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53 異色な四人のトカゲ狩り

いつもよりちょっと長めです。


次回更新 2019/10/12 20時







「暇ね...」


「暇だね」


「ひ、暇ですねぇ...」



第二陣参入の初日、二日目でとんでもない量のプレイヤーが一気に来店してとんでもなく忙しかったけれど、クロエとショーイチが手伝ってくれたこともあって、なんとか乗り切ることが出来た。

3日目となる今日と4日目となる明日は、在庫補充という名目で店を休みとさせていただいた。第二陣参入前に大量に用意した服も消耗品も、ほとんど在庫が尽きてしまったからね。


服については作れる量がどうしても限られているから、十分な在庫補充はもう諦めた。これからも細々と、時間がある時に量産していこうと思う。


消耗品を作るにも素材が必要だ。そして、その素材も先ほど在庫が尽きた。素材を買いに行こうにも、どうやらここ二日間の特需によってほとんど素材が残っていないらしい。

なので急遽、冒険者ギルドに「薬草採取依頼」のクエストを張り付けて待っているのだ。


もう既にやる事のなくなった私たちは暇なのだ。



「平和だねぇ...」


「昨日までの喧騒が嘘みたいね」


「お、お茶淹れましたぁ...」



カウンターで片手間に布を縫いながら、そんな中身のない会話をエル姉、ミーナちゃんと楽しむ。こういう平和な感じ、すごい好きだなぁ...

気を利かせたミーナちゃんが用意してくれたお茶を飲んで一息つく。仲良くなった人たちと、ゆったりとした時間を共有する。冒険を楽しむMMOと言えど、こういう楽しみ方もたまにはいいね。


そんな優雅な日常を過ごしていると、締め切られたはずの店の扉がバーン!と開く。「休み」って看板掛けておいたはずなんだけど...



「マリカード!来たわよ!」


「えっと、勝手に来られても...エシリアさん」



燃えるような赤い髪を揺らしてドーンと入ってきたのは、この前エリアボスを倒した時にとてもお世話になった女の子、エシリアさんだ。

ピコーンと効果音が鳴り、<友鏡喚(ミラーコール)>で呼べるエシリアさんの回数がリチャージされた。一言会話したらOKなんだね。



「お久しぶりです、マリさん」


「こんにちは、エドさん。今日休みなんですけど...一体何事です?」


「リベンジよ!!」



リベンジって...何かあったっけ? エシリアさんと戦った事なんて今まで一度も...っていうか、まだプレイヤーと戦った事ないし。リベンジ...? 心当たりがないなぁ。



「エシリアちゃん、ちょっと静かにしてて...今日はマリカードさんに一つ、お手伝いをお願いしたく参った次第です」


「おてつだい?」


「えぇ、先ほど「北のエリアボスが少し前に討伐された」という情報を聞きまして...エシリアちゃんが「アタシ達も行くわよ!」と。流石に二人では厳しいと思い、是非マリさんにご助力いただけないかと...」



なんだ、そんな事か。リベンジ関係なかったね。

この前[猫魔女の集会]の4人でいった時もエシリアさんのコピーに助けられたし、借りを返すにはいいチャンスかな。ゆーて完全に自己満足な借りなんだけど、返さないよりはいいと思うし。その方が個人的にすっきりする。

今の彼女らの力量を見てみたいっていう理由もある。丁度いいね。



「分かった。今から?」


「急で申し訳ないんだけど、今からだね。...にしても良いお茶だ。淹れ方が上手い」


「暇してたから丁度良かったよ。お茶はこっちのミーナちゃん」


「君が? 若いのにお上手だね。お茶会で出ても遜色ない...ような気がするね。分からないけど」


「あ、ありがとうございます...?」



お茶を飲んだエドさんが、なんだかよく分からない褒め方をしている。まぁ、確かにお茶会で出てきてもおかしくないレベルだとは思うけどね。

一応念のため所持品の確認をしておく。試してみたいアイテムもあるし、いい機会だから持っていこう。



「あなたも魔女なのかしら? ほんっとマリの近くにいると、賑やかな話題が絶えないわね...」


「アンタも魔女? 見たことないけど」


「えぇ、[萌蘇の大魔女]エルディエっていうわ。医薬品づくりを主に探究している、マリの教育係よ」


「アタシは[炎熱の見習い魔女]エシリア! [惹火の古き魔女]の弟子ね!」


「あぁ、フィア婆...納得。これからよろしくね」


「よろしくしてあげるわ!」



私とエドさんが話している裏では、エル姉とエシリアさんが自己紹介していた。それにしても、エシリアさん【魔女見習い】になれたんだね。<友鏡喚(ミラーコール)>で呼び出した時には既に半ば確信してたけど、やっぱり本人の口から聞かないと分からないからね。

