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思春期高校生、神様の弟子になる。  作者: 千葉 京
1章 唐突な天界からの始まり
6/14

6話 話はまた脇道へ…

1万字目指して書こうと頑張っていたのですが、字数が埋まらず、納得が行かずに投稿するの遅れてました。

とりあえず出来たところまで上げます。


投稿遅れてすいません。

 

 なぜか天界で修行をしてもらうため居候することになったわけだが…。


  「そもそも鍛えるとは何をするんですか?」


  最悪ティナリーゼさんに甘えて緩くして貰おう。


「基本的には戦闘訓練がメインで後はこの世界の知識を蓄えて貰おうかな」


 よし甘えようっと!

 このスケジュールはきついでしょ絶対。


「あっ、ちなみに先生役は戦闘訓練の方がミアで、勉強の方はシャリーナがやるから鍛えてもらいなよ?」

 

 ニヤニヤしながら言ってるニシア様。


 絶対心読まれてたなー、と呆れと羞恥心で顔が赤くなる志露賀。


「でも本当に僕なんかがいていいんですか?女の子に悪戯するかもしれませんよ?」


 今度は逆にニヤニヤしながら言う志露賀。


「まあ、その時はその時だが天使族の羽には仲間との感覚共有が備わってるから1人に手を出したら全員に軽蔑されるぞ?」


 さらにニヤニヤしながらニシア様が言う。


「くっ、ならニシア様ならセーフですか?」


 食い下がりながらも再度聞いてみる。


「まあ、軽〜く天罰だな」

「すいませんしたっ!」


 志露賀は正直に謝罪した。




  ーー意識が戻って来て最初に見えてきたのは和谷様の心配そうな顔でした。


「良かった、やっぱりニシア様に大丈夫って言われても心配したよ」


 どうして和谷様に肩を抱かれているの?


「ティナリーゼさん大丈夫?まだ気分でも悪い?」


 和谷様がこんなに私のことを心配してくれてる。


 ティナリーゼはそっと志露賀の首に手を回して体を引き寄せた。


「え⁉︎、ティナリーゼさん本当に大丈夫?」


 志露賀はティナリーゼに抱きしめられながらも、ティナリーゼの心配をするが側から見ればただのイチャついたカップルだった、……そう側から見れば。


「なにニシア様に認められたからってイチャイチャしてるんだ!」

 

 怒号が神殿内から2人の体の奥まで響き、途端にパッと立ち上がる2人。


「別にニシア様に認められたからイチャついてるわけではないですよ、ただティナリーゼさんが寝ぼけてるだけで」

「そこは私を庇うところですよ!違うんですミア様私朝とか寝起きが弱くてよくぼーっとしちゃって、今回も無意識なのです」

「そうかお前は無意識にそこのニシア様に気に入られた奴の事を抱きしめてしまうのか?」


 血管を浮かべながらティナリーゼの弁明を論破して行くミアと横で楽しそうに微笑んでいるシャリーナ。




 ーー数分後、やっとミアのお説教が終わりそうな頃合いを見計らってシャリーナが声を掛ける。


「ではそろそろ本題に入りましょうか、ミアももう満足したでしょう?」

「ふん、この続きは稽古でしてやろう」


  満足気に鼻を鳴らして答えたミアの背後にいる2人は正座をさせられてしょんぼりとした表情で俯いていた。


 天然のティナリーゼはすぐに立ち直り、志露賀のことを思い出して話し出した。


「でもすごいですよ!和谷様があのニシア様に認められるなんて!てっきり殺されるのではとヒヤヒヤしましたよ」

「まあせっかくついてきたティナリーゼさんはまさかのフリーズだったけどね」

「その点は本当すいませんでした、私も会ったことないのでそこまでは気づかなくて」


 立ち直ってまたすぐに落ち込むティナリーゼ。


 ティナリーゼさんは単純で素直だなーと考えているとシャリーナさんが咳払いをして話し出した。


「貴女は固まってて聞いてないと思うのでニシア様からのお言葉を伝えます、貴女を志露賀さんの世話係に任命する、と言っておりました」


 ティナリーゼは数秒固まった後。


「なななんで私ですか?私下級ですよ!落ちこぼれの雑用ですよ!」

「それ自分で言っちゃダメでしょ?」

「和谷様は黙ってて下さい!これは天使の話です」

「それは気になるなぁ〜」

「話に入ってこないで下さい、ややこしくなりますから!」


 テンパってて状況を把握出来てないティナリーゼにミアが端的に言う。


「つまり2人共々鍛えてやるって事だな」


 ティナリーゼは徐々に把握してきた状況の中の疑問を質問する。


「でも和谷様の世話係とは何をするんでしょうか?」


「主にやって貰うのは通い妻的な事です」

「つまり奥さんになるって事ですか?」


 顔を赤くして聞き返すティナリーゼ。


「全く違います、言い直すとメイドのように家事やこの世界の常識等を教えてあげて下さい」

「それならいいんですけど…」


 まだ少し赤いまま俯くティナリーゼ。

 そしてすぐさま何かを思い出すティナリーゼ。


「そういえば稽古って何ですか?」

「それはお前ら2人は全く魔法や武術を扱えないから私が直々に教えるようニシア様に言われたんだ」

「私は少しくらいなら使えますよ」


 プンプンと言いそうな表情で抗議するティナリーゼ。


「でも僕は剣道も何にもやってないから相当時間掛かっちゃいますよ?」

「それでもお前が一人前になるまで付き合ってやる」

「つつつ付き合う⁉︎」


 ティナリーゼさん、それは誤解だ。


「それよりそろそろ呼び方を決めませんか?お前お前って言われるのはちょっと…」

「別に構わないが、なんて呼べばいいんだ?」


 意外にあっさりだな、ミアさんならもっと突っかかってくると思ったのにな。


「呼び捨てで志露賀で良いですよ」

「ならそれで決まりだ、志露賀明日から鍛えるから覚悟するんだな」


 ティナリーゼさんがぶつぶつと「私はまだ呼んだことない…」といじけていた。


「ティナリーゼさんも名前で呼んで下さいね」

「えっ良いんですか?ならお言葉に甘えて…志露賀さん」


 ううんと再度咳払いをしたシャリーナが会話を遮る。


「3人とも話は終わったかしら?」


 ピキピキと音が鳴りそうな感じで血管を浮かせて怖い笑顔で3人に問いかけるシャリーナ。


「「「ごめんなさい」」」


 これが3人の今言える一言だった。

次は魔法や武術の描写を書いていきたい(願望)。


なるはやで仕上げて上げます。

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