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最高にイカれた歓迎

ちょっとした戦闘。

入った瞬間お出迎えしてくれたのは、恒星を破壊できるほどのエネルギーを秘めた光弾の群れであった。


「あぶねぇ!」


唐突な事態に反応が微妙に遅れ、数発、身体に着弾する。


「いきなり何をするんだよ。俺じゃなかったら危なかったぞ」


命中した箇所がそれぞれ球形に消失するが、1秒後には元通りになっていた。


時間逆行的再生タイムリープリザレクションと名付けている技術である。食らった瞬間、一瞬時間を巻き戻す事で、『光弾が命中した』という結果から生じた『傷がついた』という派生的な結果を傷がつく前に戻す事によって、元の結果をそのままに派生的な結果をなくする技術である。


時間操作が出来れば誰でも出来る簡単な治療法だ。


周囲を確認すると、旗艦級フラッグシップと同等の能力を持つ精神現像メンタルホログラムが俺を取り囲んでいた。


やっぱ人型にする機能は搭載しない方がよかっただろうか?まぁ言っても仕方がない。


「制圧射撃としても弱いな。何が目的だ?」


最低でも銀河消滅クラスの武装しか積んでいなかった気がする。まぁいい。


「リミッター3段階解除。能力段階スキルギア上昇」


マルチバースレベルに上昇した上で、能力制限の一部を解除する。リミッターと能力段階は別にかけてあり、モードで主に変動するのはリミッターよりもギアの方である。


因みにこんな感じである。


第零ギア パンピー。何もできない。

第一   簡単な時間操作程度。これが基本。

第二   完全な時間操作とか

第三   ちょっとした創造

第四   創造系統以上

第五   次元の移行とか

第六   新しい時空、次元の作成。

第七   ほぼ完全

第八   存在する能力全て

第ω   存在する可能性の可否に問わず全て


八とωの間には大量のギアが挟まっているが、記載する必要性がないので省略する。因みにωの存在する可能性の可否とは、虚数だとか矛盾してるだとか、そんな感じの奴である。例えば、『なんでも貫く矛』と『なんでも防ぐ盾』が同時に存在させうるだとかそんな感じである。


結果が出ようが証明できようができまいが存在させられるのである。結果は知らん。


とりあえずこっちから攻撃してみるか。手始めに軽いジャブからでも。


大火球ビッグファイアーボールからの爆発的膨張ダイナミックダイナマイト


技名言うのはアレだ。流石にいきなりよく分からない現象が起きて死にましたとか萎えるだろ?相手もさ。俺もる気失せるし。所謂ハンデ的な奴だ。


今回は火球は膨張させただけである。まぁ簡単だな。規模も軽く銀河飲み込む程度の膨張だし。


中心温度は一瞬で100兆度を超え、熱に耐性の無い全てのモノを一切合切焼き尽くす。


しかし、その程度で損傷していては旗艦級フラッグシップの名折れである。無論無傷で反撃を繰り出してくる。


「しっかし無言で戦闘ってのもアレだな。地味だ。分かりずらいし。もっと技名とか叫んで戦闘しようぜ、ホラ。状況分かりずらいじゃん?」


繰り出す攻撃は様々だ。建物どころかこの地域一帯は先の火球で焼滅してしまったし、相手も加減する必要性もなくなったのであろうか?威力の上昇もそこそこ、密度も結構凄まじい事になっている。


「おいおい、シューティングゲームだったらなんだこのクソゲーっつって投げられてるぞもう」


とりあえずまぁ爆発した瞬間色々なものが消し飛ぶ弾幕が視界を埋め尽くす花火のようにまき散らされ、たまにその奥から軽く半径10mはあろうと思われるビームが何本も突き抜けてくる。


「大分手加減されてる感が否めなくて頭に来るからとりあえずちょっと本気だす」


ギアとリミッターをさらに上げる。


「消去、沈黙、停止」


目の前を埋め尽くしていた色とりどりの弾幕は全て消え失せ、世界の全てが停止する。


「おっと範囲がデカすぎた」

「ま、いいか。『必殺』全力の右ストレート」


一体目をとりあえずぶん殴る。


「動け」


世界は再度動き出し、殴った精神現像メンタルホログラムが消滅する。跡形もなくな。


「偽物か」


消滅耐性はついてたはずだし、ただ単純な『必殺』で消滅するほどの防御性能はしていなかったはずである。少なくとも5重以上の即死概念を同時に打ちこまないと崩壊しなかったはずだしな。


「面倒だな。萎えたし一気に終わらせるか」


マジメにやってたゲームのエンディングが伏線とか全部無視して適当に終わったような妙な虚無感のようなものが心の中を埋め尽くす。


「吸引、即死、消滅」


一気に引き寄せて全部まとめて殺してから消滅させる。派生的な結果による死ではなく、直接的な死。生命ある物ならば抵抗の余地はない。


「お見事です」


背後から声が聞こえる。


「俺ともあろうものが背後をとられるとはねぇ。成長したじゃあないか。中二病」


まだ死んでいなかったのか、という驚愕と共に、成長を実感する。


結構前の、アレだ。俺が人間から卒業した世界で出来た弟子だ。懐かしい。

規模が小さくてなんか途中で書くの萎えた感がある。

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