...ってことは、<魔女魔術>のレベルが30まで上がったってことかな? それについても話聞けたらいいなぁ。

ちなみにエル姉がフィアの名前を聞いて納得した理由を後から聞いたんだけど、「フィア婆の弟子って他に何人かいるんだけど、全員やたらうるさいし個性が強いのよ」らしい。


お茶を飲み、少しの間雑談する。一息吐いて、会話が途切れたタイミングでエドさんが切り出した。



「あまり長居するのも悪いし、そろそろ行こうか。エシリアちゃんもそわそわしてるし」


「早速行くわよ、マリカード!準備は出来てるんでしょうね!」


「あ、ちょっと待って。一つ提案」



エシリアさんとエドさんがいるなら万が一もないだろうし、どうせ北のエリアボスに行くのならもう一つの要件も一気に済ませたい。



「もう一人連れて行きたい人がいるんだけど、良いかな?」













「いやぁ、まさか魔女っ子様と爆熱幼女に囲まれて遠征なんてね! こんな羨ましい状況。...よく考えたら僕、過激なファンに命狙われかねないよねぇ...」


「そんな過激なファンは、流石にエシリアちゃんのファンと言えど...いないと思うけどね、多分...」



アイネール北の登山道、やたら硬い亀と魔法飛ばしてくるトカゲが多いゲーム内屈指の不人気エリアを歩く私たち四人。にこにこしながら先頭でスキップしているエシリアさんに、その後ろで油断なく周囲を見渡し、エシリアさんが転ばないようにいつでもフォローに入れる体制を取っているエドさん。煙の出る木の棒のようなアイテムを手に持っている私と、「北の街に今から行くけど、一緒に行く?」という甘言に即座に「もちろん!」と返してきた、[鍛冶師]の小柄な赤髪ポニテ僕っ子女子のカーネルさんだ。



「にしても、それ凄い効き目ね! あの鬱陶しい亀やらトカゲが寄ってこないなんて、夢みたいじゃない!」


「確かに...前の時もそのアイテムがあれば、俺達もあんなことにはならなかったんだろうね...」



エシリアさんとエドさんが、私が手に持っている煙を出している木の棒をみて口々に感想を述べる。

これは昨日難波さんが「新しいモン見つけてきましたわ!はいこれ試供品、いっぺんつこうてみ!使い勝手教えてや!」と矢継ぎ早に喋って渡してきたアイテム、「魔物除けの香」だ。

「魔物除けの香」についてはエル姉の昔話でも出てきたから知ってたんだけど、まさかそれがタイムリーに渡されるとは思ってもみなかった。


ちなみに効果は「煙の出ている間、レベルの低い魔物が寄り付かなくなる」というもので、火をつけて大体30分くらいは燻り続けて煙が焚かれ続ける。さすがに昔話と同じように1ヵ月持ったりはしないよね。

効果も覿面で、亀もトカゲも寄り付いてこない。おかげさまで、さながらピクニックのような平和な登山だ。難波さん、良いアイテムだよこれは!


ちなみにエドさんの言っている「前」とは、まだ北のボスが未討伐だった時の話。エシリアさんと二人で登山道を登っていたら、案の定亀やらトカゲにぼっこぼこにされ、急いで逃げた先のボスエリアでしっかりとどめを刺されたって聞いた。

そりゃそんなやられ方したなら、エシリアさんもリベンジに息巻くよね。


それにしても「魔物除けの香」、めっちゃ使い勝手良いなぁ。っていうか...



「難波さん、どこからアイテム探してきてるんだろう...?」


「ん?難波...? 聞いたことある名前ね...」


「あの人だよエシリアちゃん、この前やたら高い紅茶を売ってた人」


「あっ、あー!アイツね! 次会ったら燃やさないといけない奴!」


「えっ...なんでそんな過激なんだい...?」


「この前、たしかレンヴァイツだったかな。街中で行商屋台を開いていてね...ふらっと立ち寄ったエシリアちゃんが、言葉巧みに高級品の紅茶を売り込まれてね。

エシリアちゃん、買ってしばらく経ってから後悔してたよ。「無駄な買い物してしまったわ...」って」


「あんなのズルよ!」


「美味しかったけどね」



確かに難波さんは言葉巧みに言いくるめてくるけど...まさかエシリアさんにも売り込むとは。怖いもの無しかな?

