学園の派閥騒動 前編 6
俺達が処刑される未来を回避し、お嬢様を幸せへと導くことが長期目標。だがその前に、お嬢様の専属執事として相応しい実力を証明しなくてはならない。
前世の記憶というアドバンテージがあるだけで、俺は決して天才ではない。
けれど、自分の執事が最高だと証明しろとお嬢様が口にした。その期待を裏切るなんて出来るはずがない。天才でなくとも、お嬢様の専属執事は最高であると証明する必要がある。
その機会は思った以上に早く巡ってきた。新入生歓迎パーティーの設営を歴代の誰より上手くこなせば、お嬢様の信頼に応えられるだろう。
だが、クラスの代表に選ばれたものの、人心掌握はまったく出来ていないという最悪の状況からスタートしている。俺に反発した者達は別のグループとなったが、俺のグループに入った者も決して、俺を信頼している訳ではないだろう。
いずれは、このクラス全員を纏め上げる必要がある。
だが、まずはパーティーの設営を成功させることが先決だ。それには、俺と同じグループになった彼らの信頼を勝ち取る必要がある。
そう考えた俺は、メイン会場の設営をする仲間達を休み時間に集めた。
「集まってもらったのは他でもありません。メイン会場の設営について役割を分担したいので、みなさんの得意なことと、やりたいことを教えてください」
そうお願いすると、集まったクラスメイト達から困惑の表情が浮かんだ。その理由を予測しながらも、俺はどうしましたかと皆に問い掛ける。
それぞれが顔を見合わせ、やがてルークが手を上げた。
「シリル、おまえが指揮を執るんだよな?」
「ええ、そのつもりです」
「なら、なにをしたいか訊くのはどういう訳だ? パーティーの設営を成功に導くなら、それぞれに得意なことをさせるのが一番だろ?」
「たしかに、最大限の能力を発揮するのならそれが最善ですね。ですが、みなさんがここに通っているのは、様々なことを学ぶためでしょう?」
パーティーの設営は本番だが、同時に経験を積む練習の場でもある。
少なくともトリスタン先生は今のうちに失敗して学べと言っていた。失敗するつもりはないが、成功を優先してクラスメイトの学ぶ機会を蔑ろにするつもりもない。
そのことを伝えると皆が歓声を上げ、次々に自分の特技とやりたいことを訴える。どうやら、設営で自分のやりたいことに挑戦できるとは思っていなかったようだ。
俺はそれらの意見を纏め、皆がやりたいことを担当しつつ、特技でほかの者をサポートできるように仕事を割り振っていく。
最後に残すのはルーク一人となった。
「ルークはなにをしたいのですか?」
「俺は皆を統括する経験がしたいんだが……さすがに無理だよな」
「おや、そうでしたか。では、私の補佐をするのはいかがですか? 直接指揮をすることは出来ませんが、補佐として他人の指揮を見ることで学ぶこともあると思いますよ」
「……良いのか?」
「もちろん、ルークがそれで良ければ問題ありません」
ルークは「なら、ぜひ補佐をさせてくれ」と言って鼻の下を指で擦る。どうやら、俺の案は受け入れてもらえたようだ。
他の者達は問題ないだろうかと周囲を見回すが、彼らもやる気に満ちた顔になっている。
ひとまず、彼らが納得するだけの環境を提供できたようだ。今後も代表として彼らに見放されないように精進していくとしよう。
とまぁ、この調子でさくさくと設営をしたいところだが、パーティーは一ヶ月ほど先なので、設営に割り当てられた時間も最初は多くない。
午前中は通常の授業が続く。
授業では必要な知識を学ぶのだが、使用人には様々な場面でのサポートが求められる。
掃除や洗濯、料理といった家事全般に始まり、備品の買い付けなどの仕事。主人の書類仕事を手伝うこともあれば、パーティーでの選曲を任せられることもある。
中には一つのことに特化した使用人も存在するが、一般的な使用人はスペシャリストではなくジェネラリストであることが求められる。
ゆえに授業は広く浅く、足りない知識は自分で補えといわんばかりのペースで進んでいく。
