やっぱり馬鹿な友人
ちょっと流れが強引です
「なあ…」
いつもとは違う声のトーン。こいつにしては珍しいな
「どうした?」
「いや、あの、あのさ」
「何だよ?」
少し苛つきながら聞く
「金…貸してくんね?」
は?
「何でだよ」
「今俺十円しか無かった」
「………」
俺はなにもいわずに英世を渡す。くっ!さよなら英世……!
「さんきゅな」
「てかお前今日暗いな、どうかしたんか」
「うん…チャリの……タイヤがさ、破裂しちまって。学校まで押してきたら腹減った」
「やっぱお前馬鹿だな」
きっと今の俺の言葉は心の底からの言葉だろう。
「いやだってさ!十円だぜ!?修理代すら払えんもん!」
「開き直んな!てか何で破裂したんだよ!」
「知るか!ガラスの中を突っk」
「それじゃあああ!」
やっぱりこいつは馬鹿だな!
因みに昼飯だけじゃ無く、修理代も俺が出したぜ。さよなら英世たち……。何で俺が……泣
意見、感想、いつでもお待ちしておりますよ