...っていうか、エドさんも止めなかったんだね。言い草からして近くに控えてたっぽいけど。買った紅茶もちゃっかりご相伴に預かってるみたいだし、エドさん結構抜け目ないよね。











テクテク歩いて、道中の魔物を全部無視してボスエリア前まで来た。早速足を踏み入れると、以前と変わらない鉄の鱗を纏った巨体がこちらを向く。

鉄鱗の大トカゲ(アイアンリザード)。私たち[猫魔女の集会]の四人がゲーム内で初めて討伐を成し遂げた、記念すべきエリアボスだ。...なんだか前より小さいけど。弱体化の影響なのかな。



「マリカード、指示は任せたわ!」


「りょーかい。エドさん、ボスの攻撃には耐えられそう?」


「正面からは恐らく無理だね。もう一人前衛が欲しいところだけど...」



エドさんはパーティメンバーを見渡す。目に入るのは間違いなく後衛のエシリアさんに、遠くから応援するつもりの非戦闘職のカーネルさん。そして休日を満喫していたガーリー系の私服に身を包んだ私。

流石のエドさんもこれには苦笑だ。



「...贅沢は言えなさそうだ。マリさんにサポートしてもらえたら、そこそこ耐えられるとは思うけど...正直自信はないね。長時間は厳しい」


「わかった。カーネルさんは確か<火魔術>が使えたよね?」


「うん、鍛治に使ったりするからね。そこそこ育ってるけど...まさか僕も?」


「カーネルはエシリアさんと一緒に後衛お願いね。私とエドさんで前衛をやろう。エシリアさんは、大技の魔法を使う時は"絶対に"声かけてね」


「分かったわ!」「了解」「おっけー」



戦闘前の相談が終わり、陣形を整える。鉄鱗の大トカゲ(アイアンリザード)はその防御力に絶対の自信があるのか、こちらが何かを仕掛けるまでは絶対に動かないらしいからね。ボスエリアに入った後にしっかり準備を整えるのが、掲示板で出回っている「一番簡単な攻略法」だ。



「初手エシリアさん任せた!その後エドさんヘイト!」


「任せなさい! <[炎熱の魔女]の振舞ヒートウィッチスタンス>、<轟炎(バーストフレイム)>ッ!」



流れる溶岩のように煌々と赤く光るオーラを纏ったエシリアさんが杖の先に巨大な炎の弾を作り出すと、まるでテニスのサーブのように思い切り杖を振りかぶってその炎の弾を撃ち出した。空気を焼きながらボスに迫るその炎弾に、こちらが行動を起こさないと動かないと言われている鉄鱗の大トカゲ(アイアンリザード)も唖然とした顔だ。爬虫類でも目が点になるんだね...「こいつマジか」とか思ってそう。

程なくその炎は鉄鱗の大トカゲ(アイアンリザード)に着弾し、炸裂するように炎がバーンと広範囲に広がった。断末魔のように『ギャァアア!』って聞こえたけど、これ私必要だったかなぁ...?


っていうか<[炎熱の魔女]の振舞ヒートウィッチスタンス>ってなに! 私そんなかっこいいスキル知りませんけど!そもそもエシリアさんってまだ[炎熱の()()()魔女]じゃん!なんで既に[炎熱の魔女]って言っちゃってるの!?

皆がそろって<(スタンス)>系使ってるのを後ろから羨ましく見てたんだけど、魔女にそういうスキルがあるなら教えてほしかったよ。クリス...エル姉...!



「今日もいい火力だね、エシリアちゃん。<集敵(ヘイトギャザー)>」



炎と煙が晴れて、攻撃を受けたエリアボスが見えてきた。エシリアさんの無慈悲な一撃で既にHPが2割削れている。

怒り狂ったようにシャーシャーと牙と爪を剥きだす鉄鱗の大トカゲ(アイアンリザード)。その目にはこころなしか怖れが見え隠れしているような...?

間一髪その太い尻尾でガードしたみたいだけど、代償にその太い尻尾は根元から千切れて吹き飛んでしまっている。


「これ、僕必要なくないかい...?」と後ろの方で不慣れな杖を構えるカーネルさんが、奇しくも私と同じ感想を口にしていた。それを聞いたエシリアさんが「ふふん!このアタシと共に戦えること、感謝しなさい!」と小さな胸を張っている。二人とも小柄だし、なんだか微笑ましい。



ヘイトを買ったエドに鉄鱗の大トカゲ(アイアンリザード)が突進してくる。エドは鉄の大盾で両手でしっかり持ち、中腰になって正面から防ぐ。

いつもより小柄な大きさで、尚且つ尻尾がなくなった分軽くなっている。これくらいの突進なら正面からぶつかって、ボスの動きを止めてダメージを稼いだ方がいいとエドさんは考えたのだろう。