――などと言うと大変そうに思えるかも知れないが、いま習っている内容の大半は俺が独学で学び、お嬢様に教えた内容ばかりなのでとくに大変と言うことはない。
別の観点からの意見を聞いて見識を深めていく。
淡々とこなしている内に、あっという間に午前の授業は終わった。
昼休み。
俺は早々に昼食を取り、お嬢様のクラスを訪ねた。さすが貴族が通うクラスというだけあって、入り口には護衛や使用人が控えている。
お嬢様のお世話をしに来たと使用人に伝えて教室に通してもらう。お嬢様はちょうど、筆記用具を片付けているところだった。
「あら、シリル。昼休みは来なくても大丈夫だと伝えたはずですよ?」
「私はお嬢様の専属執事ですから」
執事コースのクラスではゴタゴタがあったので、お嬢様も厄介事に巻き込まれていないか少しだけ心配になった――とはもちろん口にしない。
「ありがとう、シリル。では紅茶をお願いしようかしら」
「かしこまりました」
そんなやりとりをすると、周囲にいるご令嬢方がなにかを囁き始めた。
小さな声で部分的にしか聞き取れないが、主人思いの学生執事がどうのと話しているようだ。言われてみると、俺の他に学生を兼ねる使用人は見当たらない。
中等部の生徒で、既に誰かに仕えている使用人が珍しいのかも知れない。
「ふふっ。シリルは主人想いなだけではなく、紅茶を淹れる腕も一流なんですよ。みなさんも良ければ一緒にどうですか?」
「まぁ、よろしいんですの?」
ご令嬢の期待する目がソフィアお嬢様に集まった。
とはいえ、俺の紅茶の腕を期待したわけではないだろう。おそらくは、ソフィアお嬢様のお茶会に誘われたことに対する期待だ。
それに気付かないお嬢様ではないはずだが、彼女は笑みを絶やさない。
「もちろんです。シリル、お願いできるかしら?」
「仰せのままに。場所は、どこがよろしいでしょう?」
「そうね……向こうのテラスに持ってきてください」
「かしこまりました」
俺は恭しく頭を下げてから席を離れ、水を汲むために井戸がある中庭へと移動した。
貴族の屋敷などには、魔導具による給水システムが存在する。
貴族の子息が通う学園にも当然、魔導具による給水システムは存在しているのだが、学園の給水システムによって得られる水で紅茶を淹れると色や風味が変わってしまう。
紅茶を淹れるのに適していない水であることを、俺は事前に確認していた。
ちなみに、紅茶を淹れるには浅い井戸の水が合いやすいとされている。学園の給水システムはその水量の多さから、深い井戸を使っているのだろう。
そんな訳で、中庭にある井戸から水を汲み上げた俺は給湯室へと移動。
汲み上げてきた水をケトルに注ぐ。
「まずは――」
風の魔術を使い、ケトルに注いだ水に空気を含ませる。そうすることで茶葉を蒸らすときに対流によるジャンピングという現象が発生し、紅茶の味が際立つからだ。
ちなみに、魔術を使えばジャンピングを疑似的に引き起こすことも可能だが、空気を含ませることでお湯の味も変わるので、ジャンピングを疑似的に引き起こすだけでは不完全だ。
美味しい紅茶を淹れるのなら、ちゃんとお湯に空気を含ませる必要がある。
次に、用意した水を魔導具のコンロに掛けて沸騰させる。
多めに用意したお湯を使ってポットとカップを温める。温め終わったらお湯を捨てて、ポットに人数分の茶葉を入れ、勢いよくお湯を注いで蓋をする。
その後は、静かに置いて対流に任せるのだが――紅茶をお出しする相手には他所のご令嬢もいる。個別にティーカップに紅茶を注いで出す訳にはいかない。
毒の疑いを持たれないように、面前で淹れる必要がある。
ゆえにワゴンを使って、ティーポットを揺らさぬようにテラスへと運んだ。テラスの丸テーブルには、既にお嬢様方が揃っていて、彼女達の後ろには使用人達が並んでいる。
なにやら、ご令嬢方は純粋な好奇心を滲ませ、使用人達は無関心を装いつつもこちらの挙動に注視している。待っているあいだに、ソフィアお嬢様が俺を持ち上げたようだ。
