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おさがしの方は、誰でしょう?~心と髪色は、うつろいやすいのです~  作者: ハル*
アレだよ、アレ。…って、なんだっけ。
53/66

筋の通し方




答え合わせを終えてから、採掘に取り掛かることにした俺たち。


とはいえ、何の素材があるかがハッキリしていないから、どうしようかってなった。


「素材によっちゃ、モリオンの時みたいに希少なものはあまり取らない方がいいってこともあるでしょ」


と俺がカムイさんに聞けば、「まあな」とだけ。


いくつかのひとまず、近くの壁を削ってみて、物によっては元に戻すことにしてエアーカッターを使って削っていく。


広範囲でドカーンとやるなら、またエアーボム使えばいいけどね。


「こっちのこの辺りも削ってみろ、アペル」


「ん。わかった、ここから……ここくらい?」


「いや、もうちょい右に行っていい」


「じゃあ……ここ?」


「ん。その辺りまでで、そうだな…これっくらい削れるか?」


そう言いながらカムイさんが手で示してきたのは、30センチくらいだろう幅。それくらいの奥行きまで削ってみろってことだね。


「りょーかぁい」


オートコピーでエアーカッターの枚数を増やしていき、範囲を広げて削っていく。


削って出てきた土を、素材とかも全部まとめて一か所に積んでいく。あとで分離すればいいからね。その陣を大きめに描いておき、その上に積むようにした。


「……なんだか、普通に工事とかやっている感じに見えますね」


ジャンさんがカムイさんに話しかける。


「カムイさんが現場監督で、アペルが作業員みたいな?」


その話にサリーくんも入って、イメージを伝えてくる。


と、カムイさんが鼻で笑って。


「こーんな、とんでもない従業員はいねえよ」


って言った。


「ちょ…っ。カムイ、その態度、酷くない?」


「そうか? 呆れるような能力しか持ってないだろ。作業員って感じじゃねえだろ」


「えぇえええー。なんで鼻で笑われなきゃなんないのさ、納得いかない」


俺がそう文句を言うと、カムイさんがすぐさまツッコんでくる。


「鼻で?」


とか言いながら、鼻をヒクつかせて。


「ぶふっ」


「鼻で、か? なあ、アペル」


また鼻をヒクヒクさせつつ、念押ししてくる。


「ちょっとぉ。やめてってば、手元が狂うって」


「……」


今度は無言で鼻をヒクヒクと、俺がふき出すまで動かしてニヤついている。


「カムイのバカッ!」


バカと罵りながらも、滑稽なことをしているカムイさんの姿に笑いながら涙が止まらない。


笑いが止まらなくなりながら、使っているエアーカッターにあとどれくらい削るかの設定を追加で付与する。


数が多いので、エアーカッターの上に大きな魔方陣を浮かせて、全部に一気に付与するように。


「もう! なんで作業の邪魔するの。時々バカみたいなことして、人の腹筋を崩壊させるよね」


「お前の笑いの沸点が低すぎるんだっての。お前、前にそう教えてくれたろ?」


たしかにそんな話もしたかもしれないけど、ちょいちょい笑わせてくるのは止めてよね。ましてや、作業中だってのに。


「アペル、アペル」


サリーくんの声に視線を上げれば、カムイさんの隣でサリーくんまでもが鼻をヒクつかせている。


「増やさないで! そこ!」


無言で、ただ鼻をヒクヒクさせてるだけなのに。なんでこんなにおかしいの、もう。


「…上手くいかない」


その横でこっちに背中を向けて、悲し気に呟くジャンさんがいた。


のぞきこめば、二人とは鼻の長さというか形状というかそれが短いらしくって、本人が納得する感じにならないんだとかで凹んでいた。


「何で二人に対抗しようとしてるの? ジャン」


「アペルが笑うなら、その技は習得して然るべき」


「いやいやいやいや、習得するジャンルがおかしいからね? 別に俺を笑わせなきゃいけないなんて規則はないから。それに、言い方が固すぎ」


思わずそう言い返すと、ものすごく恨めしそうな顔でこう言い返された。


「俺には武器が少なすぎる」


盛大なため息つきで。


「俺の仲間になる条件に、そんなものないってば。それに武器って、ジャンは十分に強いでしょ? 事務処理能力も高いって聞いてるよ? 交渉術だって」


ジャンがあまりにも自分には価値がないみたいなことを言いだすもんだから、慌てて思いつく順にジャンの武器だろうものをあげていく俺。


「……んなもん、ナンバーズにいたから役に立っただけでしょ。アペル。……俺はね? もっとアペルの力になりたいし、アペルが楽しそうにするキッカケになりたいんですよ」


ショボンとわかりやすくしょげているジャンさんを見上げ、俺は困った顔つきになる。


視線を感じてそっちへと顔を向けると、さっきと変わらずに鼻先をヒクヒクさせ続けている二人の姿があった。若干、申し訳なさそうな顔で。


「も…っ、もうダメ! それ禁止! それと、人には向き不向きってあるでしょ? ジャン。だから、鼻をヒクヒクできなくっても、不正解じゃないんだからね。そういうのやれなくても、俺のそばにいるんでしょ? いるよね? っていうか、鼻が上手く動かせなくてもここにいて! いい? 返事は?」