ズガンという衝突音が響き、ずりずりと押されながらもなんとか正面から受けきった。削れたHPは<水癒>で回復。



「行くわよ!<炸矢(エクスプロードアロー)>!」


「僕も...!<火矢(ファイアシュート)>!」


「<杖撃(スイング)>...ッ」



エドさんが隙をつくった鉄鱗の大トカゲ(アイアンリザード)に、後衛の二人から炎の矢が飛んできた。エシリアさんの放った着弾と同時に炸裂する強力な矢に、カーネルさんの非戦闘職にしては良く育っている火の魔法が突き刺さる。


私も思い出したかのように覚えていた<杖術>の<杖撃(スイング)>を使ってみたけど、当たった瞬間に手が痺れた。クロエの「堅いの嫌いにゃ...」っていう気持ちが分かったよ。


その後はエドさんからヘイトを貰い、最近使っていなかった<鏡魔術>を駆使して回避系の前衛。自分自身をホログラム化して敵の物理攻撃を無効化する<虚像(バーチャルイメージ)>を使ったり、危ない攻撃には<友鏡喚(ミラーコール)>でグレンやエドさんを召喚して対処する。

その間に他の三人がビシバシ攻撃を入れてくれる。


鉄鱗の大トカゲ(アイアンリザード)唯一の魔法攻撃である岩のブレスの予備動作は、エシリアさんが完全に見切っていた。<魔女魔術>の<魔視(マギビジビリティ)>という技能で魔力の動きが分かるらしく、「マリカード!」という声に合わせてエドさんに隠れてやりすごした。



「<友鏡喚(ミラーコール)> /カトリ丸!」



ブレス後の大きな隙に、とどめとばかりにカトリさんを召喚。第一陣のトップを突っ走る彼なら、きっと一撃で切り伏せてくれる...と思ったのだけど。



「あれ...?」


「何よその雑魚...」


「いやいや...トッププレイヤーのはずだけど...」


「は?...まぁいいわ、<燎焔波(ダイダルフレイム)>!」



満を持して召喚したカトリさんは、滅茶苦茶弱かった。なんというか、本物に比べて剣の振りが数段劣っているというか...

そんなカトリさんの幻影は、エシリアさんの炎の波にボスと一緒に飲まれて消えて行った。カトリさん、AI操作じゃ弱いのか...<友鏡喚(ミラーコール)>によるコピーと本物に大きな差があるパターンもあるってことね。覚えておこう。



「案外あっさりだったわ...」


「最初の時はボコボコにやられたんだけど...結構弱体化されてたね、エシリアちゃん...」











無事北の街に到着。鉄鱗の大トカゲ(アイアンリザード)が思いの外弱体化していたみたいで、リベンジに燃えていたエシリアさんにとっては若干不完全燃焼だったみたいだけど、次のエリアボス攻略は一緒にやろうって誘ってみたら機嫌も直った。

カーネルも街に入って一瞬にしていなくなっちゃったし、エドとエシリアとも現地解散することになった。



「マリカードさん、今日は助かった。またお茶飲みに行くよ」


「今日は...その、助かったわ」


「いつでも頼ってよ。大体店にいるから」


「...うん」


「じゃ、またね」



やる事も終わったし、第二陣プレイヤー用のスキルスクロールでも仕入れて帰ろう。良い一日だった。















◇◆◇ 新登場スキル ◇◆◇



▼魔法系スキル

 ▽炎熱魔術

  <炸矢(エクスプロードアロー)> Lv5

  着弾と共に小さな爆発を起こす炎の矢を数本撃ちだす。


  <轟炎(バーストフレイム)> Lv15

  バスケットボール大の炎弾を撃ちだす。

  着弾した瞬間に爆発し、周囲に炎を撒き散らせて継続ダメージを与える。


  <燎焔波(ダイダルフレイム)> Lv30

  魔法陣から溢れだすような大量の炎の波で敵を飲み込む広範囲魔法。



▼魔女系スキル

 ▽<[魔女]の振舞(ウィッチスタンス)>

  魔女にのみ伝わる特殊な<(スタンス)>系技能。効果は人により異なる。

  →[炎熱の魔女]の場合、火系魔法の威力が上昇し、追加効果をより広範囲にする。


 ▽魔女魔術

  <魔視(マギビジビリティ)> Lv10

  空間に漂う魔力を視認出来るようになり、魔法攻撃の予備動作が分かるようになる。

  スキル名を発言せずとも発動でき、効果発動中は虹彩の色が緑から紫のグラデーションに変化し、淡く光る。
















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