だが、気にする必要はない。
俺はいつも通り、ソフィアお嬢様に最高の紅茶をお出しするだけだ。
「お待たせいたしました、お嬢様」
皆が見える前でティーカップを並べて、砂時計で蒸らしの時間を最終確認。ベストのタイミングでティーポットを手に取って、カップへ琥珀色の液体を注いでいく。
味の濃さにむらが出ないように、全てのカップに少しずつ注ぐ。そして最後の一滴、紅茶でもっとも美味しいとされるゴールデンドロップはお嬢様のカップへと落とした。
「ローゼンベルク地方が誇るファーストフラッシュ。その中から厳選した茶葉を使用しております。ストレートをオススメいたしますが、好みでミルクやレモンをどうぞ」
全身の神経を張り巡らせて、ご令嬢方の前に紅茶を並べていく。ティーカップに注がれた紅茶は波立たせないように、ソーサーを置くときは決して音を立てないようにお出しする。
最後にソフィアお嬢様の前にティーカップを置いた。
お嬢様は一呼吸置いてティーカップを手に取ると、最初に紅茶に口をつけた。貴族におけるマナーの一つで、主催者が提供するお茶菓子に毒は入っていないと証明する行為だ。
いわゆる毒味なのだが、白い喉をこくりと鳴らしたお嬢様は幸せそうに微笑んだ。
「さすがですね。あなたがわたくしの執事であることを誇りに思います」
「……もったいないお言葉です」
大げさすぎだと思いながらも頭を下げる。
けれど――
「え――、これが紅茶……ですか?」
ソフィアお嬢様に続いてカップに口をつけた、縦ロールのお嬢様が戸惑いの声を上げた。
――刹那、他のお嬢様方の後ろに控えていた使用人達は手を伸ばし、自分がお仕えするお嬢様が紅茶に口をつけないようにする。
既に紅茶に口をつけてしまった縦ロールのお嬢様に仕えるメイドが「あなた、お嬢様の紅茶になにを入れたのですか!?」と詰め寄ってくる。
テラスが騒然となるが、続けて声を上げたのは縦ロールのお嬢様だった。
「ま、待ちなさい。異物を疑った訳ではありませんわ。ただ、その……私の知っているどの紅茶よりも香り高くて、信じられないくらい美味しかったから驚いただけですわ」
「……信じられないくらい美味しかった、ですか?」
俺に詰め寄っていたメイドが困った顔をするが無理もない。さきほどのお嬢様の反応はどちらかと言えば困惑だった。異物の混入を疑われても仕方がない。
「た、大変失礼だとは存じますが、たしかめさせていただけないでしょうか」
困ったメイドはソフィアお嬢様に懇願した。
「え、えぇ、もちろん構いません――」
「――ダメです」
否定したのは、彼女が仕える縦ロールのお嬢様だった。
「ダ、ダメですか?」
困惑するメイドをよそに、縦ロールのお嬢様は再びティーカップに口をつける。残り一滴まで自分の分だと言いたげだが――さすがに周囲の視線に気付いたのだろう。
「い、いえ、いまのは言い間違いです。ソフィア様、失礼だとは思いますが、あなたの執事の潔白を晴らすためにも、うちのメイドに味見をさせてもよろしいですか?」
味見と言うことで毒を疑っている訳ではないと場を和ませる。最初はあれだったが、取り繕った彼女の対応は最善だ。
ソフィアお嬢様が快く応じることで、場の空気が和む。
けれど――
「こ、これが、紅茶……っ」
味見をしたメイドが目を剥いたことで再び小さなざわめきが発生した。
「し、失礼いたしました。その、あまりにこの紅茶が美味しかったもので」
「やはりあなたもそう思いますわよね」
「……はい。悔しいですが、私にはこのような味はどうやっても出せません」
主の要望を叶える立場である彼女にとって、それは実質的な敗北宣言だった。俺のような学生ではなく、プロのメイドの口からそのような言葉が出たことに驚きが広がる。
「す、少し大げさではなくて? あなたの実家は子爵家だから、最高級の茶葉は手に入れられないかも知れませんけど、伯爵家の娘である私にとっては……こ、これが紅茶ですの!?」
もはや乗りツッコミである。
