プロローグって意外と上手く書けない
文章力拙すぎますが勘弁してください…
初小説です。よろしくお願いします。
やぁ読者の皆様、はじめまして。
いきなりなんだお前は、と思った人が多いだろうね。
まあ、僕はこの物語の主人公の一人だ、とだけ理解しておいて欲しい。
今度は何故小説の登場人物がいきなり読者に挨拶をするのか、とも思っただろう。
これに関しては、昨今のいわゆるラノベという物においても、あと漫画なんかにおいても珍しくはないだろう。
要は気にしたら負け、ということさ。メタ発言が多い、とも言うかな。
だとしても挨拶をしてきた意味がわからない、と言う読者が多いだろうね。
何、簡単な話だ。
「この物語はおおよそこんな感じである。」と説明するためだ。
作者曰く「ストレス発散に近いし、こんなもんでいいっしょ。」だとか。
だから基本面白くもないネタに走るだろう。
……それが嫌なら見なければいい、という警告だ。
それでも読んでくれるというのなら、嬉しい限りだ。作者も泣いて喜ぶと思う。
……前書きはここまでにしようか。それじゃ、本編へ。
僕達と共に異世界観光を楽しもう。
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朝、という時間は憂鬱なものである。
おそらく殆どの人がそう思っているだろう。その原因は大方学校や会社に行きたくないからだろうか。それか惰眠を貪っていたい。ちなみに作者は後者である。
これに『休み明け』という情報が加わるとする。もっと憂鬱が強くなるだろう。人によっては絶望にグレードアップする組み合わせだ。
しかし、例外が存在するのもまた然り、というのが世の常であろう。この物語の主人公の一人である少年はまさにそんな例外である。
彼の名は“白護神依”。雰囲気がかなりゆるふわした、見た目優しそうな少年である。
そんな神依は他にも来ているクラスメートとじゃれ合うことも無く、文庫本を片手に自分の世界に入っている。彼にとって朝は読書のための貴重な時間なのだ。
まあこのように温厚かつ大人しい少年ではあるが、クラスの中ではかなりの人気を誇っている。自分から話しかけることは無いが、暗い訳ではなく、むしろ話しかけると気さくに返してくれるためである。
さらに言うなら、毎日話しかけてくる人物、それもこれまたクラスの人気者、複数名がいる事も拍車をかけている。
「やあ神依、おはよう。今日も来るなり読書かい? 」
「あ、その本最近話題になってるやつじゃない? 貴方が読んでいるってことはやっぱり面白いのかしら」
「うん? ……ああ、天哉君か。それに結夢さんも。そっちこそ毎日毎日僕に話しかけて飽きないかい? あと、この本は凄く面白かったよ。詳しくは言わないけどね」
「お前もう読み終わったのか? 昨日も別の本読んでたしよ。読むスピードどうなってんだ……」
「神依君って休み時間も本読んでるよね。しかも朝に読んでるのと別の」
「龍己君に緋奈さんも。朝読んでる本は前の日に大半読んでるからね。そりゃ読み終わるさ」
と、これが神依と件の人気者達の朝の会話の一例である。先程の会話で話しかけたのは、順に“日ノ源天哉”、“立花結夢”、“獅子崎龍己”、“松風緋奈”。
天哉は成績優秀、運動神経抜群、カリスマ性ありで正義感が強い、あとなんかキラキラしてるとこの作品でなかったら普通に主人公をやれるトンデモ人材である。が、一筋縄ではいかないのがこの少年。
「読書もいいが、クラスメートとの交流を深めようとしないのは感心しないな。俺たちや彼以外と話をしていないじゃないか。もっとみんなと仲良くなろうと思わないのかい? 」
自分の考えが絶対だと思ってしまうのだ。それだけならいいのだが、彼の絶対の自信も相まってかそれを曲げる前に大抵相手がなびいてしまい、それがコミュニティ全体のルールになる。彼が白と言えば白である。カリスマ怖え。ただそれを抜けば正義感溢れる良い奴で、それに加わるカリスマのせいか人望が半端ではない。
結夢は由緒正しい家の娘で、基本天哉と共にいる。理由は、
「天哉、別に神依君はみんなと話さないわけではないのよ? 」
