だな。つまり三枝、お前だ」

とわかっていたかのように皆頷く、え?何その単純な考え方?まぁいいが。そう思い頷きをして承諾の意思表示をする。


「じゃあ女子だが、誰か本の虫とやりたいやついるか?ここで手を上げてくれると先生からの評価が少し上がるぞ。逆に手が上がらないと三枝が悲しい思いしちゃうぞ〜」

散々に言うなこの人、そして先生に言われまくってるからすでに悲しいが?と悲観になっていたら。

後ろのやつが手を挙げる。


「おっ!白雪!やってくれるのか!やっぱりお前はいいやつだなぁ。三枝が可愛そうで手を上げてあげるとか。よかったな!三枝!うち1番の美女が一緒にやってくれるってよ!」

とテンションがだいぶ高めになっている先生が言う、実際誰でも良かったのだが名前を覚えている人で良かった。新たに覚えるのはめんどくさいからな。


「いえ、先生私は元々図書委員になろうとしてました。なので相手は誰でも良かったのです。」

と白雪さんが否定をする。まぁだろうなとは思っていたが、いい子ぶりたい訳ではないからなこの人は。多分だが。


「そうか、白雪、残念だったな!三枝!お前への慈悲はないってよ!」

態々いらないことを口にする先生、いやマジいらないです。興味ないんで。てか、まじでこの人テンション高いな、なにかいいことでもあったのだろうか。まぁどうでもいいことか。


「じゃあ図書委員は三枝と白雪で決定な、男子共、三枝に嫉妬の感情向けるなよ?慈悲はないって言ってたろ、誰でも良かったんだとよ」

そう先生が決定事項を口にしていると。


「よろしくお願いいたしますね?三枝くん。」

「あぁよろしく」

そう挨拶を交わすのだった。その会話にすらクラスの男子共の視線が少し、いや、かなり痛かったのは言うまでもない。この白雪さんもあんまり関わりたくはなかったんだがな、委員会で一緒になってしまったのはもうしょうがない事としても、なるべく関わらないようにしようまじで。男子の視線が痛いからな。怖い。

そして、すべての委員会が決まると。


「この後すぐ委員会での集まりがあるから場所把握しとけよ〜」

と言い紙を黒板に貼り付ける、どうせ図書委員のことだ図書室だろうな、と何も見ずに行こうとしたが、まず図書室の場所がわからない件。そりゃそうだだってまだ学校3日目だぞ?学校なんか把握してるわけない。そう思い場所を確認しようと思ったが人が溜まってしまい見れない。どうしたものかと悩んでいたら。

「三枝くん場所はわかりました。行きましょう」

と白雪さんからお声がかかった、マジで優秀だなこの人は。真面目。そんな事を考えながら白雪さんの後を追う。


「ここのようですね」「そうだな」

余談だがここに来るまで一言も喋らなかった、俺達だが図書室を見つけ確認する。

そして、確認をすませ、中に入るとすでに何人か生徒が集まっていた。


「おぉ!白雪さんだ!ここの委員会あたりぃ!」「白雪さんもこの委員会なのかラッキーだな」

他のクラス、他の学年にも、やはり白雪さんの美貌は伝わっているようだ。’’も’’?

と疑問に思い中を見回すと、明らかに雰囲気が違うやつがいた。白雪さんほど場違いってわけじゃないけどただやはりすごい人だなっていうのはひしひしと感じる。とそう思っていたら目があってしまった。やべっ見すぎたか?まぁあれだけ美しいんだから見られなれてると思うから気にしてないか...


「座りましょう三枝くん」

少しの間ドアの前で立っていたのか白雪さんに座ることを催促される。

こうして座りながら時間が経つのを待っているとぞろぞろと人が集まってきて、いよいよ始まるようだった。

どうやら男の先輩が司会を務めるようだ、委員長になる人かな?なんて思っていたが視線が明らかにおかしいことに気づく、先程の美女と、白雪さんにずっと目配りをしているようだった。


「さて皆この委員会を選んでくれてありがとう。これから一緒に頑張っていこうね」

と口では皆と言っているが実際はは二人しか見てない。


「この図書委員会の委員長になる〜〜〜だ、よろしくね」

「よろしくっす」「よろしくお願い致します」「よろ〜」

俺は名前を覚える気も、仲良くする気もないので一切口を開かない。


そして、やはり始まりというのはめんどくさいもので、自己紹介のイベントがまたきた。

俺の後の白雪さんで盛り上がりながら1年生が自己紹介していく。すると

黒柳くろやなぎ りん

たった一言冷たく自分の名前だけ放つとさっさと座る。うわ、あの人もあんまり関わっちゃいけない人だな。と心に決める。




勿論読者様はわかっているでしょうが完全なフラグです。はい。めちゃくちゃ関わりますのでお楽しみください。

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