だが、他のご令嬢方も揃って同じ反応を見せる。ここに来て、どうやら俺の淹れる紅茶は、他の者達の淹れる紅茶とは一線を画しているらしいと気が付いた。
――彼女らだけではなく、俺自身も。
いまにして思えば、お嬢様の専属執事にして欲しいと父に直談判してテストを受けたとき、試験官を務めた父が、俺の紅茶の淹れ方をずいぶんと気にしていた。
あれは、俺の紅茶を淹れる技術に驚いていたのだろう。
俺が紅茶をお出しするのはソフィアお嬢様だけだから気がつかなかったが、この世界の紅茶を淹れる技術はだいぶ遅れているということだ。ソフィアお嬢様は気付いていたはずだが――と視線を向けると、イタズラっぽい笑みが返ってきた。
お嬢様、気付いた上でいままで隠していましたね?
「ソ、ソフィア様、彼はどうやってこれほどの技術を身に付けたのですか!?」
「シリルは子供のころから紅茶を淹れるのが上手でしたよ。ねぇシリル、誰かに習ったの?」
「いえ、とくには」
俺が独学と口にしたことで、ご令嬢方やその使用人が目を光らせた。仕えるべき主と同い年でしかない子供が専属執事をしている、その特異な事情を理解したのだろう。
引き抜きなどが面倒に……いや、侯爵家の令嬢の使用人をこそこそ引き抜こうという者はいないだろう。それになにより、ソフィアお嬢様は俺が認められることをご所望だ。
俺の名を上げるために、お嬢様はこのタイミングで俺に紅茶を淹れさせたのだろう。
俺なら技術を秘匿して、お嬢様がお茶会を開くたびに俺に紅茶を淹れさせることで名前を売る。お嬢様のお茶会の人気も上がって一石二鳥となる一手だ。
だが、これはお嬢様が学園に通うようになって初めて経験する社交界。お嬢様がどうやって俺の名を上げるつもりなのかお手並み拝見といこう。
視線を向けると、その視線に気付いたソフィアお嬢様が微笑みと共に小さく頷く。それから、テーブルを囲むお嬢様方へと向き直った。
「もしよろしければ、シリルに紅茶の淹れ方をみなさんの使用人に伝授させましょうか?」
「本当ですか?」
弾んだ声がいくつも上がった。
けれど縦ロールのお嬢様は不可解そうな顔をした。
「……よろしいのですか?」
なにがとは言わなかったが、技術を安売りすることを指しているのは明らかだ。そして、俺や、おそらくは他の使用人達も同じ疑問を抱いたはずだ。
その答えを求めた皆の意識が、自然とソフィアお嬢様に向けられる。
「構いません。また、シリルから学んだ技術を誰かに伝えることも許可します。ただし、必ずわたくしの専属執事、シリルから学んだ技術だとおおやけにしてください」
誰かが息を呑んだ。
いや、誰もが息を呑んだ。
お嬢様の提案はそれほどまでに魅力的だった。
普通に考えれば、約束が守られないと思うかも知れない。ローゼンベルク家や、俺の名前はすぐに消え、技術だけが広がっていくと思うかも知れない。
だが、それはない。
お嬢様は大きな力を持つ侯爵家のご令嬢だ。そんな彼女から紅茶を淹れる画期的な技術を学ぶと言うことは特別な意味、ソフィアお嬢様と懇意だという証明になる。
その特権を易々と手放す者はいないだろう。
つまり、俺から紅茶の淹れ方を学んだ使用人達の主達がお茶会を開き、そのたびに紅茶の淹れ方はソフィアお嬢様のご厚意で専属執事のシリルから学んだと口にする。
俺が考えた方法よりも確実に宣伝効果が高い。
お嬢様はそのうえ、ほかの者にも同じ条件で技術を広めても構わないと言った。
これも先ほどと同じ理由で、簡単に広めるはずがない。ご令嬢達が広める対象は、自分達が懇意にしていて、ソフィアお嬢様の庇護を受け入れるであろう者達。
ソフィアお嬢様の影響力が多くの家に広がっていく。
お嬢様は俺の知名度を上げるのと同時に、自分の派閥を作るつもりなのだ。それほどまでの一手を十二歳の少女が考えついた。その事実に戦慄する。
だが、俺に相談もせずに派閥を作るなんて驚きだ。本来のお嬢様であれば、必ず俺に相談するのだが……なにか、そうせざるを得ない事情があるのだろうか?