この二人、絶対に面白がってる。ジャンさんが出来ないって言ってからもやってるあたり、確信犯だ。


「三人とも、返事!」


「わーかったよ。やんなきゃいーんだろ」


「はーい。やめまーす」


「……はい。わかりました。たとえ、鼻がどうしようもなくてもアペルのそばにいさせてください」


「あぁあああ…」


いいんだか、ダメなんだか。もう…ジャンさんってお堅いんだから。真面目ともいうけどね。


それでも、彼が俺のことを彼なりに大事に思ってくれているが故のそれなんだと思えば、顔がついゆるんでしまうわけで。


口元を手のひらで覆うように隠して、三人に背中を向ける。だらしない顔を見せないために。


いっぱいのエアーカッターの様子を見ていると、作業自体はあと少しっぽいや。


さっきまで考えていたことを、ふ……と思い出して、その流れで思っていたことをあの子に聞きたくなった。


「……ねえ、ライラ」


今はサリーくんの頭頂部に乗っかっている彼女に、気になったことを聞いてみる。


「なぁに」


ん? もしかして話を聞いてくれる? やった。


「気になってたことあるんだけど、聞いてみてもいい? さっき話題に出たノームのことなんだけど」


自分が立てた仮定を思い浮かべて、今こうして採掘をやっているけどいいのかな?って思ってはいて。


「この場所か、もっと奥に…か。ノームが採掘してほしくない物がある可能性があるのなら。採掘をして出てきてもそれは返すか、話をした上ですこしだけ分けてもらえたらって思うんだけど。ノームと交流すること自体、難しいことなんだよね? きっと。……ライラはノームとは交流ってあるの?」


ゆっくりとそう話していくと、やっぱりな仕草をライラがする。


チラッとだけ、カムイさんへと視線を向けたんだ。


ライラと…か、精霊と…か。どっちかとカムイさんの間に、何かがあるのかもしれないよね。ジャンさんも引っかかっていたみたいだけど。


「まあ、そうね。可能性はゼロじゃないような。本人に聞いてみなきゃわからないけどね。……それと、ノームに関しては直接交流したことはないのよ。なんせ、性格が違いすぎて」


「性格?」


問題がそこなんだ。


「だってあたしは自由気ままって感じなの、見てわかるわよね?」


「まあ、うん。そんな感じなんだろうなって思いはしたけど、見た目そのままかは決めかねてた」


「…プッ。あなたもそこのジャンって人と大差なく、真面目な感じね」


「そう?」


首をかしげながら、ジャンさんの方を見るとなぜか嬉しそうだ。


「ノームはね、真面目で固くて融通が利かなくて、古いしきたりにばっかり縛られがちで」


あっちの世界の絵本に書かれていた性格に近そうだな。


「あと、お酒が好きなのは正解?」


元の世界の絵本の中の彼らは、鍛冶の才能に特化した種族だったはず。そして、お酒が好き。


「あら? 会ったことないのに、よく知ってるわね」


「前に住んでいた場所の本に、それらしい話が載っていた記憶があってね。同じだったら、美味しいお酒持って話が出来たらいいなって思ったんだよ。……コンタクトって難しい?」


俺がそう言うと、今度は彼女が乗っているサリーくんの頭にギュッと抱きつくような仕草をして見せた。


「難しいんなら、いいよ。……ただ、相手が嫌がることは極力したくないし、縄張りを荒らすような真似も本当はよくないんだろうなって思ってるからさ。今、採掘している物の中で彼らが大事にしている何かがあるなら、筋を通した上で……ってさ」


まだ会ったことも見たこともない彼らの姿を、元の世界で見た絵本の姿で想像をして。それから、俺がやっている錬金術の一部は、彼らがやっていることにも近からず遠からずなこともあり。単純に話をしてみたかったっていうのも、会ってみたい理由だったりした。


「サリ……。サリの方で扱える精霊魔法の方で、誰か仲介者になりそうなのはいないの? アグーあたりとか」


どこか躊躇ってみえたライラが、サリーくんに問いかける。


「アグー…って、火の方だっけ。たしかに、ノームは鍛冶の関係で火の精霊とはかかわりが深いって聞いたことがあるような」


と言ってから、サリーくんが視線を斜め上にあげて考えている。か、何かを思い出そうとしているのかも。


「あー……俺の方じゃ、ちょっと無理かもしれないな。っていうか、アペル。精霊のライラの姿を視認出来てるなら、アペルにももしかしたら精霊魔法を扱える可能性があるんじゃないの? って思ったんだけど」