天哉の性格を知っているから。常に相手が不快な思いをしないかと胃が痛い苦労人。彼女が天哉を窘めるまでがワンセットである。生来の面倒見のいい性格からか、本人曰く「放っておけない」のだとか。天哉も結夢の言うことには聞く耳を持つし、結夢は天哉のカリスマに絆されない。
余談だが、彼女はその姐御気質から男女問わず慕われている。本人の意思に関係なく一年生ながらに姉御としての地位を築いていたりする。
龍己は天哉と一番仲の良い男子である。
「だがよ、神依が自分からアイツ以外に話しかけることはなくねーか? なんつーか一線引いてる感じはあるぞ」
そして時々余計な一言を入れる。結夢の胃が更に痛む。彼は思ったことが口から出てくるだけで、悪気は一切ない。
彼の実直な性格は人気である。結夢と同じようにみんなの兄貴をやっている。190を越える柔道で鍛えられたのであろうガタイと多少の強面からは想像つかないイケメンぶりが大人気。
緋奈のわかりやすい特徴と言えばその可愛らしい容姿だろう。他の4人と比べても一際目立つ。そんな彼女は、
「……」
特に何も話さない。元々無口で気まぐれな少女。一回絡んだらそれでおしまい、なんてことはザラである。
神依以上にクラスメートと話すことがないが、それがいいという者も多く、学校内ではマスコットのような扱いを受ける少女である。事実彼女に告白して砕け散った人は数えきれない。
天哉達といる理由? 緋奈曰く「なんだかんだ安心する」らしい。幼なじみ同士の仲が良すぎる。
なおこの五人は全員纏めて容姿がいい。そのため、毎朝この時間、神依の席が教室の真ん中であることもあってか、彼の席の周りがクラス中の、ひいては学校中の注目の的となる。実際他学年の生徒も外から覗いている始末である。特殊な訓練を受けた者たちは教室の窓から覗いている。尚、この教室は3階にある。
そんな平穏? な時間は、決まって1人の声で終わりを迎える。
「神依〜弁当忘れてんぞ〜」
輪を形成していた5人にいつの間にか混じっていたその少年は弁当箱を神依の机に置いた。
「やぁありがとう。感謝ついでに言っておくけどね、しれっとそこにいるっていうのはやめておきなよ? 」
「フハハハ、気づかん奴らが悪い」
「いなくなるよ? 友達。それでいいなら淵生の好きにすればいいけど」
「いなくなるほど友達おらんわ言わせんな。お前よく知ってんだろーが」
しれっと自虐した彼が、先の会話にちょこちょこ言及されてきたもう1人の主人公、“逆波淵生”である。名前が少々禍々しいことを気にする少年である。作者としては申し訳ない気持ちになる。
威圧的だが、それを凌駕する程自由気ままな性格である。そのせいか、彼が理解出来ず毛嫌いするものは多い。顔に釣られる者も多い。また、彼を慕う者もいるが皆変人である。つまり、
「つか撓垂れ掛かって来るな緋奈。おにぎりやるから」
「ムグッ」
緋奈は変人ということになる。腰ほどある髪からおにぎりを取り出して口に突っ込む淵生と、その胸に背中を預けながらおにぎりを食べる緋奈、中々にシュールだが毎朝の決まった行動である。周囲から敵意や殺意がこもった視線が刺さるのもお決まりである。
「おはよう淵生、何時も聞いているがなんでそんなに緋奈に懐かれているんだ? 俺達でもそこまでは無かったぞ」
「挨拶ついでに質問ぶっ込んでくるな。何度も言っているが知らん」
何気に輪に入る淵生。大体セットで行動する、というか同じ家に住んでいる神依・淵生と天哉達は入学当初に緋奈が淵生にタックルをかました頃から何かと縁があり、4人と友達なったらしい。
「そんなことより、ほら席に戻りなよ。授業始まるよ? 」
「ほんまや、ほら緋奈、お前も席に着いとけ。」
「……むぅ」
「緋奈、いつまでも抱きついていないで座りましょう? 」
と、結夢が淵生に抱きつく緋奈を引き剥がそうとした時。
「……おい神依、どうなってやがる」
「……さあ? ただ、皆に拒否権がないことには間違いないかな」
2人が突然険しい表情になり教室を見渡した。気になった龍己が声をかけようとした瞬間、教室の床に幾何学模様が浮かび上がった。教室にいた生徒たちは混乱し、いち早く冷静になった天哉が
「みんな教室から出るんだ! 」
叫ぶも、遅かった。その声を最後に教室全体を光が包み、収まった頃にはそこには誰もいなかった。
徐々に暴走していきます。お楽しみに!