分からないが、お嬢様がどんな選択をしたとしても、目的を果たせるようにサポートするのが俺の役目。その覚悟は既に出来ているので慌てることはない。
むしろ慌てたのは俺ではなく、ご令嬢方にお仕えする使用人だろう。
お嬢様はさきほど、シリルから学んだ技術であることをおおやけにするようにと要求した。
使用人の手柄を保証することで選民思想がないことを示しつつも、その意思を明確にはしない。選民派との敵対を望んでいる訳ではないとも示した。
どのような派閥を作るのか、お嬢様はたった一言に込めた。
だが、十二の子供でしかない他のご令嬢達にそれが伝わるとは思えない。むしろ、派閥の核を作ろうとしていることすら理解できているか怪しい。ご令嬢達の無邪気な選択が、実家の命運を左右しかねない。彼女達の使用人達は気が気じゃないだろう。
だから――
「そういえば、お菓子をお出しするのを忘れていました。こちら、クレープというお菓子です。お好みでハチミツや生クリーム、それに果物などを添えてお召し上がりください」
俺は唐突に切り出した。そして、自らご令嬢達に振る舞うのではなく、自分の主の好みに合わせて出していただきたいと使用人達にお願いする。
最初に俺の思惑を理解したのは、縦ロールのお嬢様にお仕えするメイドだった。彼女は「感謝いたします」と口にしてクレープを自ら仕える主のもとへ。
主の要望を聞きながらクレープにトッピングを乗せていく。その作業の途中、彼女は縦ロールのお嬢様に向かってなにかを耳打ちした。
それを聞いた縦ロールのお嬢様がこくりと頷く。
「ソフィア様。先ほどのお話ですが、シリルさんの紅茶を淹れる技術をぜひ、わたくしのメイドに教えていただけますでしょうか?」
「ええ、もちろんです。フェリス様の使用人には一番にお教えしましょう」
いままでの会話から、フェリスと呼ばれた縦ロールのお嬢様は子爵家のご令嬢だ。そしてこの場には少なくとも伯爵家の令嬢がいる。
にもかかわらず、子爵家のお嬢様を一番だと言った。身分よりも信頼関係が重要だと示した。その瞬間、他の使用人達が我先にとクレープを主のもとへと運ぶ。
その後の展開は説明するまでもない。
ソフィアお嬢様は俺の想像しているより遥かに才女として成長しているようだ。
お読み頂きありがとうございます。
お嬢様が派閥を作った理由は次回。その次回の後半では新入生歓迎パーティーに突入します。いままでに立てたフラグ、あれとかあれとかあれとかを一気に回収するのでお楽しみに。
面白かった、続きが気になる、修羅場が早くみたい。など思ってくださいましたら、ブックマークや下記の評価をポチッとよろしくお願いしますm(_ _)m