考えがまとまったようなサリーくんがライラの問いかけに答えるかと思いきや、なぜかこっちに話が飛んできた。


「え? 俺?」


驚く俺に、カムイさんがステータスの方を確かめてみろと言い出す。


「お前、思ったよりも自分のステータスとか隅から隅まで見てないんだろ? もしかしたら何かヒントになることが書いてあるかも知れねぇだろ」


そう言われてみれば、たしかにそこまで確かめていない。自分にはどこまで何が出来るのか、って。


ステータス画面を出して、順に見ていく。


カムイさんが俺の肩に乗っかって、覗きこむように見ている。


両サイドからは、ジャンさんとサリーくんがアゴに手をあてて真剣に見ていた。何で二人とも同じ格好なんだろう。


自分の三頭身のそれは変わらず。脚力云々の注釈付きのアレも、変化なし。


右端のページを広げる矢印を、順にタップしては画面を広げていく。


「こうやって改めてみると、本当に規格外ですね。アペルは」


ジャンさんが、ほう…と息を吐きながら呟く。


「俺たちにはない項目ばっかり。というか、魔法の項目の増え方がおかしい。途中からほぼ新規の魔法ばっかり」


それは言われても仕方がないことだなと、苦笑いを浮かべる。


こっちにある魔法の応用をして、結果的に使い方はコッチの人たちが使わない方法とかになりがちだから、結果的に新規の扱いになっちゃうんだよね。想像魔法っていうかさ。


「これじゃ、登録と確認の作業が追いつきませんね。…今のナンバーズにこの状態全部知らせたら、大変なことになりそうですね。というか、魔法の確認作業はアペル込みになるから、アペルがナンバーズの方から戻ってこられなくなりますね。……うん。コレ、教えなくていいです。俺の権限で許可します」


ジャンさんがおもむろに言い出したことが、なんだかおかしい。


「でも今はナンバーズの人間じゃないでしょ? そんな権限あるの?」


思わずそう言い返すと、ふ…とやわらかく笑んでから。


「いいんですよ。いろいろな権限は、アペルの元に来ることが決まって以降にアレコレ出してもらってますんで。国王陛下と宰相(あの二人)に」


そんな権限、もぎ取ってきたのか。


ポカンと口を開けていると、ジャンさんが「指の動きが止まってますよ」とツッコミを入れてきた。


「あ、あぁ。うん」


順にスクロールしていくページを目で追っていく、四人と精霊が一人。


「ん? 精霊云々は書いてねえけど、会話自体は問題なさそうな感じだな。ここを見ると」


カムイさんが指し示したのは、習得言語っていう項目のあたり。


「こんな項目、いつ出てたんだ?」


記憶にない。というか、初期の段階にこんなにページあったか? ここまで増えたってこと?


「アペル。サリーが召喚したコレと、どうやって会話できてる感じなんだ? お前」


コレって、ライラのことかな。


カムイさんにそう聞かれて、普通にみんなに話すのと同じように聞いて話してるだけだと返す俺。


不意にカムイさんが、ジャンさんの方へと顔を向けた。


「ジャン。お前さ、口に出さなかっただけでコレとアペルが会話している時の言語について、理解してて知らんふりしてたろ」


カムイさんにそう問いただされたジャンさんが、「ええ」とだけ返す。


「え? そうなの? っていうか、違う言語なの? 俺が普通に話している言葉とは」


俺の耳にはすべて同じ言語にしか聞こえていないからな。


「アペル」


俺のことをそう呼びながら、ジャンさんが俺の右横から一歩ほど横にズレたかと思えば。


「俺はてっきり知ってて話しているものだと思っていました。かなり長いこと、ですがね。俺たちとも普通に話せていましたし。……ただ、違うんだなと認識したのは、ついさっきです」


ジャンさんが穏やかな表情を浮かべながら、そう告げた。


「アペル」


今度はカムイさんが俺に聞いてくる。


「俺がお前と出会った時、俺はこの世界のものじゃない言葉で話しかけた。そもそもで、死にかけてて使う言葉を選んでいる余裕なかったしな」


「え? そうだったの?」


そんな感じもあの時の話してて違和感もなかった。


この世界に来た時のことを思い出す。あの謎の日記を開くと、見たことがない文字の羅列があって、それを真面目に書いて学んでいった後に、自分の中に吸収された感じになって、熱が出て。


その後には、最初の話をした猫の齋藤さんとの会話に困ったことはなかった。


だから、てっきりその先で話す誰とでも交わしている言葉は、共通言語なんだろうって思っていたのに。


ライラが話す言葉が他の言葉だっていうのは、わかった。うん。でも、他の人たちとはどうだったの? 俺。


…にしても、まさかのカムイさんもがそうだったのか。ま、アレだよね。ホーンラビットだしね。人と同じ言語なわけないか。あまりにも普通に会話が成立していたから、何の疑問も感じていなかった俺。


「でも、なんでこのタイミングでそのことを話すの?」


あの時以降、そんな話題になったことはない。カムイさんの様子からいくと、あえて言わずにいたってこと?


