とりあえずの生活場所発見(惑星編)
さて、最初から酷い結果になったな。
今俺は何処にいるか?と言うと、銀河の中心にあるブラックホールの中である。
「まいったなぁ」
ブラックホールに直立しながら俺の体が認識できない事を認識する。
「体は潰れてないし、適当に脱出すればいいか」
ブラックホールは一応天体、物質の集まりなので直立することはできる。まぁその前に大体潰れるがな。
「反重力」
重力を推進力として使用できるように重力に反発するようにする。
まぁ直後おぞましい速度で宇宙空間に飛び出すハメになるのは当たり前だよなぁ?
「変身」
宇宙空間に完全に飛び出したところで巡航形態になる。まぁ基本的に瞬間移動を使っていたので長らく使っていなかった形態である。まぁ人間っぽい生命体が住んでいるところを探すために変身した。
人間にはちょっとした執着があるからな。元人間ってだけだが。
巡航形態は、どれだけ長い距離を短時間で移動できるか?という形態なので、特徴として摩擦などは一切気にせず、光速とかに制限などもされない。形はマグロっぽい。
「おっ発見」
1時間くらい銀河を漂っていると運よく人間が住んでいる星を発見したので突っ込む。
勿論減速を忘れずにな。
とりあえず秒速3㎞ぐらいまで減速する。
大気圏に突入を開始、この時点では俺は隕石のように見えている事であろう。
大気圏を抜けると成層圏に突入し、海が見えてくる。
「海に落ちよう。うん」
落下地点を決定する。そしてそのまま降下、海面に直撃する。まぁかなりの水しぶきを立てながらの着水する。
そして着水直後に人間形態に戻り、陸地に瞬間移動。
陸地はビーチだった。どうやらシーズン中ではないのか人はいない。俺が全裸で一人佇んでいるだけだ。
「………とりあえず服着るか」
寒くはない、というかそもそも熱い寒いとかあんまり関係のない姿だが、やはり何か着ていないと安心できない、というか羞恥心が掻き立てられる。
「適当にパーカーでいいだろ」
と言う事で適当な繊維を創り出して腕を針にして高速で下着を編み上げた上でズボン、パーカーの順で作成する。
まぁ即興で作り上げたものなので大した性能はついていない。ちょっとした物理無効と魔法無効程度だ。強度もそれほどではないし。着心地優先で作り上げたからな。
「まぁ、海に打ち寄せる波でも見てるか。暇だし」
そこらへんにおいてあったビーチパラソルと椅子の上に寝っ転がりサングラスかけて一足遅れた夏の気分を味わっておく。
「あー……寂しい」
人っ子一人いないビーチで寝っ転がるのはあまりにも寂しすぎる。海の中はクラゲで一杯だし。だからといって入れない訳ではないがな。