「まあ、その話についても、後から俺がする俺についての話に関係するんだけどな。…ま、それもまとめて話すとして、その前にいろいろバレそうな感じではあるな。この流れだと」


カムイさんらしくない言葉が出てくる。


「アペルには、今まで俺が口にしてきたことについて謝んなきゃなんねぇことがある」


「……え」


「が、それは互いを守るためと、お前を信用してなかったわけじゃなかったが、明かしていいことかを図ってた」


カムイさんらしくなく、どこか苦しげな声だ。


出会ってからここに来るまでのカムイさんのことを思い出してみる。一緒にやったこと、教えてもらったこと、叱られたこと、褒めてくれたこと、俺が泣いている時にかけてくれたたくさんの言葉と温かい腕。


「……いや、いいよ。うん、別にいい。カムイは俺に害を与える人じゃないからね」


これまでの、俺が見たことも触れたこともないカムイさんのことを勝手に想像して、もしかしたらって言葉で頭をいっぱいにするよりも。


「俺が見て触れてきたカムイしか、俺は知らないから。そこだけで十分、信じるに足るって」


素直に感じた方へ、行ってみよう。だから、俺はカムイさんを信じる。


しばし、カムイさんと至近距離で見つめ合ってから。


「ははっ」「ふはっ」


どちらからともなく、ふき出して。


「わーかった、わかった。アペル。あとでキッチリ話をすっから」


「ん。言質取ったからね? 忘れないでよ?」


「はいはい」


この距離間だって、数か月の中で作られた俺とカムイさんだけが持つものだ。他の誰かとのものでもない。


「まあ、なんだ。その……お前はそういうやつだって思ってたけどよ。なんつーか、くすぐってぇな。こういうの、慣れてねえから」


カムイさんの長い耳の端っこが、ほんのり赤い。


「可愛い、カムイ」


耳をスリッと指先で撫でると、カムイさんが耳の赤い部分をどんどん広げていきながら、腕をブンブン振って騒ぐ。


「やめろって言ってんだろ? バカが」


照れ隠しのそれに、俺はまたほっこりしながら、カムイさんの話を早く聞きたいなと思っていた。


「さて、と。話を戻しましょうか、アペルとカムイさん」


ジャンさんがパチンと手を叩き、意識を引っ張ってくれる。


「悪ぃな、ジャン」


「たまには役目を代わってもいいでしょう? いつもやってもらってるんですから。ね?」


二人がそんな感じで話してから、カムイさんが「あのよ」と言いづらそうに話を切り出す。


「ノームに筋を通してから、素材を手に入れたい。そこがアペルが求めてること。…で、よかったか?」


モゴモゴと珍しく控えめな声でそう呟き、俺の顔にさっきの照れ隠しの続きか頬をもふもふした手で押してくる。


「合ってるよ? カムイに何かいい案でもあるの?」


その手をキュッと軽く握って、指先で撫でながらそう返すとため息が聞こえた。


「あのよ……。後で話す俺の話に関係してくることなんだけどよ…」


カムイさんが言いにくそうにしていると、サリーくんがポソッと呟いた。


「先に話しちゃった方が、話が早そうな気がしてきたんすけど」


と。


誰からともなく、互いに視線を交わしあい。わずかな間の後に、「わかる」とカムイさんが破顔した。っていっても、顔はうさぎのままだけど。


「俺自身もそう思ってんだけどよ、話が長くなりすぎっから話さないだけのことでよ。…ま、先出しって感じで、この状況を打破するために一つだけ明かすことにするか」


話を切り出したカムイさんの声は、さっきよりはいくらか明るい。


ピョンと俺の方から地面に降り立つカムイさんが、顔を上げてジーッとサリーくんの頭の先を見上げている。


そして、短く呼んだ。


「ライラ」


彼女の名前だけを。


その呼びかけに、「は…っ、はいっ!」とものすごく焦った感じでカムイさんの前へと降下していくライラ。


「手伝え。……言ってる意味、わかんだろ?」


カムイさんがそう告げた時、ライラがまるで騎士がやりそうなそれっぽく、地面に片膝をつけて立てている足の膝へ軽く折った右腕をのせて頭を垂れた。



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